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「ひやむぎ」の人気アレンジを233人に調査 。そうめんのほうが…とは言わせません!

暑い時期によく食べる麺といえば、そうめん。この夏もそうめんのアレンジレシピの記事をネット上で見かけた人が多いのではないでしょうか。

他方、そうめんと似たビジュアルのひやむぎは、そうめんと比べるとやや注目度低めな印象が……。ちなみに、両者の違いについては諸説あるも、最も明確な差異は太さで、JAS(日本農林規格)によれば、そうめんは直径1.3mm未満、ひやむぎは直径1.3mm〜1.7mm未満とされています。つまり、麺の存在感自体はひやむぎがそうめんを上回るのです。

そんなわけで、『kufura』では、ひやむぎをおいしく食べる方法にフォーカス。女性233人を対象に、“ひやむぎのおすすめアレンジレシピ”についてアンケート調査を行いました。

ひやむぎ+酸味のアレンジレシピ

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「茹でて冷やしたひやむぎにドレッシングと刻んだトマトとしそをトッピングしたら、さっぱり食べれる」(39歳/主婦)

「ガスパチョ麺。冷製パスタの様に、トマトスープに和えて食べます」(52歳/その他)

「コンソメスープを冷やしたものにトマトやきゅうりなどの夏野菜を入れてスープスパゲッティ風にして食べるとさっぱりして美味しいです」(64歳/その他)

「つゆに青ジソと梅干しを混ぜたものを入れると美味しい(41歳/その他)

「ひやむぎ普通にゆでてオクラとみょうがでさっぱりとしたポン酢で食べる」(33歳/その他)

「茹でたひやむぎにハムやキュウリの千切りをのせて、レモンスープをかけて食べる」(61歳/主婦)

今回のアンケートで最頻出のワードは“トマト”。トッピングとしてトマトを添えるという案が続出したほか、スープをトマト味にするという声が複数寄せられました。

その他、梅やポン酢といった爽やか風味がひやむぎのお供として人気を博しています。トマト、梅、ポン酢はいずれもそうめんとも合いますが、ひやむぎの麺の太さは、より酸味を受け止めてくれるのかもしれませんね。

ひやむぎ+ピリ辛のアレンジレシピ

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「辛いもの好きには、つけつゆに酢と食べるラー油をプラス。ホットホット!」(52歳/主婦)

「めんつゆ豆板醤ごま油鶏がらスープの素でビビン麺風になる」(31歳/主婦)

「ひやむぎの上にキムチを沢山のせて、コチュジャンを少し混ぜたそうめんつゆと一緒に食べます。食欲のない時、暑い夏にぴったりです」(54歳/主婦)

「めんつゆ、ゴマ油をかけ、たっぷりのキムチとゴマをトッピングして、混ぜながら食べる。キムチの辛さをゴマ油がまろやかにして、さらにおいしく。ゴマの食感も楽しい。ひやむぎは少し太麺なので、冷麺のような感覚で食べられる」(49歳/主婦)

暑い時期に食指が動く味といえばスパイシー系。ひやむぎにキムチやラー油、豆板醤などを加えて韓国風にアレンジするのもおすすめです。そういえば、韓国冷麺はやや麺が太めなので、そうめんよりもひやむぎのほうがより雰囲気を近づけることができるかもしれませんね。

ひやむぎ+温かいスープのアレンジレシピ

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「にゅうめんみたいに温かいスープに茹でたひやむぎを入れ、ネギたっぷり、しいたけなどの具を入れる。涼しい部屋でふうふう言いながら食べるのがいい」(69歳/主婦)

「野菜とキノコをたっぷり入れて出汁に少し砂糖を加えた甘めの煮麺にして食べます。細いうどんみたいな満足感です」(43歳/その他)

「めんつゆの中に、豚肉と小松菜を入れて煮ると、栄養がバランスよくとれる」(51歳/主婦)

「お味噌汁にひやむぎを入れると、食欲が出ます」(48歳/その他)

暑い季節はエアコンによる冷えが気になるからこそ、敢えて温かい麺で体をいたわるのもよし。なるべく具沢山にして、夏バテ解消も狙いたいところですね。

ひやむぎを“炒める・焼く”アレンジレシピ

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「ひやむぎのチャンプルー。茹でて水で締めた麺に、スパムとゴーヤ、卵を加えて軽く炒めて出来上がり」(48歳/主婦)

「ひやむぎが余ったらフライパンに油をひいてそのまま麺を丸く置いてチヂミみたいに焼く。そのうえにケチャップソースチーズハムなど好きな具をのせチーズとければなんちゃってピザ」(40歳/その他)

「余ったひやむぎをごま油で両面カリッと焼く。レトルトの中華丼の具をかけると、あんかけ焼きそば風に食べられる」(35歳/その他)

定番の茹でるだけの食べ方に飽きたら、試してみたいフライパンアレンジ。チャンプルーだけじゃなく、ピザ風にあんかけ焼きそば風と何でもござれです。

その他、こんなアレンジも…

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「レトルトカレーひやむぎ。ゆでたひやむぎにレンジかお湯で温めたレトルトカレーをかけてお好みで薬味かゆで卵をのせる。夏にぴったりで満足度が高いです」(30歳/主婦)

「たらこスプレットとあえて、たらこパスタみたいにして食べるといつもと雰囲気が変わって飽きずに食べられる」(29歳/その他)

「おいなりさんに茹でたひやむぎを入れる。冷蔵庫でしっかり冷やすとより美味しい」(37歳/主婦)

「まとめて揚げてドーナツにします」(28歳/主婦)

レトルト食品を活用した即席料理からひとひねり加えた創作風メニューまで……。まさかひやむぎにこんな食べ方があったなんてびっくりです。

 

ちなみに、「ひやむぎを食べたことない」というコメントもちらほら……。ですが、こんなにバラエティ豊かに楽しめるひやむぎを未食というのはもったいない! もちろん、そうめんや冷やし中華のように、めんつゆや中華だれにお好みのトッピングを合わせてもおいしいですし、みなさんもぜひひやむぎの食べ方を追求してみてはいかがでしょうか?

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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