1:ダリア
ダリアは、夏から秋にかけて見頃のお花で、秋は種類が一番豊富に出揃います。あまり日持ちがいいお花とは言えませんが、部屋に飾った時の印象が、他のお花にはない力強さや迫力があるんです。例え3~4日でダメになったとしても、見ごたえがあって満足度が高いお花といえます。
インパクトのあるお花なので、少ない本数でも見栄えがよいです。リビングに一輪ドンとかざってもよいですし、同じダリアでもいろんな色を混ぜてワサっと飾っても可愛いです。
2:バラ
バラは春に咲く一季咲きや年中咲く四季咲きのタイプがありますが、秋のこの時期のバラは日中の温度と夜の温度の差があって、色付きや香りが強くでるという特徴があるんです。これはバラだけに限ったことではなく花全般に言えることです。また、同じ品種のバラでも、夏に飾るのと秋に飾るのとでは、違う色合い、味わいがあるんです。深みのある色になるというか。
そして、バラの中でも秋は、ハロウィンや紅葉もあったりするので、気候にあうようなブラウン系、茶色・ベージュっぽいものが多く出回ります。ハロウィン用にご自宅に飾る場合は、バイオレットとかボルドーとか濃い色の花と組み合わせたり、他にも秋の実もの、ツルウメモドキやアーティチョーク、枯れた木の実のようなものとか、毒々しいハロウィンカラーのものと組み合わせると雰囲気がでます。
季節を感じるお花は特に、人に一番見られる場所である玄関に飾ることをおすすめします。扉を開けた瞬間に秋を感じられるなんて素敵ですよね。
3:枝物
ドウダンツツジ、木苺、ハゼなど、秋の季節は紅葉の枝がいっぱい出回るんです。写真のドウダンツツジはまだ緑ですが、次第に色づいてきて赤っぽくなるので、家の中で紅葉を楽しむことができるんですよ。ちょっと枝を飾るっていうのも素敵です。
自然とは違って、室内だとどうしても温度差が少ないので色付きは薄いですが、紅葉の時期になるとすでに色付いたものが売っているので、そちらを飾れば部屋が秋満開になります。
枝物の良いところは、枯れてきてもそれがむしろ秋っぽくていいなと思えるところなんです。
店頭に売られているサイズが大きすぎる場合は、一枝サイズに切り売りしてもらえるお店もあるので、お店の人に聞いてみてください。
4:ネイティブフラワー
ネイティブフラワーとは、海外から輸入されてきた、乾燥した感じのお花が多いです。オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどの国々から輸入されてくるお花です。(写真は、ワックスフラワー、スターリンジア、スタービア、シルバーブロニア)
最初は水を入れた花瓶に普通に飾って、その後は乾燥させて「スワッグ」と言うのですが、逆さに吊るして飾る壁掛けのような飾り方もできるんです。例えば1日花瓶に飾って切り花として楽しんで、その後乾燥させてスワッグにする。一つで二度楽しめます。
スワッグにするタイミングは、劣化してから乾燥させるのではなく、鮮度の良い状態で乾燥させた方が、綺麗な飾り物が作れるのでベターです。どうしても劣化していくと色は落ちていきますし、葉っぱは散りやすくなります。
オーストラリアとか南半球はこれから暖かくなっていく時期なので、日本が秋であるこの時期が一番多く種類が入ってくるので、今がおすすめです。
お花が部屋にあると、遠出せずとも四季を感じることができますし、香りも楽しめて、気分転換になりますよね。今日からお花のある生活を取り入れてみてはいかがでしょうか。