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「保護者グループLINE入りません」「保護者会やりません」という人には、どう対処すべきか?「ママトモ同志 #44」

コミック連載『ママトモ同志』第44話!

子どもの保護者会は、LINEグループなどでやりとりをしたり、誰かしら何かの役割をやることが慣例化しています。

しかし、「忙しい」「興味がない」などを理由に、一切の関りを拒否する人も存在するのが現実……。

そんな時、どう対処するのがいいのでしょう?

時には譲歩も大事

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時にはあきらめも大事

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山田シャルロッテです。

最近、保育園や小学校など、公立の保育機関や教育機関でも、保護者向けのお知らせなどにアプリを導入する例が増えています。公式のお知らせ用の専用アプリがある場合もありますが、意外と併用されているのが、「クラス連絡用のLINEグループ」など、個人間で設定が必要なSNSアプリです。

扱いが難しいんですよね。漫画のように「うちは入りません」という人が、ごく少数だけ出たりするから。“お知らせする側”のクラス役員さん等をやってる人に一番多いのは「役員やらないで済めば嬉しいけど、誰かがやらないといけないから、その年は引き受けた」というケースでしょう。

そして“今年はやらないで済んでる人”も「いつかは自分の番がくるかも」と、みな覚悟しているので、お知らせする側の手間が増えないよう、協力的な人が多数です。かといって「そういう事情なので、拒否せず協力してください」と、表向きは任意の協力を、嫌がる人に無理矢理やってもらうわけにもいきません。

筆者はこういう“誰かがやらなきゃいけない、保護者の仕事”って、社会保障と税金のようなシステムだと考えています。我が子に望ましい環境を用意するために“当番などで協力して回さないと立ち行かない作業”ですもの。たとえば、今、「いらないのでは?」と議論されたりするPTA活動も、「PTA=Parent-Teacher Association 」だから、「保護者」が業務をしなくなったら、その分のしわ寄せが「教師」に行くような業務内容なのよね。

教師の過重労働が問題になったりもしてるのに、PTAがなくなったら、子どもたちの置かれる環境が荒れちゃうんじゃないか?と心配になるので、筆者は「くじで当たっちゃったら引き受ける」程度にはPTA活動に参加しています。

現実的に、本当にやむを得ない事情で「今は協力できない」というお宅は仕方ないですが。強固に断る人がそこまでの事情もなく「え?本当にできないんですか?」って感じだったりすると、モヤっとします。

山田シャルロッテ
山田シャルロッテ

ライター&イラストレーター・漫画家。1児を高齢出産後、都内で子育て中。
仕事をしながら子どものお稽古事やスポーツ活動の委員、PTA活動などもけっこう参加するので、ママ友多数。

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