子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

ダイニングがお洒落に変身!「ペンダントライト」をつける技ありテク

ドラマにでてくるようなおしゃれな照明を使ったダイニングを自宅で再現できたら、と思ったことはありませんか? ダイニングテーブルの上にセンスよく吊り下げられたペンダントライトには憧れますよね。しかし、いざ取り付けてみると「明るさが足りない」「おしゃれだけど、ちょっと邪魔かも」なんて事態も。 そこで照明コンサルタントの筆者が、ダイニングテーブル上にペンダントライトを吊り下げる際の基本から、吊り下げテクニックまでをご紹介します。

ペンダントライトとは?

ペンダントライトとは、チェーンやコードなどで吊り下げられた照明のことです。天井から直接吊り下げられているものは電気工事が必要ですが、電気工事なしで取り付けられるものもあります。ただし電気工事なしで取り付けるにも、天井に必要なものがあります。

(1)ダクトレール

(2)引掛けシーリング

のいずれかです。

ダクトレール(下写真)とは、ペンダントライトやスポットライトを取り付けられるバー状の照明部品です。ダクトレールはレール上に電気が流れる仕組みのため、レール上の好きな位置に複数のライトをつけることができます。

引掛けシーリング(下写真)は、シーリングライトをつけるために用いられる電源ソケットです。ここに直接吊り下げられるペンダントライトもあります。

ダクトレールがあれば複数個ペンダントライトを吊り下げることが可能です。引掛けシーリングしかない場合にも、引掛けシーリングにつけられるダクトレールというものもありますので、それを設置すれば同様に複数のペンダントライトをつけることができます。

ダクトレールにペンダントライトを吊り下げる

ではいざ、ペンダントライトをダクトレールに吊り下げてみましょう。その際、ダイニングテーブルの上から70cm前後にペンダントライトを吊り下げるのが適切な高さとなります。

吊り下げる灯数ですが、ざっくり6人掛けテーブルで小ぶりのペンダントライトが3~4灯、大きめのものだと2~3灯が目安です。一般家庭によく使用される4人掛けテーブルも、やはり2~3灯が適当でしょう。

とはいえ、食事をとる際ペンダントライトだけでは明るさの確保は難しいです。リビングと繋がっているダイニングの場合、リビングからも明かりをとる必要があるでしょう。もしくは、ダクトレールに吊り下げたペンダントライトに加えてスポットライトを一緒に吊るす手法もあります。

その場合スポットライトは壁面を向くようにします。スポットライトも食卓に当ててしまうと、ペンダントライトの影が食卓に映りこんでしまいます。壁面に当てることで食卓に影を作らず、また周囲を明るくすることができるので必要な明るさ確保に繋がります。

なおペンダントライトの邪魔にならないよう、小ぶりのスポットライトを選ぶほうが違和感のない空間に仕上がります。

吊り方例

ペンダントライトをダイニングテーブルの上に吊り下げる際は、シンメトリーに配置する方法や、段差をつける方法、また同じ形状で色違いのものを配置するなど、さまざまな方法があります。

また丸テーブルや正方形のテーブルの上には、直線のレールではなく引掛けシーリングを中心にペンダントライトをランダムに吊り下げられるタイプのものもあるのでそちらがオススメです。

いずれにしても、ペンダントライトはダイニングテーブルの中心に配置しなければアンバランスになり、おしゃれな照明を使ってもおしゃれな空間とは程遠くなってしまいます。ダイニングテーブルと照明の配置は、事前にきっちり計画しておきましょう。

 

ダイニングテーブルに吊り下げるペンダントライトについてお伝えしましたが、いかがでしたか? ダイニングテーブルの上にペンダントライトがあるとアイキャッチになり、シンプルな部屋ならば華やかな演出になってくれます。

イメージに合ったペンダントライトを選んで、おしゃれなダイニング空間を作ってみてくださいね。


【取材協力】

コイズミ照明株式会社

 

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載