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おみくじで「凶」をひいたらどうする?2025年初詣の前に知っておきたい「凶」対策

いよいよ2025年、新年と言えば、やはり一年の運試しに「おみくじ」を引きたいと思っている人も多いのでは? 
引く前のドキドキ感はたまりませんよね。そして想定外の「凶」や「大凶」を引いてしまった時の落ち込みと言ったら……実はそんな苦い経験をした人って意外といるようです。今回『kufura』では、20代以上の男女500人にアンケートを実施。おみくじで「凶」や「大凶」を引いた経験とエピソードについて教えてもらいました。2025年、あなたがもし「凶」や「大凶」を引いてしまっても大丈夫! 今回はみんなのエピソードを参考に、乗り切り方をお教えします。

おみくじを引く人の54%が凶・大凶の経験あり

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「おみくじ」には種類があり、神社やお寺によって個性が表れるものを用意していますが、一般的には、「大吉」「中吉」「小吉」「吉」「末吉」「凶」「大凶」の7種類あるところが多いようです。

こんなに種類があるのだから、できれば「凶」「大凶」は引きたくないもの。でも引きたくない時に限って引いてしまったり、何度も続けて引いてしまう人も少なくないみたい。

そこでまずはどれくらいの人が「凶」や「大凶」を引いた経験があるかを調査してみると、「ある」と答えた人は、「ない」という人よりも多く、約45%ということがわかりました。ちなみに「おみくじは引かない」という人を除くと、「ある」という人は54.1%。つまりおみくじを引いた経験がある人の半数以上が「凶」「大凶」を引いたことがあるようです。

■あなたは神社などでおみくじを引いた際、「凶」「大凶」を引いたことはありますか?

「ある」……44.6%(223人)
「ない」……37.8%(189人)
「おみくじを引かない」……17.6%(88人)

【おみくじを引かない人を除いた412名での割合】
「ある」……54.1%  「ない」……45.9%

では実際に「凶」が出てしまったとき、みんなはどんなことをしているのでしょう。またどんな気持ちでいるのでしょう。実際にやっている行動を教えてもらいました。

おみくじを引く人の半数近くが「凶」を引いたことがある!

6割以上の人がおみくじかけか境内の木に結び付けている

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凶を引いて最も多くの人が行っていることは、おみくじかけや境内の木などに結ぶという行動。6割以上の人が引いたおみくじを結び付けて帰ることがわかりました。おみくじを結ぶことは「神様とのご縁を結ぶ」とか「木々の生命力と自分の願い事を結びつける」という意味があると言われています。しかしこれについては、神社によってもさまざまな見解があるため、こうするべきという決まりはありません。だから持って帰ってもOK。おみくじをどうするべきかは、自分の判断で決めるといいでしょう。

「神社に結びつけて、凶を引いたことを忘れる」(33歳女性/弁護士)

「いつもそうなので、ああまたか、くらいにしか思わない。木には結ぶけど、運勢は変わらない」(49歳男性/デザイン関係)

「凶や大凶は境内の木にくくりつけると浄化されると思うので、くくりつけて帰る」(54歳男性/その他)

「念の為、木にくくりつけますが、大凶が出ても全く気にしない(良い結果だけ信じます)」(60歳女性/その他)

おみくじかけに結んで帰る人、多し。

4割が「気にしない」「忘れる」、2割が「受け入れる」

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「凶」を引くとやはりショックを受けたり、悔しいと思う人は少なくないでしょう。そのため「気にしない」「なかったことにする」「忘れる」という人が多いようです。実際、神社で結び付けると手元からなくなるため、忘れてしまうかもしれませんね。

「結果によって行動を変えたりはしない」(47歳男性/コンピューター関連技術職)

「大吉でもおみくじの内容が厳しいものがあるし、凶の場合はそれ以上悪くならない。あまり気にしすぎないようにしている」(50歳女性/学生・フリーター)

「やっぱりねと思いながら平気なふりをする」(57歳男性/コンピューター関連技術職)

「単なる迷信だと考える」(73歳男性/企画・マーケティング)

しかし本来は、結果を受けとめ、書いてあることを受け入れ、これからの生活に活かすのがいいと言われています。運試しとはいえ、内容をきちんと受け入れようとしている人も少なくないようです。

「内容を読んで気をつける事は心にとめておく」(41歳女性/主婦)

「素直に受け入れ、困難に立ち向かう」(44歳男性/その他)

「最初はくそーと思ったがこれ以上悪くならないよう、前を向いた」(62歳女性/主婦)

一方、「凶」を引く確率は少ないし、これ以上悪くならないので、逆にラッキーだったと考える人も。前向きに考えることはいいことかもしれません。

「これから先は上り調子だと信じる」(40歳女性/その他)

「逆に喜びました……。かなりの低い確率だと聞いたので」(53歳女性/その他)

「身が引き締まる思いをするのでそれはプラス面があると思う」(67歳男性/その他)

中にはこんな人も! やはりどれくらい凶が入っているのか、凶を引く確率が気になる人もいるようです。

「神社の凶が出る確率を調べる」(67歳男性/その他)

結果に満足できず「引き直す」はあり?

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おみくじの引く回数に決まりはないので、引き直しをしても問題はないようです。大切なのは、きちんとお参りをした後で、神様に願い事や目標をきちんと伝えてから引くこと。おみくじを通じて神様の意見を聞くことができるとされているので、むやみに引いては意味がないようです。

「もう一度引き直しました」(41歳女性/主婦)

「もう一度引いてみる。それでダメだったら諦めて境内の木にくくる」(50歳女性/主婦)

「凶以外が出るまで他の神社を回った」(59歳男性/営業・販売)

吉が出るまで神社をホッピングするという人も。

おみくじは持ち帰ってもいいの?捨ててもいいの?

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引いたおみくじはもちろん持ち帰っても大丈夫です。その場合、大切に保管するといいでしょう。人生に迷いがある時におみくじを読み返すことで、前へ進む後押しをしてくれる場合もあります。保管する場所は、バッグや財布の中、家の机、神棚などどこでもいいようです。間違っても、ポケットに入れっぱなしにして、後からボロボロになったおみくじが発見される……なんてことはないようにしましょう。

「そのまま持ち帰ります」(36歳男性/デザイン関係)

「記念に保管してる」(40歳女性/その他)

「念のために持っておく」(52歳男性/営業・販売)

ちなみに、何人か「捨てる」と答えた人がいましたが、実際に捨ててもいいのでしょうか? 本来であれば、近所の神社の古札入れや、古いお守りが積まれている場所へ返納するのがベスト。でも神社やお寺に行けない場合はゴミとして捨ててもいいようです。その際は、神様に対して失礼がないように感謝の気持ちを込めて捨てるといいでしょう。

「凶」や「大凶」の結果が出てしまったらどうする!? 

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最後にみなさんがおみくじで「凶」「大凶」を引いた時の気持ちや思い出を教えてもらいました。「凶を引いた後に受験に失敗した」「長生きができないと書かれていてへこんだ」「新婚旅行なのに凶を引いた」など、なかなか辛いエピソードもいくつかありましたが、今回は「むしろ珍しくてラッキー」「今後は運勢が良くなることに期待」といったポジティブな意見を集めてみました。

「その結果を覆したくなる」(31歳男性/その他)

「災い来るなら来いやーっていう気持ちでした」(44歳男性/その他)

悪い結果を糧にする……、これこそポジティブ思考ですね!

「おみくじの結果がたとえ大吉であっても、その年にその通りになった覚えがないので、気にしないようにしようと思った」(45歳女性/その他)

「むしろ嬉しかったです。何だかんだいっても珍しい事なので」(48歳男性/その他)

「不安なことが起きないように心掛けられるため、ある意味良いような気もする」(50歳女性/主婦)

「逆に確率が低いものを引いたので、厄払いができたんだ位の気持ちでいるように心に決めた」(52歳男性/営業・販売)

結果の受けとめ方を変えれば、いい方向に捉えることができますよね。そして話のネタにするのもありかもしれません。

「友達に思わず見せびらかして笑い転げた」(57歳女性/コンピューター関連技術職)

ちなみに、実際に凶を引いた年に幸運が訪れた人もいましたよ!

「年始に神社にて凶を引いたもののその年に結婚をしたので、あながち当たらないものなのかなと思っています」(41歳男性/その他)

この結婚が「吉」なのか「凶」なのかは、ご本人のみぞ知る、ですが……。

初詣の記念に、おみくじを引いてみますか?

みんなの「凶」「大凶」を引いた時のエピソードは参考になりましたでしょうか?

おみくじは本来神様からのお告げやアドバイスが書かれたもの。「凶」や「大凶」を引いても落ち込む必要はありません。おみくじの結果そのものではなく、内容が大切。結果は何であれ、書かれたことをしっかり受けとめて、これからの生活の進むべき方向に活かすといいでしょう。

ちえ
ちえ

エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。

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