子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

「卓上&ちょい足し調理家電」がいま楽しい!ヨドバシカメラで聞いた売れてる&話題の商品

炊飯器や電子レンジのような必須アイテムではないけれど、持っていると食卓が華やかになってラクもできちゃう調理家電の買い物、どこでしていますか? 時間と場所を選ばずネットでポチっとするのは便利ですが、実物がずらりと並ぶ店舗で最新作や話題の製品をチェックしながら自分のくらしにピッタリのアイテムを選ぶのも楽しいですよね。

そこで、子育て世代の客層が多いという『ヨドバシカメラ マルチメディア 吉祥寺』の家電フロアで、最近人気の“卓上&ちょい足し調理家電”をリサーチしてきました。教えてくれたのは、このフロアを総括する家電製品アドバイザーの村越大輔さん(冒頭写真・左上)。まずはエスカレーター前に設置したばかりという調理家電コーナーからスタートです。

季節感と目新しさを備えた専用コーナーをチェック!

null

「コロナ禍以前から、旬を迎える食材が増える秋から冬にかけて調理家電がよく売れます。このコーナーでは、“こんな物もあったんだ!”という発見も楽しんでいただけるように、珍しいアイテムから売れ筋、新作まで幅広くご提案しています」(以下「」内、村越さん)

お出かけ先でスムージーが作れるモバイルブレンダー

村越さんのイチオシは、職場に置いておいて休憩やランチタイムにも使えます」というコードレスで使えるブレンダー。付属のマグネットタイプのUSBケーブルを使って、モバイルバッテリーやACアダプターで充電できます。使い方は、食材と水や牛乳等の液体を入れて蓋をしたら、蓋についているボタンを押して逆さにするだけ。完成したら蓋を外してそのまま飲めちゃいます。

「コードレスマイボトルブレンダー」(5,390円)は、コンパクトタイプのミキサーが人気の『Vitantoino』製。※ヨドバシカメラでの取材日(9月末)の税込価格(以下同)
蓋の裏側にかくはんするカッターが付いている仕組み。

ほっこりメニューが恋しい季節だから…

編集部が注目したのは、電気せいろ蒸し器と焼きいも器。「蒸し器はタイマー付きなので調理中に目を離しても大丈夫」という村越さんの推しコメントにぐっときました! 直径約20㎝のせいろなので、卓上で使ってもじゃまになりません。

子どもが大好きな焼きいもはスーパーでも気軽に買えるようになったけど、コレがあれば焼きたてを食べさせてあげられます。一台で何役もこなしてくれる家電はありがたいけど、“専用”を贅沢に使い倒すのもいいかも!

「電気せいろ蒸し器 むしざんまい」(7,700円/アピックス)。本格的な竹製せいろを使用していて、水を入れてタイマーのつまみを回すだけで素材のうまみを引き出す蒸し料理が作れます。
「焼きいもメーカー UMAIIMO(ウマイーモ)」(1万6,500円/アーネスト)。最高で200度になる熱風で、さつまいもを芯までムラなく焼いてくれます。

売れてる!おしゃれで機能的な2大ブランド調理家電

null

「家電量販店といえば武骨で機能派の製品を扱うイメージかもしれませんが、最近は百貨店で取り扱っているようなデザイン性の高いブランド物の需要が増えています。インテリアの一部になるような“インテリアデザイン家電”は、調理家電なら『ブルーノ』と『レコルト』が人気。この数年で製品の種類も豊富になり、どちらも専用コーナーを設けられるようになりました」

『ブルーノ』といえば、食卓のアクセントになる真っ赤なホットプレートが代名詞ですが、カラーバリエーションが豊富になって、ホットプレート以外のラインナップも充実!
小ぶりでキュートな『レコルト』の調理家電は、1万円以下が多くリーズナブル! 

『ブルーノ』ならホットプレート。一番人気のサイズは?

写真の左上が最新の「コンパクトグリルホットプレート」。最近はネイビーやホワイトなど落ち着いたカラーが人気。

いちばん売れているのは、やはりホットプレートです。中でも、『コンパクトホットプレート」(1万2,100円)』が圧倒的なので、ホットプレートコーナーでもいちばん目立つ場所に展示しています。最新機種『コンパクトグリルホットプレート』(1万9,800円)は、余分な脂を落とせる穴あきプレート付きで、水受けトレーが脂をキャッチします。水受けトレーが付いている分、コンパクトホットプレートより高さがありますが、置き場所が許せるなら、焼肉にも使いたい方におススメです」

リーズナブルで小ぶりなサイズ感が人気の『レコルト』

本体サイズは、幅約29.5㎜×奥行10.5㎜×高さ11.0㎜と超コンパクト! 子どもと一緒に楽しめそうです。

「ポップなカラーが多いので卓上の彩りになり、小ぶりで置き場所や収納場所に困りません。手が出しやすい価格なので、贈り物にもよく選ばれています

中でも人気なのは『ラクレット チーズヒーター』(5,500円)。溶かしたチーズを食材にかけて食べるスイスの伝統料理「ラクレット」を再現できるアイテムで、上段で食材を焼いて、下段のミニパンでチーズを焼きます。上段のプレートを裏返して付属のココットでチーズフォンデュも楽しめます。

たこ焼き、焼き鳥、網焼き…卓上家電の人気者は?

null

コロナ禍を経て卓上で焼き鳥を焼けるものや、ちょっとした網焼きができる“オトナの晩酌”にぴったりな焼物器のバリエーションが増えて、私もちょい呑みアイテムとして気になっています。実際、売れているものは?

「卓上調理家電は、子育て世代にはたこ焼き器がダントツの人気です。ホットプレートは持っているけれど“たこ焼きプレートがついていない”、“ホットプレートのたこ焼きプレートだと数が多すぎる”という方が購入しています」

碁盤の目のようなガイドライン、この溝があると生地が切りやすく丸く成形しやすいそうです。たこパの時にしか使わなくても、つい欲しくなるグッズもそろっています。

たこ焼き器だけで、数種類のラインナップ! 価格も1,000円台から5,000円弱と幅があるので、どれを選んだらいいか迷ってしまいます。

「商品によってたこ焼きのサイズが違うので、大玉を焼きたいか、小さいものがいいかお好みで選んでいただけます。あとは、プレートにガイドラインがあるものがおススメです。これがあると、上手に焼けますよ。

たこ焼き器は人気なので、生地を流し込む“粉つぎ”や、油引きなどパーティー気分が盛り上がるアイテムも同じコーナーに集めています」

30万円のコーヒーメーカーが売れてる⁉

null

“ちょい足し”というには高額だけど……家電量販店には、こんな高いモノ、買う人いるの!?(すみません!)という製品があるのも面白いですよね。

「コロナ禍以降、コーヒーメーカーもよく売れています。最近、全自動タイプが発売になり、10万円台~30万円台と高額なのですが、ひと月で数台売れています。豆が酸化しづらくて、豆を挽く音がぐっと静かになったのが特徴で、週末の試飲会で美味しさを実感して購入される方もいます」

家電量販店で話題の“卓上&ちょい足し調理家電”、気になるものはありましたか?

食欲の秋に、食卓のバリエーションを豊富にしてくれる調理家電のラインナップが充実していて、村越さんの推しコメントにうなずきながら実物を見ていると、あれもこれも欲しくなってしまいました。

次回は、【お買い物のコツ編】。くらしに欠かせない白物家電の選び方やおススメの購入時期などを教えていただきます。

【取材協力】ヨドバシカメラ マルチメディア 吉祥寺

 

撮影/辺見 真也

駿河真理子
駿河真理子

大学卒業後は銀行に就職するも、大好きな雑誌の世界に飛び込む。『女性セブン』(小学館)で、編集兼ライターとして10年間、エンタメ系の誌面に携わる。第2子出産後、5年ぶりに『kufura』のライターとして復帰。今後は、育児や暮らしにまつわる記事を発信していきたい。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載