実際のところ、『kufura』がこの件について女性359人を対象にアンケートを実施したところ、「よく気になる」が73票(20.3%)、「たまに気になる」が235票(65.5%)という結果で、実に8割以上の人が、よその家のにおいに違和感を覚えるとのことです。
知らぬはその家に暮らす住人のみで、いつのまにか自宅が異臭空間になってしまっている……なんてことがあるかもしれません。みなさんは、そうならないように自宅で何か心がけていることがあるでしょうか? 今回は、“自宅のにおい対策”についてのアンケート調査結果をご紹介します。
換気を徹底する
null「暑い日も寒い日も、朝一番に窓を開けて、空気を入れ換える」(59歳/その他)
「とにかく換気。 真冬でも必ず朝晩は換気しています」(35歳/主婦)
「在宅時は、できるだけ窓を開けて換気をしている」(42歳/主婦)
「玄関の対面の窓を空けて風通り良くしている」(58歳/主婦)
「キッチンの換気扇は回しっぱなしです」(48歳/その他)
「キッチンに取り付けてある換気扇のフィルターを、月に1回取り替えている。フィルターの網目が油などで詰まってしまっていると、せっかく換気をしてもその効果が薄くなってしまうと感じるため」(26歳/学生・フリーター)
今回のアンケートでまず多かったのは換気。湿気、料理のにおい、体臭、その他もろもろの生活臭が室内にこもらないように、窓を開け放して空気をリフレッシュさせることは、におい対策の基本のキといえそうです。
また、キッチンの油のにおいがしみつくのを予防するためには、換気扇をフル活用。コメントにもあるようにフィルターのお手入れもしっかり行いましょう。
玄関のにおい対策は?
null「玄関をアルコールで拭いています」(50歳/主婦)
「強力なトイレの消臭芳香除菌用品で玄関も消臭しています」(44歳/その他)
「玄関に空気清浄機を置いている。第一印象ですべてが決まると思っているので玄関は大事だと思う」(59歳/総務・人事・事務)
「玄関にヒノキチップを盛っている。ヒノキのにおいがすると行きも帰りも気分がいい」(58歳/主婦)
「玄関に人感センサーの消臭グッズを置いている。気にはなるが、自分で対策するのは面倒なので、自動で動くと便利」(28歳/コンピュータ関連以外の技術職)
玄関に関しては、換気に加えて消臭剤などさまざま対策を施している声が寄せられています。玄関はおうちの“顔”的存在なので、お客様の印象をよくするためにも、日々、家族が気持ちよく出入りするためにも、空気をクリーンな状態に保ちたいものですよね。
靴のにおい対策は?
nullこれも玄関のにおい対策の一環ですが、靴のにおいを除去するためのアイディアも寄せられています。
「靴を履く前に消臭スプレーを中に噴射する。靴下もついでに……」(59歳/その他)
「10円玉を靴の中に入れて消臭」(23歳/学生・フリーター)
「靴箱内には重曹を入れて消臭剤にしている」(52歳/主婦)
「靴をしまっている。においが漂いそうだから」(53歳/その他)
10円玉に含まれる銅には殺菌作用があることから、雑菌の繁殖による悪臭を軽減する効果があるといわれています。その他、『kufura』の過去記事によれば、1日履いた靴は壁に立てかけるなどして中の湿気を取り除いたうえ、食品の乾燥剤などを入れておくのも効果的とのこと。
あとは、におい対策だけでなく、見た目的にも、靴は玄関に出しっぱなしにせず、なるべく靴箱にしまうのがベターかもしれません。
キッチンのにおい対策は?
nullキッチンのにおい対策としては、換気扇を回す以外に、以下のような取り組みも。
「生ゴミを捨てる時は新聞紙にくるんでおく」(50歳/主婦)
「生ゴミやおかしのゴミなど、におうものは蓋つきのゴミ箱に入れて、蓋に炭を入れてます。台所が臭いとせっかくの料理も美味しく感じなくなるような気がして」(51歳/主婦)
「生ゴミのゴミ箱には定期的にハーブの香りのスプレーをしている。コバエ対策にもなります」(32歳/その他)
「生ゴミや、食品が入っていたトレーはすべて冷凍しています」(41歳/主婦)
「冷蔵庫に炭を入れている。いろいろなにおいがあるので、消したいと思ったから」(47歳/営業・販売)
「ほぼ毎日排水口にハイターをかけ、お湯を流している」(50歳/営業・販売)
キッチンの中でも、特に気になるにおいといえば生ゴミ。新聞紙にくるんだり、スプレーをかけたり、ちょっとした工夫で予防できるなら、試さない手はありませんよね。
その他、こんなにおい対策も…
null「夏場は箪笥の中が臭くなるので、ドライハーブや炭、新聞紙などを置いています」(52歳/その他)
「できるだけ無臭になるように、クエン酸などで掃除をする」(29歳/総務・人事・事務)
「カーテンに料理のにおいや生活臭がつきやすいので、気になるときに消臭スプレーをかけている」(43歳/主婦)
「香りが混ざらないように使う消臭剤は統一。洗剤や柔軟剤は決まったものだけにしている」(43歳/その他)
「お茶をいる。家中の匂いが爽やかになる」(42歳/主婦)
その他、掃除や洗濯をこまめにする、との意見も見られました。においの元となる雑菌をためこまないように、基本の家事を疎かにしないことも大切ですよね。
いかがでしたか? 自宅のにおいは、住んでいる当人は気づかなくても、他人にとっては強烈ということもありますし、また、自分自身、おうちで何となく居心地がよくないのは実はにおいが原因なんてこともあるかもしれません。お客様のためだけでなく、家族みんなが快適に生活するためにも、今回のご紹介したみなさんの声をぜひご参考にしてみてくださいね。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。