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ポイントを押さえて「我が家をゴキブリが住みにくい環境」にするコツ3つ

寒い冬にはあまりお目にかからなかったゴキブリですが、最近また見かけるようになってきた、という人もいるのでは? ゴキブリ対策は、日ごろの掃除に加え環境改善が重要です。今回はゴキブリ対策を行うアースウェル経営者の大久保柾幸さんの著書『ゴキブリ退治に殺虫剤は使うな!』を参考に、ゴキブリの住みにくい環境をつくるポイントを3つお伝えします。

1:段ボールや紙類は都度処分する

ゴキブリは段ボールや紙が大好きだと言います。食べる、というより住み家にしやすいといったところでしょう。

床に直置きしておいた新聞紙の束を移動させる際、カサカサっとゴキブリが出てきた経験はありませんか? 床に置かれた雑誌や新聞の裏はゴキブリにとって安住の地なのです。

したがって、掃除をしているときに、そういうものを発見した場合は、そのままにせず処分するか、一度整理整頓してプラスチックケースに入れ替えるなど、保管方法の変更も必要でしょう。

ゴキブリの生息域は下部に集中していますので、主に腰から下の高さのところはできるだけシンプルにしておく必要があります。段ボールや雑誌など、床に直置きしている物があればすぐに取り除くか、より高い位置に置き場所を変更しましょう。

また、段ボールは家に持ち込んだ時点でその段ボールにゴキブリの卵が付着している場合があります。宅配便などで段ボールが届いたときには、中身だけ出してすぐに処分することが望ましいでしょう。

2:家具と壁の隙間に気を付ける

ゴキブリは狭い隙間が大好きですから、隙間を作らないというのも一つのポイントなのだそう。

ゴキブリは狭いすき間が大好きなので、家具と壁との間に少しすき間があると、そこがゴキブリにとっての安住の地となってしまうのです。

ただし、壁にぴったりとくっつけてすき間をなくしたい場合は注意が必要です。なぜなら、ぴったりとくっつけているつもりでも、どこか空いている場所があるからです。コーキングなどですき間をふさぐときも同じです。周囲をぐるっとふさがなければ、筒抜け状態で意味がないので気をつけてください

すき間を作らない、というのは想像以上に難しそうです。

であれば、壁と家具の間を広く開けたり、いつでも家具を動かせる状態にしておけば、ゴキブリのエサになりえるものをこまめに取り除くこともできていいかもしれませんね。

3:水分をなくす

ゴキブリにとって水は生命線ともいえるそうです。つまりは水をなくしてしまえば、ゴキブリは生息できません。

もちろん、水は人間にとっても必要なものですから完全になくすことはできませんが、日常的にできることをしておくだけでもゴキブリ対策となります。

・シンクに水滴がついていない状態にしておく

・スポンジの水分を絞って乾かしておく

・シンク内の三角コーナーや排水溝のゴミ受けのゴミは毎日捨てる

・魚焼きグリルの底に水を貯めっぱなしにしない

・キッチンや洗面所の床にはねた水滴はきちんと拭き取る

 

以上、ゴキブリの住みにくい環境をつくるポイントをお伝えしましたが、いかがでしたか?

ゴキブリが生息しやすい場所を減らすことで、ゴキブリの生活圏を強制的に狭くすることができます。環境を整えたあとは、まめにお掃除するようにしましょう!

 

【参考】

※ 大久保柾幸(2017)『ゴキブリ退治に殺虫剤は使うな!』(白夜書房)

2017/6/14 WooRis掲載

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