1:写真を撮ってカテゴリを選ぶだけ「AI出品サポート」
null商品の写真を撮影して、カテゴリを選ぶだけで商品名や商品説明を入力してくれるのが「AI出品サポート」です。写真の枚数や詳細さにもよって商品説明の詳細さは異なりますが、写真のようなキャラクターが表示されている間に文章を入力してくれて出品の手間は大幅に削減されます。
ブランドロゴを撮影すれば、ブランド名も入力してくれますよ。英語表記で入力が面倒!という商品の場合は本当に助かります。
またAI出品のいいところは、ノーブランドの服を出品するとき。ブランドのものならば、そのブランド名がキーワードになるのですが、ノーブランドの場合はキーワードが見つかりにくく、さらに何をポイントに商品を説明したらいいのかわかりにくいのです。
そこでAI出品サポートを使ってスエットを出品してみると、「ラグランスリーブ」というワードが出てきました。おそらく、これがこの商品のウリになる部分で、「ラグランスリーブ」も一定の検索が見込まれるのでしょう。キーワードに悩んだときにこそ、AI出品サポートが活躍してくれますよ。
さらに過去のデータをもとにして価格の提案もしてくれるので、販売価格設定の参考にすることもできます。この価格は変更可能なので、送料などを踏まえて納得できない場合には変更していきましょう。
注意点としては、商品のダメージや状態などは出品者が商品を確認しながら出品した方がいいということ。AI出品サポートでも、写真から判定ができないと商品説明に反映されません。ダメージの写真を明確に撮影できれば商品説明に反映されるのですが、それが正しいとは限らず……。
やはり出品者が自分の目で見ながら入力した方がミスがなく、結果的にトラブル防止につながりますね。
2:いくらで売ろうと悩んだら、いっそのこと価格はつけない!
null出品時に悩むことの1つは、販売価格です。高くては売れないですし、安すぎると損をしてしまいます。また自分で売りたい価格もあるでしょうから、価格は出品者泣かせでもあるのです。もし価格が決めにくいと感じたならば、価格を設定しないで出品をしてみましょう。
メルカリには「価格なし出品」機能があります。文字通り、価格を設定せずに出品する方法で、出品時に「価格を設定しない」をオンにして出品をしていきます。
そして、出品されたら価格が表示されるところは「???」となり、価格が表示されていないのです。
価格設定なし出品は、購入したいと思うユーザーから価格を提案します。出品者がその価格で売ってもいいと思ったら「承諾」、売れないならば「辞退」を選ぶ仕組みです。出品者が承諾をすればその価格で販売が開始されて、購入することが可能となります。
そのあとの取引は通常通り。もし価格の提案があっても24時間以内に出品者が確認をしないと、辞退とみなされます。
価格の提案がされても実際に購入されるかはわかりません。また価格を提案したユーザーではない他のユーザーが購入することもあります。販売が開始されたということは、誰でも購入のチャンスがあるからです。
価格なし出品は、まるでオークションのようだと感じるかもしれません。複数の人が価格を提案する可能性があるので、そうなれば1番高い価格を提案したユーザーと取引したくなるもの。
でもメルカリのルールとして、価格なし出品をするときに、1番高い価格を提案したユーザーに販売をすることや専用出品をすると記載するのは禁止されています。出品者が納得できる価格を提案したユーザーとの取引を進めていきましょう。
3:バーコードを読み込むと商品情報が自動で入力される
null商品についているバーコードを読み込むと、商品名や商品説明の一部が記入される「バーコード出品」。対象のカテゴリは「本・音楽・ゲーム」「コスメ・香水・美容」「家電・カメラ (スマートフォンは除く)」となっていて、本を出品する際、筆者はほぼ毎回この機能を使っています。
本のタイトルが自動的に入力されますし、著者や定価、ハッシュタグも書かれます。販売価格は過去のデータをもとにして提示されることもあります。
写真は1枚以上必要で、商品の汚れや傷、書き込みの有無などは自分で記入することになりますが、バーコードさえ読み込めればある程度正しい情報が入力されるのが使いやすさのポイント。
AI出品サポートでも同じようなことができますが、情報量が多く必要ないと思う部分も書かれてしまうことも。その部分の添削や削除を考えると、シンプルな出品ができるバーコード出品は使いやすいと感じることも多々あります。
先にも書いたように、対象カテゴリが決まっているので、もし使える商品なら活用してほしい機能の1つです。(対象カテゴリであっても、「商品が見つかりませんでした」と表示されることがあります。その場合には、通常の出品やAI出品サポートを活用しましょう)
メルカリに出品をするには作業が伴いますし、全く手間がかからない!というのは無理があるかもしれません。でも、出品のハードルを下げるような機能がリリースされていて、もしかしたら今後ももっと便利な機能が使えるようになるかも。そう思いつつ、今の機能を使いこなしていくのもよいのかもしれませんね。
※ メルカリのご利用・それに伴うやりとりに関しては、個人の責任のもとで行ってください
フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。
2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。