なすって実は種類が多い!
nullこの日の店頭にも、さまざまな品種のなすが揃っていました。ちょっと珍しいなすも扱っているので、眺めているだけでも楽しくなりますね。
産地は山梨、静岡、徳島、神奈川など。旬は品種にもよりますが、夏から秋にかけてです。
千両なすは長さが12~15cm程度の長卵形をしたハウス栽培向きのなすで、濃黒紫色で光沢があり、果肉がやわらかいのが特徴です。大長なすは長さが30cmほど、長なすはもう少し短め。これらは焼きなすのほか、炒め物や田楽にも向いています。
千両なすと長なすは関東圏ではスーパーマーケットで最もよく見かける種類だと思います。
緑なすは青なすとも呼ばれ、黄緑色で米なすのような大きさと形をしています。油との相性が良く、熱を加えるととてもやわらかい食感になるのだそう。
白なすは紫の色素「ナスニン」を持たないなすで、加熱するととろりとした食感が楽しめます。皮は固めなので厚めにむいて、ステーキにするとおいしいそう。
水なすは生食にむく品種で、大阪泉州地方(岸和田市など)の特産品。みずみずしくて柔らかく、りんごのような甘みも感じられます。水なすの漬物は全国的に有名ですね。
とろけるなすは、名前の通り、皮がやわらかく、食べやすいのが特徴です。
ゼブラなすは美しい縞模様が特徴の西洋なすです。白なすと同様、皮が固めなので加熱向き。
このほかにも有名なものでは米なす、賀茂なすなど、なすにはとてもたくさんの種類があります。どのなすを選べば良いかわからない!という方は、ぜひお店のスタッフに声を掛けてみてくださいね。好みに合うなすや、おすすめの調理法を教えてくれますよ。
なすの成分は90%以上が水分ですが、カリウムも含まれており、余分な塩分や水分を体外に排出してくれるので、高血圧の予防やむくみの解消に役立ちます。のぼせや、ほてりを鎮める効果もあり、だるさや食欲不振などの夏バテ症状の予防・緩和も期待できます。
また、皮が紫色のなすにはポリフェノールの一種である「ナスニン」が含まれており、抗酸化作用があるほか、免疫力の向上に効果的とされています。
「ナスニン」はブルーベリーなどと同じアントシアニン色素なので、視力や眼精疲労の改善にも役立ちます。紫色のなすを調理する場合は、できるだけ皮ごと食べるようにしたいですね。
ヘタが元気ななすが新鮮!選び方と保存方法
nullなすは、茎の切り口がみずみずしく、ヘタがしっかりとしていてとげが鋭くとがっているものが新鮮な証拠です。さらに、全体にハリとツヤがあり、皮に傷や色ムラのないものを選びましょう。
なすは寒さに弱いので、涼しい場所であれば常温保存がおすすめ。室温が高すぎるときは冷蔵庫で保存しますが、その際はラップに包んで野菜室に入れるようにしましょう。切ってあく抜きした後に、保存袋に入れて冷凍保存することもできます。
ぜひ色々ななすを食べ比べてみて、お気に入りを見つけてくださいね。
8月の畑通信:畝立て機導入で作業効率大幅UP!
nullこんにちは。畑通信担当の阿部です。
畑を見ると、土が盛り上がったところに作物が植えられているのに気が付くと思います。これが畝(うね)。平らな場所に植えるよりも根の周りの通気性や水はけが良くなり、作物の成長を助けてくれるという役割があります。
この畝を作る作業を「畝立て」といい、これまでは手作業で行っていました(!)。しかしこの度「畝立て機」という機械を導入することができたので、作業が格段に楽になりました。
根の周りの水分量を最適化することが、農作業のひとつの大きなポイント。畝にも、植える作物や季節により適した高さや幅があったりと奥が深いんです。新しい相棒とバリバリ畑作りを進める毎日です!