キャッシュレス決済、どれくらい利用していますか?
nullキャッシュレス決済が大きく広まるきっかけとなった「キャッシュレス・ポイント還元事業」。
2019年10月1日の消費税率引上げに伴い、消費の冷え込みを抑えることを主な目的に行われたこの事業ですが、これを皮切りに、日本では2025年には現金とキャッシュレス決済との支払い比率を40%を目標とし、将来的には80%を目指しているとか。(経済産業省:「キャッシュレス・ビジョン」より)
でもクレジットカードの不正利用や、キャッシュレス決済における個人情報の流出によるサービス停止などのニュースもあり、さまざまな不安が残るのも事実。
実際みんなはどんな風にキャッシュレス決済を活用しているの? ゼネラルリサーチ株式会社による調査からご紹介します。
キャッシュレス決済を利用したことがある人は約8割!
「キャッシュレス決済を利用したことがありますか?」という問いに対して「ある」と答えた人は8割以上(82.8%)となり、多くの方が現金以外での支払い経験があることが分かりました。
年代・性別で大きく異なる決済方法
主な決済方法について、年代別に調査するとこのような結果に。クレジットカードでの決済は年齢が上がるほど利用率が高まります。そもそも若い世代はクレジットカードをもっていない場合も多いと考えられるので、その結果にも納得。もっとも身近な交通系ICカードはどの世代でも半分くらいの利用率です。
QRコード決済に注目してみると、PayPay(ペイペイ)、LINE Pay、メルペイなどは年代が若くなるにつれて利用率が上がっていることが分かります。
ポイント還元の影響大!利便性も利用を後押し
「キャッシュレス決済を利用し始めたきっかけを教えてください」という質問には、「ポイント還元が魅力的だから」と「支払いが便利だから」という2つの回答に意見が集中しました。ポイント還元を求めて多くの人がキャッシュレス決済を使い始めることになったことが分かります。
キャッシュレス社会に不安を抱く人は約3割
「キャッシュレス社会は良いと思いますか?不安に思いますか?」と質問したところ、およそ7割の方が「良いと思う」(69.0%)と回答する結果になりました。
「不安に思う」と回答した3割の方に不安の具体的な内容について聞くと、「個人情報の流出」(43.3%)という意見が最も多く、次いで「不正利用」(19.8%)、「無駄遣い」(16.5%)と続きます。
これからもキャッシュレス決済利用を続ける?
最後に、「今後決済はどちらを中心に行いますか?」と質問したところ、7割近くの方が「現金以外の決済方法」(67.0%)と回答する結果になりました。これからも新たな決済方法が登場したり、さらに便利になることも予想されるキャッシュレス決済。不安もありつつ、一度利用したら便利さからはなかなか離れられないのかもしれませんね。
ポイント還元は2020年6月末まで!お得な情報も上手に活用して
null政府による「キャッシュレス・ポイント還元事業」はあと3カ月ほどで終了します。独自のポイント還元のキャンペーンを大々的に行っている事業者も多く、CMなどを目にする機会も増えました。これからもキャッシュレス決済はさらに身近になっていきそう!
お得な情報をしっかりチェックしつつ、自分に合った決済方法について考えてみるきっかけにしてみてくださいね。
◆調査の詳細はこちら:https://general-research.co.jp/report19/
■調査概要:「キャッシュレス決済」に関する調査
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:1,060人
■調査対象:全国20代〜60代のキャッシュレス決済ユーザー
■調査主体:ゼネラルリサーチ