大阪や広島は「お好み焼き」が出ます!
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「お好み焼き。あっさりした味でした」(48歳女性/主婦/広島県)
「お好み焼きが大人気でした」(54歳男性/営業・販売/大阪市)
「小さなお好み焼きを揚げたものだった。いつも食べるお好み焼きとは少し違った」(48歳男性/その他/大阪府)
大阪、広島といえばお好み焼き! 普段の生活でも食べているとは思いますが、給食でお好み焼きが出るとなんかテンションが上がっちゃうという意見も。給食用にサイズを小さくしたり、あっさりめの味付けにしたり、あるいは油で揚げるといったアレンジが施されていたようです。
「たこ焼き。いつも食べていたから少々あきていた」(31歳男性/コンピューター関連以外の技術職/大阪府)
もちろんたこ焼きも出ます!(笑)
バラエティ豊かな「ご当地麺類」
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「伊勢うどん。太くて柔らかい麺にタレをかけたうどん。よくかき混ぜてから食べる。自分はとても好きだったがめったに出されなかったので、給食で出るととても嬉しかった」(57歳男性/その他/三重県)
「皿うどん。皿うどんは家でも外食でも食べるご当地の味」(34歳男性/主婦/長崎県)
「ブラックラーメン。塩辛いラーメン」(51歳男性/企画・マーケティング/富山県)
「味噌ラーメン。とにかくテンションがあがりました」(57歳男性/その他/北海道)
「おっきりこみ。うどんのようなもの。野菜が多くて具だくさん」(41歳男性/その他/群馬県)
「サンマーメン。野菜多めで美味しいラーメン」(46歳男性/総務・人事・事務/神奈川県)
「ほうとう。かぼちゃがたくさん入っていた」(48歳女性/主婦/山梨県)
「沖縄そば、ステーキ」(64歳男性/総務・人事・事務/沖縄県)
「練馬スパゲティ(大根おろしをたっぷり使ったパスタ)。やっぱり練馬は大根か、と思ったが、和風味のスパゲティはなかなか美味しかった」(57歳女性/学生・フリーター/東京都)
最も充実していたのが麺メニュー。ご当地のラーメンやうどんなどの麺類は、地元の人にとって馴染み深いものですが、給食で出るとなれば子どもたちも大喜び。大人になった今でも、その麺類を食べることがあれば、給食で食べた味を思い出すのではないでしょうか。
果物の産地ならでは「フルーツやジュース」
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「パックに入ったポンジュースが出た」(53歳女性/主婦/愛媛県)
「ポンジュースごはん。ポンジュースでごはんを炊いたもの。あまり評判はよくなかった」(54歳女性/金融関係/愛媛県)
「みかんご飯。愛媛県が近かったからか?岡山県で出てました。みかんの汁入りで炊いて、みかんの粒がご飯と混ざっている。あんまり美味しくなかった記憶が……」(45歳女性/主婦/岡山県)
みかんの産地として知られる愛媛県は、水道の蛇口を捻るとみかんジュースが出てくるという都市伝説があるほど! 学校給食にも、名物「ポンジュース」が登場しているようです。が、まさかみかんジュースでご飯まで炊いているとは……。
「サンAみかんジュース。三角の正四面体のパッケージでオレンジ色のデザイン。みーんな喜んでた思い出があります」(52歳男性/会社経営・役員/宮崎県)
「サンA」は『宮崎県農協果汁株式会社』が製造するブランドで、独特の柄のパッケージは宮崎県の子どもなら誰でも知っているものだったそうです。
「梨。みずみずしくてとても美味しかった」(66歳男性/営業・販売/千葉県)
「デザートのみかん。冬中ずっと出ていた。美味しいが毎日なのであきてくる」(59歳女性/主婦/和歌山県)
「ぶどうの出荷時期にデラウエアが一房出た。ぶどうは父親の実家がぶどう農家で、もらい物が家にたくさんあって食べ飽きていたので、給食は違うものがよかった」(60歳男性/その他/山形県)
「名産のさくらんぼ。出るととっても嬉しかった」(68歳女性/主婦/山形県)
「渥美産のメロンが出ていた」(58歳男性/営業・販売/愛知県)
産地では旬のフルーツが登場! 他県の人から見れば羨ましいデザートメニューですが、「食べ飽きた」との意見もちらほら……。
デザートにもご当地カラーが
null「五平餅。五平餅がご当地メニューとは子どものころは知らなかった」(33歳男性/その他/岐阜県)
「デザートで八つ橋が出ることがありました」(42歳男性/その他/京都府)
「デザートに安倍川もちがよく出ました」(69歳男性/総務・人事・事務/愛知県)
「みんな大好きとくれんゼリー」(40歳男性/研究・開発/兵庫県)
「揚げあんまき。あんまきが名物だが、それを天ぷらにしたものが給食に出ていたが、ボリュームあるデザートのようなメニューで人気があった」(31歳女性/その他/愛知県)
「ムースというデザート。アイスクリームでもゼリーでもないものという感じ」(56歳男性/その他/熊本県)
お土産としてもお馴染みの有名なお菓子が給食に出ることも。子どもたちにとってもプチご馳走だったのではないでしょうか。
「とくれんゼリー」は、その名の通り『徳島県加工農業協同組合連合会』が作る製品。全国の給食で提供されているのですが、なぜか神戸での人気が非常に高く、神戸出身者で知らない人はいないと言われているそう。おもしろいですね!
「ムース」というのは、福岡県の会社で製造される、九州地方の子どもたちに人気のデザート。ミルク風味のカップデザートで、半解凍の状態で食べると、アイスのような、ミルクプリンのような食感なんだそう。
地域のカラーが出る「汁物」いろいろ
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「のっぺ汁。いろいろな野菜が入った煮物で、栄養は摂れるが、地味だなと思っていた」(44歳女性/主婦/新潟県)
「サバとタケノコの味噌汁。長野県、特に北信地域は味噌汁にタケノコと鯖缶を入れて食べます。タケノコの旬の頃に家庭で当たり前に食べていました」(54歳女性/その他/長野県)
「たまねぎのスープ。淡路島の玉ねぎで作られていました」(55歳男性/その他/兵庫)
「芋煮。いまでは全国的に人気になりましたね」(45歳男性/コンピューター関連技術職/山形)
「石狩汁。味噌汁に鮭が入ったもの」(48歳女性/その他/北海道)
「おたんや汁。1月16日の安芸門徒が親鸞聖人の没日を偲んで食べていた行事食。季節の行事にまつわるメニューが多かったように思います」(66歳女性/主婦/広島県)
「蕎麦かっけ。蕎麦のきしめんバ-ジョンという感じ? 食べごたえがあって美味しい」(49歳男性/その他/岩手県)
有名なご当地の汁物から、初めて名前を聞くものまで、様々な汁物が! 解説リンクがあるものはぜひ読んでみてください。
他県の人には聞き慣れないものも?ご当地おかず
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「まんばのけんちゃん。今食べれば美味しいが、菜っ葉を炊いたものだったので当時はテンションがさがっていた」(35歳男性/コンピューター関連以外の技術職/香川県)
「ゼリーフライ。ゼリーと言いつつ魚です」(27歳女性/その他/埼玉県)
「油麩を使った煮物。油麩を甘辛醤油で固崩れしない程度に煮つけたもの」(59歳男性/その他/宮城県)
「ほたるいかの桜煮。普通に家庭でもでるので子どもの頃はご当地メニューと思わなかった」(49歳男性/その他/富山県)
「ぶりの照焼や竜田揚げ。美味しい魚が当たり前の生活だった」(53歳女性/その他/石川県)
「ピーナッツみそ。みんな大好きだった」(55歳男性/コンピューター関連技術職/千葉県)
「クジラのフライ。給食の定番でしたね」(64歳男性/研究・開発/福岡県)
「ゆでた落花生がおかずの一品として出た」(50歳女性/主婦/千葉県)
「どて煮。赤味噌味で、こんにゃくや大根を煮たもの」(41歳女性/主婦/愛知県)
「味噌カツ。皆が好きで食べていた」(54歳男性/コンピューター関連技術職/愛知県)
「水戸なので納豆」(52歳男性/コンピューター関連以外の技術職/茨城県)
「天ぷらと呼ぶ、さつま揚げのような物がよく出ていました」(69歳女性/その他/愛媛県)
「いか人参。冬の福島名物で毎日食べているので、給食では食べなくても良かったような」(61歳女性/主婦/福島)
「イモフライ。ソースで食べてました」(42歳女性/主婦/栃木県)
「湯葉。美味しくて人気だった」(46歳男性/その他/京都府)
「筑前煮。ごぼうやニンジン、こんにゃくなど具だくさんで美味しかった」(44歳男性/その他/福岡)
「鯛めし。普段から家でも出ていたので、ご当地メニューとは知らなかった」(26歳男性/営業・販売/愛媛県)
「笹かまのみりん焼き。笹かまはよく食べました」(42歳女性/総務・人事・事務/宮城県)
「鹿児島産の黒豚を使った角煮が出た。柔らかく煮てあって食べ応えがあった」(43歳女性/主婦/鹿児島県)
「しもつかれ。栄養はありそうだけど、子どもの口には合わない味かと」(51歳女性/主婦/栃木県)
地域の特産品を活かしたメニューなど、美味しそうなものがたくさん! 子どもの頃から家庭でも給食でも頻繁に食べていたものは、大人になってから「他県の人は知らないのか~!」と驚くこともあるようです。「ご当地メニューに覚えがない」と回答してくれた人も多かったですが、意外とほかの地域では給食には出ていないということを知らない場合もあるのかも。
自分の身の回りの人と、子どもの頃に好きだった給食のメニューについて話してみるのも楽しいかもしれませんね。学校給食は大人になっても時々思い出す、懐かしい味。「ご当地給食」は、地域の味を愛する心を育てるという意味でも、大切なメニューといえそうです。

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。
2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。