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77.5%の女性が負担を実感…消費増税でみんなの暮らし、どうなった?

消費税増税から早くも3カ月。身近なモノの新しい価格や、ポイント還元率の計算方法にようやく慣れてきた方は多いかもしれません。これまで軽減税率やキャッシュレス決済の話題が先行してきましたが、2%の増税は実際の家計管理の現場にどのような影響を与えているのでしょうか。

消費税増税、女性の負担感は男性の1.2倍!

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オンライン家計簿サービス「Zaim」 を運営する株式会社Zaimが、11月28日からの9日間に利用男女1,474名を対象とした2019年の消費動向に関する調査を実施しました。

消費増税による負担についての質問に対して、男性の64.0%、女性の77.5%が「とても負担に感じる」「少し負担に感じる」と回答しています。

今回の調査においては、女性の負担感が男性の1.2倍以上も大きくなっています。

例えば、家庭を持つ女性が普段の買い物を担当している場合、日用品や化粧品、育児用品などの会計時において、負担を感じる機会が多いのではないでしょうか。

また、増税後の生活の変化については以下のような回答に多くの票が集まりました。

1位・・・キャッシュレス決済を使う頻度が上がった(65.9%)

2位・・・外食を控えるようになった(21.6%)

3位・・・毎月かかる固定費を見直した(15.9%)

今回の増税で大きな注目を集めた“キャッシュレス決済”と“軽減税率”が反映された結果となっています。

「自己投資」への消費が顕著な縮小傾向に…

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ちなみに、今回の調査の中で、「特にお金を使った」と感じるカテゴリで2018年と2019年とを比較して、最も変化が大きかった2つの項目が“食費”と“自己投資”です。

まず、食費は17.7%から23.4%に増加しています。
今回の増税では外食費やアルコール類などを除き、食品は軽減税率が適用されているにも関わらず「お金を使った」という負担感が増しているようです。

その反面、自己投資に「お金を使った」という実感は21.1%から10.5%に半減しています。

自己投資は、家計や時間にある程度余裕があるときに使うことができるお金のため、家計の余裕に左右されやすいカテゴリの一つ。増税の負担が増えた分、できるだけ抑えようと試みた男女が少なくないのかもしれません。

 

今回は、消費税増税後の負担感に関するアンケート結果をご紹介しました。

ポイント還元事業の終了は2020年の6月で、残された期間はあと半年。その後再び、消費者の負担感に変化が訪れると予想されます。皆さんは、ポイント還元の“その後”の家計管理、見据えていますか?

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