20代~60代の約78%が「赤飯」好きだった!
null好きな食べ物を聞いて「赤飯」と答える人はなかなかいないので、「赤飯」の魅力は語られないことが多いものです。が、しかし実はひそかにファンが多い「赤飯」。今回のアンケートで好きかどうかを尋ねたところ、なんと8割近い人が「好き」と解答。4割近い人が、コンビニでも赤飯おにぎりを購入していることがわかりました。
■あなたは「赤飯」が好きですか?
「好き」・・・77.5%(416人)
「嫌い」・・・22.5%(121人)
■あなたはコンビニで「赤飯」おにぎりを購入しますか?
「よく購入する」・・・4.3%(23人)
「たまに購入する」・・・33.1%(178人)
「購入しない」・・・47.1%(253人)
「コンビニでおにぎり自体を買わない」・・・15.5%(83人)
特別感がある!懐かしい家庭の味という人も!!
nullではなぜこんなに多くの人に「赤飯」が好まれているのでしょう。好きな理由について答えてもらったところ、「お祝い事で食べる」とか「おめでたいときに食べる」という風習があることから「特別感がある」と考える人が多数。また「祖母の味」とか「田舎の味」といった思い出の味として記憶に残っている人もいるようです。
「祝い事があると母が作ってくれ、田舎の味という感じがするから」(23歳女性/総務・人事・事務)
「子どもの頃から祖母が作ってくれた赤飯を定期的に食べていて、食感や風味が好きだから」(29歳女性/その他)
「懐かしい味がするから」(44歳男性/コンピュータ関連技術職)
「お祭りのときには必ず赤飯だったので楽しいイメージと直結しているから」(56歳女性/コンピュータ関連技術職)
「子供の頃、料理上手な母がよく作ってくれて、それがとても美味しかったので」(67歳女性/主婦)など
もちもち食感に、塩気と甘さのハーモニーが最高
null赤飯の「味が好き」という人も多いようです。多くの人が、「もちもちした食感」「程よい塩味」「ほのかな豆の甘さ」を挙げていました。
ちなみに「赤飯」は地域や家庭によって使われる豆が異なるようで、一般的には「ささげ(大角豆)」や「小豆」の豆が使われているようですが、中には「甘納豆」を使うのが主流という場所も。
「あずきの食感が好き」(25歳男性/学生・フリーター)とか、「ほのかな塩気と小豆の甘さが絶妙」(44歳男性/学生・フリーター)という小豆派の人もいれば、「もち米のもちもちした食感と、甘い甘納豆とごま塩のしょっぱさのハーモニーが好きだから」(38歳女性/主婦)、「やっぱり私は甘納豆が入ったうすピンクのお赤飯が綺麗で、かわいくて甘くて好きです」(57歳女性/その他)など、甘納豆派の意見も聞かれました。中には、「母親の作る栗入りの赤飯が好き」(52歳女性/その他)など、豆以外に栗や芋などを入れる地域や家庭もあるようです。
また、「腹持ちがいいのと便秘解消のため」(39歳女性/金融関係)や「栄養価が高い。小豆は血圧が上がりづらい」(53歳男性/その他)など、腹持ちの良さや栄養面に注目している意見も。「赤飯ならおかずなしでも食べることができるから」(59歳男性/その他)といった手軽さを挙げる人もいました。
手作りが一番!でも、おにぎりならセブン-イレブンが人気
null最後に「赤飯」が好きと答えた416人にどこの「赤飯」がおすすめかを聞いたところ、約半数が「手作り」と解答。中でも3人に1人が「母や祖父などが実家で作る赤飯」と答えていることがわかりました。また手軽に買える「コンビニ」と答えた人は約2割。中でも「セブンーイレブン」が圧倒的に人気でした。そのほか、こんなお店を挙げた人も……。
「愛知県(出身地)の和菓子屋の赤飯」(37歳男性/その他)
「道の駅で売っている赤飯」(39歳男性/研究・開発)
「和菓子屋のものならおいしい」(46歳男性/その他)
「デパートのおこわ売り場にある赤飯は、並んでいるおこわと合わせて、とてもおいしそう」(48歳男性/コンピュータ関連技術職)
「おこわ米八」(50歳女性/総務・人事・事務)
「スーパー(ダイエー、マルエツのイオン系)の赤飯で満足です」(52歳女性/総務・人事・事務)
「ライフの赤飯おこわおにぎり」(58歳男性/その他)
確かに、和菓子屋さんやおこわ専門店、一部のスーパーでは米や豆の素材にこだわり、伝統的な製法で作っている場所があるので、特においしいと感じる人が多いかもしれませんね。
魔除け効果あり!? お盆に食べる地域も
null実は赤い小豆は邪気を払う魔除け効果があると言われています。そのため東北地方を中心にお盆に赤飯を食べるという地域もあるとか。他にも五穀豊穣の効果があるとも言われているようです。お盆といえば定番の「おはぎ」と共に、「赤飯」をお供えしたり、食べたりするのもありなのですね。
いかがでしたか? 様々な魅力を秘めた「赤飯」。昔から親しまれているご飯が再度注目されているのにも納得です。このアンケートを見たら、急に赤飯が食べたくなってきたのでは? 実はレトルトのパックご飯や、炊飯器に入れるだけの缶詰も売られているので、簡単に食卓に並べることができるのもうれしいポイント。ぜひいろいろ試してみてくださいね。
エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。