今回『kufura』では、20~60代の男女402人を対象にアンケートを実施。LINEを教えたくないと感じる相手や、その場の対応方法について調査しました。
約45%が「LINE交換したくない相手がいた」と回答
nullまず、LINEの交換をためらったことがあるかを尋ねたところ、約45.5%(183人)が、LINE交換を避けたくなった経験があると回答しました。
【「LINE交換しよう」「LINE教えて」と言われて、この人とは繋がりたくないと思ったことはありますか?】
ある・・・45.5%(183人)
ない・・・36.6%(147人)
LINEをやっていない・・・17.9%(72人)
およそ2人に1人は「LINE交換したくない」と感じたことがあるという結果に。では、どんな相手に対して「LINEを教えたくない」と思うのでしょうか。アンケートからは、以下のような傾向が見えてきました。
どんな人にLINEを教えたくない? リアルな声をチェック!
null初対面や関係が浅い人
「Facebookで繋がった“形式上の友達”。日頃なんのお付き合いもないのに、教えたくない」(64歳男性/その他)
「初対面の人。まだ気が合うかも分からないのにLINE交換はしたくない」(53歳女性/主婦)
「面識がなく単に“○○の紹介で知りました”というケースは120%断ってます」(60歳男性/営業・販売)
初対面や、関係がまだ浅い相手にはLINEを教えたくないという声が多数ありました。例えば、FacebookやInstagramで繋がっただけの知り合いや、業務上の繋がりにすぎない場合など、急にLINEを交換するのには抵抗を感じるようです。

しつこい、面倒な人
「しつこく何度も連絡してきそうな人」(41歳男性/その他)
「めんどくさい人、空気が読めない人」(61歳男性/営業・販売)
「よく喋る人やおせっかいな人」(41歳男性/コンピューター関連以外の技術職)
頻繁にメッセージを送ってきたり、あまりにも多くの情報を一方的に送りつけてきたりする人にもLINEを教えたくないという人が多くいました。返信が大変だったり、面倒に感じるLINEは疲れてしまいますよね。
価値観や性格が合わない人
「運気を下げそうな人の悪口ばかり言ったりする人」(54歳女性/その他)
「性格的に合わない人とはつながりたくはない」(67歳男性/その他)
ネガティブな話題を持ち出す人や、他人の悪口を頻繁に言う人とのやり取りは、精神的な負担を感じる原因に。相手の価値観や性格に不安を感じると、LINE交換を避けたくなりますね。
職場・仕事関係の人
「アルバイト先で知り合ったお話好きなおばさん」(59歳女性/主婦)
「会社の苦手な上司」(56歳男性/その他)
「職場で、シフト交換が目的なんだろうなとおぼしき人」(37歳女性/主婦)
職場や仕事関係の人とのLINE交換は、一歩間違うとプライベートと仕事が混在してしまう危険があります。気を使わなければならない状況に陥らないためにもLINEを教えることをためらう人が多いようです。
ママ友・子ども関係の人
「苦手なタイプのママ友。やたらグイグイくるタイプのママ友」(40歳女性/その他)
「子どもの部活メンバーのママたち」(53歳女性/主婦)
「子ども同士仲良しの親」(52歳女性/主婦)
子どもを通じて知り合った親同士の繋がりでも難しい場合が。押しの強いタイプのママ友や、部活動などを通じて集まる親たちとは、プライベートな部分を守りたいなどの思いから、むやみやたらと繋がりたくない、LINEを教えたくないという意見が目立ちました。
関係が微妙な人とは難しい……
「距離感がよくわからない義理の姉妹」(41歳女性/主婦)
「婚活パーティーであった人」(43歳女性/総務・人事・事務)
「呑み屋で知り合った人」(68歳男性/金融関係)
ほかにも義父母や兄弟姉妹、婚活パーティーや飲み会で出会った人など、関係性が複雑であったり、まだ確立していない場合、無理にLINEを交換したくないと考えるようです。

教えたくないとき、どうやって断る?みんなの対処法を紹介
nullでは、実際にLINEを教えたくないとき、どのように対処しているのでしょうか。アンケートに寄せられた声をピックアップしました。
とりあえず交換するが距離を置く
「とりあえず交換して返事を徐々に減らしていく」(43歳女性/総務・人事・事務)
「教えるが、最初から必要最低限しかLINEはしないと断っておく」(49歳女性/総務・人事・事務)
「仕方なく登録して、通知OFFにする」(47歳女性/営業・販売)
多かったのは「仕方なく交換する」というケースです。この方法では、最初はLINEを交換しておき、少しずつ返事を減らしていったり、通知をオフにすることで、相手に「この人とはLINEでのやり取りが少ない」と感じさせることができます。相手を直接拒絶することなく距離を置きたい場合に選ばれているようです。

「LINEはしていない」と言う
「LINEはやっていない、と嘘をつく」(60歳男性/その他)
「LINEは放置しているから交換しても無駄とやんわり断る」(52歳女性/総務・人事・事務)
「LINEをやっている事を自分から公言しない事。聞かれてもやってないといいます。後から繋がってもいいなと思えたら、最近始めたと言います」(36歳男性/デザイン関係)
LINEを使っていないと伝えることで、交換を避ける人もいました。事前にLINEを利用していることが伝わっている場合は「LINEは得意じゃないのでメールで」という風に、別の連絡方法を提案するという意見もありました。

スマホが使えない“ふり”をする
「スマホを忘れたフリをする」(45歳男性/営業・販売)
「スマホ調子悪くて近々変えるから、またその時でも良い?と、とりあえず逃げる」(47歳女性/主婦)
「バッテリーが切れたと断る」(35歳男性/コンピューター関連以外の技術職)
「充電が切れている」「スマホを忘れた」など、技術的な理由でLINEを交換できないと伝えることで、うまく避けている人もいました。後日また機会があれば交換しようという流れを作れると気まずさも軽減されそうですね。
他の連絡手段を提案する
「『LINEはやっていないから、メールで』とメールアドレスを教える」(60歳男性/その他)
「Instagramを教えてDMをしてもらう」(30歳女性/その他)
「XのDMを使う」(67歳男性/その他)
他のSNSやメールでの連絡を提案する方法もありました。代替案をだすことで自然にLINE交換を回避することができます。
ストレートに断る
「ストレートに断る」(68歳男性/金融関係)
「教えたくないと直接言う」(43歳男性/コンピューター関連技術職)
「率直にお断りする」(32歳男性/その他)
もっとも直接的で効果的な方法は、やはりはっきりと「LINEは教えたくない」と伝えることです。ストレートに言うことで、相手が無理に交換を迫ることがなくなります。とはいえ、これには勇気が必要で、相手との関係が崩れるリスクも伴うので慎重に……!
このような断り方もありました
null「また後でと取り敢えずその場ではしない」(63歳女性/主婦)
「間違った電話番号を教えて、その後連絡を取らなくします」(66歳男性/総務・人事・事務)
「手こずるふりをする。あまりLINEしないから、苦手でと言いながら。諦めてくれたら、ラッキー」(30歳女性/学生・フリーター)
「後で交換しよう」とその場を流す方法や、「間違った電話番号を教える」ことで連絡を取れなくする手段をあげる人もいました。ほかにも、あえて手こずるフリをして「LINEはあまり使わないので」と伝えることで、相手がそのまま諦めてくれるのを期待する声もありました。

LINEの交換を避けたい理由にはさまざまなものがありますが、共通しているのは「プライバシーの保護」や「関係の深さに応じたコミュニケーションを大切にしたい」という気持ちです。もし、LINEを教えたくない場合でも、相手を傷つけずにうまく断る方法を工夫すれば、円滑に関係を維持することができるはず。自分の気持ちを大切にしながら、相手との距離感を上手に調整していきたいですね。

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。