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便利そうなのに…!「使うのをやめてよかった家電」代わりにこれを使えば快適・安上がり、問題なし

今の時代は便利な家電がたくさんあるので、皆さんも日々の生活にいろいろな家電を活用していると思います。ですが、実際に買って使ってみると、使い勝手がイマイチだったり、思った以上に電気代がかかるなどして、結局使うのをやめてしまったなんて家電も意外と少なくないもの。

そこで『kufura』では、20歳以上の男女117人にアンケートを行い、使うのをやめてよかった家電とやめた理由、また代わりに使っているものを聞いてみました。

鍋や圧力鍋を使えば「炊飯器」がなくても問題なし

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「鍋のほうがごはんを美味しく炊けることがわかったので、炊飯器を使うのをやめました」(32歳・女性/公務員)

「炊飯器は場所を取るし、ごはんは鍋でも美味しく炊けるので、今はもう使っていません」(46歳・女性/コンピュータ関連技術職)

「炊飯器の代わりに圧力鍋でお米を炊いています。お米のつぶつぶ感や美味しさが際立っているので、炊飯器を使うのをやめてよかったと思います」(54歳・男性/研究・開発)

「鍋でごはんを炊いたほうがふっくらと美味しくなるし、調理の時短にもなるので、もう炊飯器は使っていません」(51歳・女性/総務・人事・事務)

「炊飯器はずっと保温にしておくと電気代がかかるので、今は圧力鍋でごはんを炊いて、冷めたら電子レンジで温めるようにしています」(58歳・男性/その他)

いちばん多かったのは、炊飯器でした。最近はごはんを鍋や圧力鍋で炊くため、炊飯器を使わなくなったという人が多いようです。鍋や圧力鍋で炊くほうがごはんが美味しくなるし、炊飯器よりも短時間で炊けるのが魅力的とのこと。炊飯器の使用をやめたことにより、電気代がかからない、余計な場所を取らないなどといったメリットもあるようです。

電気ポットや食洗機などの「炊飯器以外のキッチン家電」

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「電気ポットです。お湯を常に沸かしておかなければならない理由はないし、電気ケトルのほうが節電にもなるので買い替えました」(54歳・男性/その他)

「電気ケトルは電気代がかかるし、やかんでお湯を沸かしたほうが、臭いもなくて美味しいです」(39歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「ホットプレートは、使用後の掃除や片付けなどのお手入れが面倒で、だんだんと使わなくなりました」(46歳・男性/その他)

「食洗機。さっさと洗って片付けを終わらせたい気持ちが強いため、食器が洗い終わるのを待つのが苦痛で、徐々に使わなくなりました。処分したら、空いたスペースにいろいろとほかのものを置けるようになったのもよかったです」(45歳・女性/その他)

「コーヒーメーカーは、使ったあとの掃除が面倒だし、場所もかなり取るので邪魔。ハンドドリップにかえましたが、これで十分でした」(51歳・女性/主婦)

炊飯器以外にも、やめてよかったキッチン家電はいろいろ。特に保温機能のある電気ポットは、電気ケトルがあればすぐにお湯を沸かすことができるので必要なしという人が目立ちました。また逆に、電気ケトルは電気代がかかるので、やかんがいいという人も。コーヒーメーカーの使用をやめてよかったという人も多いようです。

掃除機やロボット掃除機などの「お掃除家電」

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「掃除機。掃除機がなくても、クイックルワイパーがあれば掃除は問題ないし、掃除機を処分したことで、その分収納スペースも増えました」(28歳・男性/学生・フリーター)

「掃除機が邪魔でしょうがなかったので捨てました。今は掃除機の代わりにコロコロを使って掃除をしています」(47歳・男性/その他)

「やめてよかったのは、コード付きの掃除機。コードレス掃除機にしたら、すごく軽くて扱いが楽になり、お掃除の頻度も上がって家がきれいになりました」(40歳・女性/主婦)

「ロボット掃除機。部屋の端から端まできれいにならないし、思うように進んでくれないなど、かえって手間がかかったので使うのをやめました」(57歳・女性/その他)

「水拭きもできるロボット掃除機。買った当初はよく使っていましたが、すぐにバッテリーがダメになるのがストレスで、徐々に使わなくなりました」(52歳・女性/主婦)

ちょっと意外ですが、掃除機の使用をやめてよかったという人も。それほど広い家でなければ、フローリングワイパーや粘着クリーナーでもきれいになるので、掃除機がなくても特に問題はないようです。人気のロボット掃除機も、実際に使ってみたら期待したほどきれいに掃除ができなかったため、使うのをやめてしまったという声もありました。

やめてよかったのは電気代の高い「暖房器具」

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「電気ストーブは電気代が高くなるので、灯油ストーブに切り替えました。暖かいし、灯油消費量も調節できてすごく便利です」(49歳・女性/その他)

「電気ストーブを1カ月使ったら、電気代が驚くほど高くなったので使うのをやめました。エアコンを使うほうがはるかに安いです」(57歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「ハロゲンヒーターは、局所的にしか暖かくなく、電気代も高いため使わなくなりました。代わりにこたつを使っていますが、電気代を安く抑えられるようになってよかったです」(48歳・男性/その他)

「オイルヒーターは、部屋をあたためるのに時間を要するうえ、電気代が高くつくなどデメリットが多いので、使うのをやめました」(42歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「オイルヒーターは電気代が高くつくので、代わりにホットカーペットを使うようになりました」(50歳・男性/その他)

冬の寒さをしのぐために、何らかの暖房器具が必要ですが、物によってはかなりの電気代がかかるため、あまりの高さに使うのをやめたという人も多いようです。少しでも電気代を抑えるために、電気ストーブから灯油ストーブやこたつ、ホットカーペットに切り替えたり、場合によってはエアコンを使うようにするなど、皆さんいろいろ工夫しているようです。

テレビに加湿器…やめてよかった家電はまだある!

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「テレビは早送りできないし、観たいときに観れない、またCMだらけなのが嫌。今はテレビは使わずに、ネットで動画などを視聴しています」(39歳・男性/学生・フリーター)

「テレビは今の時代には必要ありません。テレビの代わりにパソコンで動画を視聴しています」(56歳・男性/その他)

「加湿器。使っていると家の中にカビが発生しやすくなるし、室内で洗濯物を乾かすだけで十分湿度が保てるので、必要ありませんでした」(46歳・男性/総務・人事・事務)

「空気清浄機。安価な商品だったのが原因かもしれませんが、音がうるさくフィルター交換などでランニングコストがかかること、また効果もあまり実感できなかったため、処分してよかったと思っています」(56歳・男性/その他)

「アイロンです。アイロンをかけるのは面倒だし、今はアイロンいらずの衣類を買うようにしているので、なくても不便を感じることはないです」(52歳・女性/公務員)

「電気スタンド。最近の照明は明るいので、わざわざプラスで電気スタンドを使う必要がなくなりました」(45歳・男性/その他)

「電気シェーバーは、充電する頻度が多すぎて使い勝手がイマイチ。買ってすぐに使わなくなりました。やはりT字形のカミソリがいちばんよく剃れるし、お手入れも水洗いするだけなので楽ちんです」(53歳・男性/公務員)

ほかにも使うのをやめてよかった家電はいろいろありましたが、特に多かったのがテレビです。今はスマホやパソコンなどで、好きなときに自由に動画を視聴することができるので、昔ながらのテレビは時代にそぐわないし、必要ないと感じている人が多い様子。ほかには、加湿器やアイロンを使うのをやめてよかったという人が目立ちました。

いかがでしたか? 家電はすごく便利ではありますが、実は電化製品以外のものや、もっと電気代が安くすむほかの家電で代用できることも多いもの。ご紹介した皆さんの意見を参考に、家にある電化製品を一度見直してみるのもいいかもしれませんね。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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