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脱・汚文字!書道家が教える「年賀状をきれいに見せる」文字の書き方

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2018年の年賀状の準備はもうお済みですか? 毎年この時期になると、自分の字に自信がない人は特に憂鬱ですよね。そこで、字がきれいに書けない人でも年賀状の見栄えをよくするにはどうすればいいのか、会員制書道サロン「書道のはな*みち」を主宰する書道家の髙宮暉峰(たかみやきほう)先生にご指南いただきました。

汚文字でも“字の配置”しだいで見栄えはよくなる

字がきれいに書けないことがコンプレックスだけれど、今更ペン習字を始めたところで年賀状作成に間に合わない……。そんなあなたに朗報です!

まず、過去記事「美文字の人はここが違う!書道家が教える“てっとり早くきれいな字を書く”秘訣」のおさらいですが、きれいな字を書くための主なポイントは以下の2つ。

(1)まっすぐな線が引ける

線が曲がっていたり勢いがなかったりするときれいな字に見えません。実際の字はやや反った線で構成されていますが、“まっすぐな線が引ける”という基本ができてこそ、バランスよくきれいな字を書くことができます。

(2)肘を使って書く

指先、手先だけで書こうとするから、線が曲がってしまいます。肘を固定せず、書いている線の長さだけ細かく肘を動かしながら書きましょう。

上記2つに加えて、今回お伝えするもう1つの重要なポイントは“全体のバランス”です。たとえ、1つ1つの文字はきれいに書けなくても、レイアウトのコツさえつかめば、全体として見たときにスッキリと見栄えをよくすることができるといいます。

年賀状の宛名をきれいに書くコツ

年賀状を何百枚も用意する場合、その全てを手書きにするのは難しいかもしれませんが、せめて親しい人に送るものくらいは宛名も手書きにしたいところ。

宛名書きは、郵便番号7ケタのボックスの活用がポイント!

(1)住所を書く位置

「まず、送り先の住所は郵便番号7ケタのうち、右端2つのボックスを基準にして書くといいでしょう。住所が長くて2行にわたるときは、2行目は右から3つ目のボックスを基準にします。

住所をハガキの右端ギリギリに書いてしまうと、余白がなくて全体のバランスがよくありません」(以下「」内、髙宮先生)

(2)氏名を書く位置

「氏名は住所とくっつきすぎないように。郵便番号7ケタの左端2つのボックスを基準にして書くと、真ん中に堂々と配置しているように見えます。また、ボックスから2~3cm下げて書いたほうが、おさまりがよいです。

それから、苗字と名前の間、そして名前と“様”の間に1文字分スペースを空けましょう」

年賀状の裏面のメッセージをきれいに書くコツ

年賀状の裏面は、びっちり書き込むのではなく、一言メッセージを添えるという人が多いことでしょう。その一言メッセージをきれいに見せる方法を教えていただきました。

「まず、行数は奇数のほうがきれいに見えます。各行の先頭を必ずそろえるようにしましょう。

あとは、日本語には黄金比率があって、“漢字:平仮名:片仮名=10:7:8”で書くとよいといわれています。漢字はそれだけで意味を持つもので、文章を読む際も無意識のうちにまず漢字から情報が入ってくるので、漢字を大きく書きましょう。

平仮名は画数が少なく膨張して見えるので小さめに。他方、片仮名は画数は少ないものの、固有名詞として使われることが多いので、平仮名よりはやや大きく書くとよいでしょう」

 

字をなるべくきれいに書こうと心がけるだけで、全体のバランスについては、あまり深く考えたことがない人も多いのでは? もちろん、心をこめて書くことがもっとも大事なことですが、レイアウトも一工夫して、例年よりも見栄えのよい年賀状を目指しましょう!


【取材協力】

髙宮暉峰・・・5歳より書道を始め、24歳で読売書法展初入選。書道師範になる。楽しくカンタンに字をキレイにする書道教室「書道のはな*みち」を運営。著書に『まっすぐな線が引ければ字はうまくなる』、『「まっすぐな線」から始めるペン字練習帳』などがある。

 

【参考】

髙宮暉峰(2006)『まっすぐな線が引ければ字はうまくなる』(日本実業出版社)


髙宮暉峰(2014)『「まっすぐな線」から始めるペン字練習帳』(日本実業出版社)

 

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