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キーワードは「没入感」?ストレス発散に役立った「習いごと」を大人女性293人に聞いた

“その道”の先生から何かを学ぶ習いごと。大人になってなんとなく始めた習いごとが、その後の趣味に転じることもあるのではないでしょうか。

今回『kufura』編集部は20~50代の女性293人にアンケートを実施。大人になって始めた・再開した習いごとの中で、“気晴らし”や“ストレス発散”に役立ったものについて聞いてみました。

多く寄せられた10の“大人の習いごと”をランキング形式でご紹介します。

「ストレス発散できた習いごと」6~10位は?

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ストレス発散のために役立った習いごと、6~10位をご紹介します。

◆10位:ゴルフ(3人)

「普段動かさない筋肉を動かしたりと、思っていた以上の運動量だったので、体力も上がり、レッスン後はスッキリとしていました」(48歳・その他)

◆9位:フラワーアレンジメント(4人)

「フラワーアレンジメント。集中力がいるので、いやなことを考えない時間ができる」(53歳・主婦)

◆8位:編み物・手芸(5人)

「編み物。余計な事を考えずに没頭できる」(41歳・主婦)

◆6位(同率):語学学習(6人)

「外国語学習に行っています。先生と外国語で話すときに、日本語とは別の脳を使うような気がして、終了後はとてもスッキリする」(54歳・その他)

◆6位(同率):テニス(6人)

「テニススクール。同じ趣味の人と交流してストレス発散できる」(42歳・主婦)

体を動かして発散する習いごと、手先に集中する習いごと、外国語でコミュニケーションする習いごとなど、さまざまな習いごとがありました。コミュニケーションを楽しんだり、没頭して現実をしばし忘れたりと、楽しみ方もさまざまですね。

続いて、ストレス発散につながった習いごと、上位の5つをご紹介します!

5位:書道・習字(8人)

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「書道。子どもの頃にやっていたが、大人になってあらためてやると、心が落ち着いて、集中できるので、ストレス発散になる」(54歳・主婦)

「習字。心が落ち着く」(25歳・その他)

「書道。集中力がついた」(29歳・総務・人事・事務)

美しい文字を書くためには、一点一画をおろそかにしないよう、集中し続ける必要があります。その過程でおのずと心が落ち着いてくるようです。

4位:ボクシング・ボクササイズ(10人)

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「キックボクシング。ダイエットにもなって一石二鳥」(48歳・研究・開発)

「ボクシングエクササイズで、パンチやキックをすることがストレス発散につながってます」(40歳・主婦)

「ボクシング。体を使うと余計なことは考えなくなる」(58歳・主婦)

筋力、瞬発力、持久力を要するボクシングの動きがストレス発散につながるという回答者の声です。ボクシングの型とフィットネスとを融合させた“ボクササイズ”でストレス発散をしている人も。最近では、暗闇の中のボクシング系プログラムを展開しているジムもありますね。

3位:楽器(11人)

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「エレクトーンを習った。没頭して弾くことで気持ちが落ち着いた」(47歳・主婦)

「ウクレレです。演奏できる曲が増えると楽しく、気分もよくなります」(36歳・主婦)

「ピアノ。好きだから」(49歳・コンピュータ関連)

目当ての曲を弾けるようになるまでのプロセスや、弾けるようになったときの達成感を通じて気分が向上する、という声がありました。

2位:ダンス(13人)

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「ダンス。ただただ楽しい。やっている間は嫌なことを忘れる」(48歳・総務・人事・事務)

「フラダンス。普段使わない体の部位を使うので短時間で疲れるけど、踊っている間は何も考えなくていいし、終わったあとはスッキリする」(37歳・総務・人事・事務)

「ベリーダンス。その場でストレスが発散されるというよりも、続けることで長年悩んだ体のコリが消滅して結果的にストレスがすごく減ったから」(47歳・主婦)

音楽に合わせて体を動かすのは、頭も体も使います。指先まで神経を行き渡らせている最中には、ネガティブな気持ちが広がる余地がなくなるようです。

1位:ヨガ(33人)

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今回のアンケートでストレス発散のためによかった習いごととして最も多くの回答が集まったのは“ヨガ”でした。

「ヨガ。運動不足解消と体のリセットができる」(28歳・コンピュータ関連)

「ホットヨガ。 1回1時間行うだけで、汗をたっぷりかけるしリフレッシュできる。美容と健康にも良いのでがんばって継続しようと思えるから」(42歳・営業・販売)

「ヨガ。心もからだもほぐれる」(44歳・営業・販売)

「ヨガ。体も動かせて、精神的にもリラックスできて一石二鳥だった」(57歳・営業・販売)

専用マット1枚分のスペースがあればどこでもできるヨガ。最近では、ヨガスタジオ、ジム、地域サークル、屋外イベントなど参加の間口も広がっています。

深い呼吸を続けながら体と心をほぐしていくことで、ストレスが軽減されるという声が集まりました。

 

以上、ストレス発散に役立った大人の習いごとについてのアンケートをご紹介しました。

ダイナミックに体を動かす習いごと、静かに打ち込む習いごと、いずれのケースでも頻出していた言葉が「何も考えなくていい」「忘れられる」といった表現です。

自分に合った習いごとに没頭して、ストレスを伴う日常生活から少しだけ“逃避”することが、その後の時間を楽しく過ごすことにつながりそうですね。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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