◎材料(2人分)
ピーマン | 4個 |
牛切り落とし肉 | 150g |
A 酒、しょうゆ | 各小さじ1 |
A 片栗粉 | 小さじ1 |
ごま油 | 適量 |
B オイスターソース、しょうゆ、砂糖、水 | 各大さじ1/2 |
B おろしにんにく、おろししょうが | 各少量 |
【作り方】
(1)ピーマンは半分に切ってへたと種を除き、ひと口大にちぎる。
(2)牛肉はAをもみ込む。
(3)フライパンを熱してごま油を入れ、(2)の牛肉を炒める。肉の色が変わってきたら(1)のピーマンを加えて炒め、油がまわったら合わせたBを加え、照りが出るまで炒め合わせる。
[ピーマンはこんなにエライ]
夏は野菜が不足しがちで、疲労がたまりやすい時期。旬のピーマンをたっぷりとることで夏の不調を軽減できます。
ピーマンには、βカロテン(ビタミンA)、C、B1、B2、D、P、鉄やカルシウムなどのミネラルも含まれています。とくに豊富なのが、細胞の働きを活性化して免疫力をアップさせるビタミンAとCが。ビタミンAは100g中150IUでトマトと同程度、ビタミンCは100g中80㎎でレモンの約2倍と、栄養価がとても高いのが特徴です。
βカロテンは体内に入るとビタミンAに変化し、皮膚や粘膜を強くしたり、目の健康にも欠かせません。脂溶性なので、炒め物などや肉などと合わせ、油と一緒に取ることで吸収率がぐんとアップします。
一方、ビタミンCは老化の原因となる活性酸素を除去するパワーが高い抗酸化ビタミン。ストレスへの抵抗力を高めたり、動脈硬化や心疾患を防ぐのにも効果を発揮します。熱に強いので、加熱調理しても栄養が損失しにくいのがメリット。
そして、ビタミンCの働きを高める働きをもつビタミンPは、毛細血管を強化。高血圧の予防・改善や、コレステロール値を正常に保つ働きもあります。
いしはら・にいな 1980年長崎県生まれ。2006年帝京大学医学部卒業。イシハラクリニック副院長。主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたる。わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍。著書は 13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム刊)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(php研究所刊)、『研修医ニーナの731日』(海竜社刊)等30冊を数え、韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳され出版されている。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。二児の母。