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ロボット掃除機を使っている人は7%!いまだキャニスターも根強い「掃除機」事情。人気の組み合わせも

日々、床にたまり続ける埃やゴミの除去に欠かせない掃除機。昔ながらのキャニスター型、より手軽なスティック型やハンディ型、さらには最新のロボット掃除機まで大きく分けると4つのタイプがあり、それぞれの特色がありますが、みなさんの家庭ではどのタイプが稼働中でしょうか?

『kufura』では、女性173人を対象にアンケート調査を実施しました。

普段から使用している掃除機の「種類」は?

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まず、普段から使用している掃除機の種類について、5つの選択肢から当てはまるものを全て選んでもらいました。その結果は以下のとおり。

「スティック型掃除機」・・・90票(52.0%)
「キャニスター型掃除機」・・・85票(49.1%)
「ハンディ型掃除機」・・・24票(13.9%)
「ロボット掃除機」・・・12票(6.9%)
「その他」・・・1票(0.6%)

最多得票は「スティック型」で、「キャニスター型」が僅差で追う展開に。他方、「ロボット掃除機」の普及率は今回のアンケート調査に限っては、まだ1割にも届きません。ちなみに、「その他」を選んだ人に具体的な方法を尋ねたところ「床拭き」とのことでした。

では、もう少し詳細に複数の選択肢を選んだ人の内訳も見てみると……。

「スティック型掃除機」・・・68票(39.3%)
「キャニスター型掃除機」・・・62票(35.8%)
「ハンディ型掃除機」・・・11票(6.4%)
「ロボット掃除機」・・・1票(0.6%)
「キャニスター+ステック」・・・11票(6.4%)
「キャニスター+ハンディ」・・・5票(2.9%)
「キャニスター+ロボット」・・・3票(1.7%)
「キャニスター+スティック+ロボット+ハンディ」・・・2票(1.2%)
「スティック+ハンディ」・・・2票(1.2%)
「スティック+ロボット」・・・2票(1.2%)
「スティック+ロボット+ハンディ」・・・2票(1.2%)
「スティック+その他」・・・1票(0.6%)
「キャニスター+スティック+ハンディ」・・・1票(0.6%)
「キャニスター+スティック+ロボット」・・・1票(0.6%)
「ロボット+ハンディ」・・・1票(0.6%)

単体での使用は、やはり“スティック”派と“キャニスター”派が二大勢力。他方、ロボット掃除機を単体で使用しているのはわずか1票のみというのも、なかなか興味深いところです。床掃除はロボット任せとはいかず、他の機器と組み合わせる必要があるのがうかがえます。

「スティック型掃除機」の魅力とは?

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「手軽なので、スティックタイプでちょこちょこ掃除するようにしている」(52歳/主婦)

「キャニスターの掃除機は重いし、階段の持ち運びに不便だから(62歳/主婦)

「コードレスの掃除機がよかったから。スリムで使いやすい」(44歳/主婦)

「スティック掃除機だと隅に立てかけて置いておけるので、掃除のハードルが下がる」(42歳/主婦)

「軽くて小回りがきく。毎回ゴミを捨てておけば、吸引力も悪くない」(51歳/主婦)

スティック型掃除機の魅力といえば、コードレスの機動性。充電さえしておけば、思い立ったときにすぐに掃除したい場所に出動させて手軽に埃やゴミを吸い取れる利便性たるや、もうコードに制約される生活には戻れません。また、スリムなボディで収納スペースをとらない点もGOODです。

「キャニスター型掃除機」の魅力とは?

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「スティック型にくらべて馬力があり、きちんとゴミや埃を吸いとっているという実感を持てるため」(55歳/その他)

「スティック型はパワーがないし全部の部屋は充電がもたない。キャニスターのほうが結局扱いやすい」(52歳/主婦)

「慣れているし、紙パック式でゴミの処理も簡単だからです」(45歳/その他)

キャニスター型掃除機の強みは、そのパワフルな吸引力。構造上、スティック型よりも強力なモーターを搭載できることもあり、カーペットに絡まったゴミ退治などはキャニスター型に軍配が上がります。また、コンセントから直接電力を供給しているので、バッテリー切れの心配もなく、家全体を一気に掃除することも可能です。

「ハンディ型掃除機」、「ロボット掃除機」の魅力とは?

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「細かいところはハンディタイプで」(47歳/総務・人事・事務)

「ロボット掃除機は、毎日掃除をしてくれて助かる」(36歳/総務・人事・事務)

スティック型よりもさらに小回りがきくハンディ型も便利。目についた埃やゴミに即座に対応するのに適しています。また、ロボット掃除機は、段差や障害物をなくすなど、人間の補助が必要とはいえ、一定レベルの掃除を自動でこなしてくれるのはありがたいですよね。

掃除機をこんなふうに「組み合わせる」のがおすすめ!

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今回のアンケートによれば、約2割の人が、複数のタイプの掃除機を使い分けているとのこと。具体的には、どんなふうに活用しているのかというと……?

「持ち上げが大変なので2階はスティック。1階はキャニスターできっちり吸いとる」(58歳/主婦)

「スティックは、ちょっとだけかけたいとき。絨毯の埃はキャニスターでないと吸いきれない」(50歳/デザイン関係)

「庭仕事や洗濯などをしている間はロボット掃除機。テレビを見ながらテレビ回りをハンディ掃除機で掃除したり、しっかり掃除したいときはキャニスターのサイクロン式の掃除機を使ったりする」(60歳/主婦)

「広いスペースはキャニスター掃除機で。トイレや階段など狭いスペース、ドライヤー後の洗面所などはハンディ型で」(61歳/主婦)

「子どもの食べこぼし等、特定の範囲をサッと掃除したいときはスティック型を使用していて、子どものおもちゃ等を全て片付けることのできた日にロボット掃除機を回している」(23歳/その他)

掃除機のタイプごとの特長を生かしつつ、場所やシチュエーションごとにうまく使い分けているのがうかがえます。

 

筆者自身、キャニスター型からスティック型にすることで、コードに縛られない快適さに感動したものの、たまに埃を吸い切らないことにモヤモヤ……。なるほど、キャニスター型と併用すればよかったのかと目からウロコでした(家が狭いので収納場所をどうするかという課題はありますが)。みなさんもぜひご参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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