子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

気軽にシワ伸ばしができる「衣類スチーマー」の実力は?人気3メーカーを使ってみました

最近目にすることも増えた「衣類スチーマー」。スチームで蒸気でシワを伸ばすので、アイロン台を使わなくても済むのがメリットですが、実際その機能や効果がどんなものなのか気になりませんか? 今回はkufuraメンバーズ・プロのeriさんに、人気の衣類スチーマー3点を試してもらい、その使用感をレビューしてもらいました!

今回使ってもらったのは、

  • 『ティファール』の「アクセススチーム イージー DT7131J0」
  • 『±0(プラスマイナスゼロ)』の「スタイルスチーマー」
  • 『Panasonic』の「衣類スチーマー NI-FS790」

の3つ。普段はスチーム機能がついていない“ドライアイロン派”のeriさんですが、衣類スチーマーを使って新たな発見もあったそう。各メーカーの使い心地、ぜひ参考にしてみてください!

ティファールは15秒という立ち上がりの速さとパワフルさが魅力!

null
シルク等の大事なデリケートな素材を熱から守ったりテカリ防止にもなるスチームボンネットを付けた状態。
もうひとつ、毛足の長い厚手の衣類をふっくら仕上げるアタッチメントブラシを付けた状態。デリケートなものに対応してるのはさすが!

厚手のアウターなどにはアタッチメントブラシをつけます。汗、防虫剤、タバコのにおいを取り除けるのがうれしい!

ティファールの衣類スチーマーのなかでも、パワーと重量のバランスが抜群といわれている「アクセススチーム イージー」(7,980円/税込)。

ドライアイロンの機能はないですが、衣類のことを考えてスチームボンネットやアタッチメントブラシがついているので、繊細な衣類にも対応できました。

スチーム面が大きいので一回の仕上がりが早く済むことと、2回連続でトリガーを引くことで、その後最大約7分間連続スチームが続くことが、なにより助かる!

立ち上がりも約15秒と早いので、急いでいる時もスピーディーにスチームをあてられるところが魅力的な商品だな、と思いました。

重さの感じ方は人それぞれですが、使い続けていると少し重く感じたのは残念な点。「アクセススチーム イージー」の重量は約910gだそうで、軽さの面では最軽量の「アクセススチーム ファースト」も使ってみたいと思いました!

なお、水タンクにお水を入れる際、注入口が小さいので水をこぼさないように注意。注ぎ口のある計量カップは付属していなかったので、家にあるものを使うなどしたほうがいいかもしれません。

プラスマイナスゼロはシンプルな見た目&疲れにくい!

null
プラスマイナスゼロにもアタッチメントブラシが付属していて、毛玉取りやテカリを抑えてくれるそう。
スイッチも少なくシンプルな見た目。計量カップ付きです。

『±0(プラスマイナスゼロ)』の「スタイルスチーマー」(9,900円/税込)は2020年にグッドデザイン賞を受賞した機能性とデザインを兼ね備えた衣類スチーマー。

使ってみてまず思ったのは、見た目のシンプルさと軽さとスイッチをずっと押し続けなくてもよいハンズフリーなところが気に入りました。

持った感じもちょうどよいサイズ感で、ハンガーにかけながらだと通常は少し作業しづらいですが、軽さも伴いスムーズにスチームをあてることができました。

「スタイルスチーマー」はスチーム・ドライ機能の両方を兼ね備えているので、細かなところをプレスしたいと思った時もスイッチひとつを切り替えれば簡単にドライアイロンをあてられたのがよかったです。

水が入れられるタンク量は少なめですが十分に作業ができました。計量カップも付いているので入れやすかったです。

アタッチメントブラシは衣類のテカリを抑えるという面では安心して使用できましたが、毛玉も取れるかどうかは実際使ってみても実感できず……。毛足の長い衣類の毛流れを整えるにはいいのかもしれません。

なお、今回はシンプルにホワイトを使ってみましたが、全6色展開とカラーも豊富なので、好きな色を選べるところも魅力の一つです。

Panasonicはスチーム温度が2段階切り替えできて安全性も確保!

null
今回使ったのは2WAYタイプのもの。一般的なアイロンに似た形状ですがコンパクトです。
360°スチームが出るしくみ。計量カップ付きですが、アタッチメントブラシなどはありません。

『Panasonic』の「NI-FS790」(1万7,000円/税込)は、スチームもプレスもできるタイプの衣類スチーマー。ドライアイロンとして使えるだけでなく、スチームの温度も2段階あるのが魅力です。

ONの状態が60分以上続けば、自動で60分後にはオフモードになる点も安全を考慮して作られているのも安心!

使ってみると、360°向きを変えてもスチームをあてやすかったです。普通のプレスアイロンとして使うこともできるので、向きを変えてプレスすることが多いシャツなどにはうれしい点ではないでしょうか。

ただ、スチームスイッチを押し続けることで連続スチームが出る仕様なので、スチーマーとして使う場合はスイッチを押し続ける必要があります。安全面も考えると納得ではありますが、これがハンズフリーならもっと手に負担がかからないかもしれません。

仕上がりの差をみると…やっぱり欲しい!

null

スチーマーを使ったらヨレっと感がなくきれい!

今回3社を使用してみた感想は、今までドライアイロン派でしたがスチームも「やっぱり便利、欲しい!」と思いました(笑)。

なるべくノンアイロンで済むような衣類を選ぶようにしていたつもりでしたが、やはりスチームアイロンをあてたものと、何もしない、では、見た目も気持ちも違いました。

なかなか洗濯できない上着などもスチームアイロン一つあれば、気軽に手入れができるところと衣類以外にも応用できるところに惹かれました。例えば、ソファやカーテン、ぬいぐるみ、など。

汗、ペット、タバコ、飲食、生乾きといった生活5大臭を抑えるだけでなく、除菌、ダニ、花粉にも高温スチームなら対応できると分かり、ぜひ暮らしに取り入れたい家電だと感じました。

これからの季節、ニットなどの出番が増えますが、洗いづらい素材だからこそ清潔に、しかもふっくら仕上がるのもうれしい点です。

構成/kufura編集部

協力/ティファール(グループセブジャパン)、プラスマイナスゼロ、Panasonic

 

※記事内価格はすべて編集部調べです


eri(kufuraメンバーズ・プロ)

小学生2人の兄妹がいる大阪在住の整理収納アドバイザー。work:書店勤務+お片付けサポート。暮らしを見直す小さなしくみを発信中。→Instagram(@home._.ri

kufuraメンバーズ・プロ
kufuraメンバーズ・プロ

kufura公式アンバサダー。整理収納アドバイザーの資格をもつ女性8名のメンバーで構成。整理収納のコツや日々のくらしについて発信中。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載