最近涙を流した人は46%だった
nullまずは最近涙を流したかと尋ねたところ、「涙を流した」と言う人は46.2%。程度は人によって異なりますが、約2人に1人は「最近涙を流した」と自覚していることがわかりました。
■あなたは最近涙を流しましたか?
「涙を流した」……46.2%(144人)
「涙を流していない」……50.6%(158人)
「わからない」……3.2%(10人)
涙を流した理由、1位映画・テレビ等、2位花粉症
nullでは実際に「涙を流した」と答えた人に、何が理由で涙を流したか尋ねたところ、圧倒的に多かったのは「映画、ドラマ、テレビ、動画を見て」という人で約45%。次いでこの時期苦しんでいる人が多い「花粉症のため」で約13%でした。以下、涙の理由をランキングでまとめてみました。
1位 映画・ドラマ・テレビ・動画……45.1%(65人)
映画、ドラマ、ドキュメンタリー映像、YouTubeなどの映像系作品の中でも最も多かった回答は「映画」。次いで「ドラマ」「ドキュメンタリー映像」と続きました。作品に感動したり、感情移入して泣いてしまったという人が多いようです。
「幼少期にたまらなく好きだった『魔法のプリンセス ミンキーモモ』の最終回をYouTubeで観たから」(42歳女性/主婦)
「バラエティに出てきた人がかわいそうな人生だった」(41歳男性/その他)
「元メジャーリーガーであるイチローが米国野球殿堂入りをした様子の映像を見て感動し涙が出た」(57歳男性/その他)
「東日本大震災に関連するテレビ番組をみていて」(62歳女性/その他)
「ドラマを見ていたら子どもの頃を思い出すシーンがあって、懐かしい思い出が蘇って涙が出てきた」(66歳男性/その他)など

2位 花粉症……13.2%(19人)
ピークは過ぎたという人も多いかもしれませんが、まだまだ「花粉症」で悩んでいる人は少なくありません。ヒノキの花粉はゴールデンウィーク明けまで続きます。くしゃみ、鼻水の症状と同様に、かゆみや涙目と言った目のトラブルで悩んでいるも多いようです。
「花粉症で涙が勝手に出る」(34歳女性/総務・人事・事務)
「花粉症が例年になく酷いため、痒みと涙が止まらないです」(47歳女性/その他)など

3位 目の不調……8.3%(12人)
「目にゴミが入った」「スクリーンの見過ぎ」など目の不調で涙が止まらないという人もいるようです。パソコンや携帯電話など、スクリーンを見る機会が多い現代社会で暮らしていると、やはり目を酷使している人は少なくありません。疲れ目の悩みを抱える人も多いようです。
「コンタクトレンズにゴミが入って、涙が出た」(37歳男性/総務・人事・事務)
「目のかすみ等で自然と涙がでる」(67歳男性/その他)など
4位 死や病気の場面に遭遇して……7.6%(11人)
null自分や身近な人の病気、家族や友人との死別などで涙を流す人もいました。意外と多かったのが「ペットとの別れ」。家族のようなペットとの別れはやはりつらいものですね。
「実家暮らしの時に何かにつけて暴力を受けていた毒父が末期癌で余命宣告を受けたショックから認知症になり、最期まで失望させると虚しくなり涙が止まらなくなった」(50歳女性/主婦)
「亡くなった親のことを思い出して」(64歳女性/営業・販売)
「ロシアの戦争で大勢のウクライナ人が亡くなっていること」(67歳男性/その他)など

5位 人生・不安……4.9%(7人)
漠然とした人生の迷い、自分のふがいなさ、将来への不安などから涙を流している人も。普段は我慢したり、自分の気持ちをごまかしていたのに、何かのきっかけで涙が出て、止まらなくなったという経験をしている人も少なくないようです。
「昇給賞与もなく、生活に余裕がないという、会社の今の自分の状況に涙しました」(57歳女性/その他)
「友人達からの優しい思いやりより、自分はたくさんの人に愛されていると実感して嬉し泣きしました」(62歳女性/その他)
「体調が悪くて休んでいたいのに、家事をしろと言われてやった後に感謝の言葉ももらえず当たり前の態度をされて、寝室に戻り布団の中で涙が出ました」(63歳女性/主婦)など

5位(同率) 本・小説……4.9%(7人)
null今回のアンケートでは少数派でしたが、「本」や「小説」で涙を流す人も。本を読んで感動して涙を流し、その後気持ちがすっきりしたという経験がある人も多いのではないでしょうか。
「ジャンプの漫画に感動して」(37歳男性/その他)
「本を読んでいて内容に心打たれて」(49歳女性/総務・人事・事務)など
7位 子どものこと……3.5%(5人)
nullうれしいことも辛いことも、自分の事は気持ちを抑えることができるけど、子どものこととなると我慢ができないという話をよく聞きます。出産、入学、卒業、成人式など、人生の節目になる行事などは感動して涙が出てくる人も多いでしょう。
「子どもが産まれた」(35歳男性/コンピューター関連以外の技術職)
「車の中で娘が来年二十歳になることを考えていたら」(54歳女性/その他)など

8位 けんか……2.8%(4人)
null子どものころはよく泣く原因の一つ「けんか」。大人になるとさすがに数は減りますね。それでも家族や友人とのけんかが原因で泣いてしまったという人もいるようです。
「主人とけんかをした時に“一人で自力で生きていけない自分はなんて情けない人間なんだ”と思って」(45歳女性/主婦)
「娘と些細な事でけんかをしてしまい、娘を泣かせてしまい、自分も泣いた」(62歳女性/主婦)など
その他、8位以下には、「玉ねぎを切って泣いた」とか「懐かしい歌を聞いて涙が出た」などがあがりました。

たまには泣くのも悪くない
null大人になると、涙を見せるのは「恥ずかしい」と思いがち。でも、感情を素直に表現することは、現代社会においては失われがち。泣いた後にスッキリしたり、心が軽くなったという人もたくさんいます。最近泣いていない人は、感動的な映画を観たり、思い出の本や音楽に触れてみては? 一時期「涙活」という言葉が流行していましたが、たまに涙で心のデトックスをしてみることは、現代人にとっては必要なのかもしれません。

エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。