以前『kufura』でもご紹介していますが(ダイソーの「メイクブラシ」が優秀との噂!買うべき&残念な筆を徹底調査)、新しい筆が登場している!……ということで、2022年最新版として再度ピックアップ。
ダイソーの美容家電シリーズを正直レビューしている筆者が、実際に使ってみて「イイ!」と厳選した13本をご紹介していきます。“安かろう悪かろう”はもはや時代遅れ!といった使えるアイテムばかりですよ。
ダイソーのコスメブラシ、メインはこの2ライン!
null現在、ダイソーのコスメブラシは「ごくふわっ」と「UR GLAM(ユーアーグラム)」の2シリーズ展開。
「ごくふわっ」は以前からあるシリーズですが、ここ数年でデザインが一変! ブラシの柄が赤色だったものから、ナチュラルな木目調に。最近では韓国コスメやサステナブルに配慮したウッド調のコスメが人気なので、うまくトレンドを取り入れている様子です。
「UR GLAM」は、2019年4月から発売されたダイソーのコスメライン。ブラシ類だけでなく、アイシャドウやアイブロウペンシルといったコスメも種類豊富に展開しています。
先述したナチュラルな印象の「ごくふわっ」シリーズと異なり、モノトーンの配色でブラックの柄とホワイトのブラシ。プロっぽいデザインにテンションが上がります。安っぽく見えないので、黒で統一したい!という方には「UR GLAM」のブラシがおすすめです。
今回は、上記の2シリーズを取りまぜつつ、用途ごとに使える1本を選んでみました。まずは、しっかりカバー&スピーディに仕上げたいベースメイクにおすすめのメイクブラシから!
ベースメイクに使えるブラシ4選!均一肌に仕上がる
null・そもそもスポンジとブラシどっちがいいの?
ベースメイクに欠かせないファンデーション。そもそもファンデーションにはリキッド・クリーム・パウダー・クッションファンデーションと大きく分けて4つの種類があります。
リキッドやクリームは指でつけるという方もいらっしゃると思いますが、ファンデーションブラシを使うと指よりも均一な仕上がりに。細やかな毛先がいい仕事をしてくれるのです。
ブラシの他にスポンジでつける場合もありますが、同量のファンデーションをスポンジとブラシでつけ比べしてみたところ、スポンジはファンデーションを吸ってしまい思うように肌に乗らず……。スポンジの場合、結構な量のファンデーションが必要だなと感じました。初心者にはちょっと難しいです。
その点ブラシは肌に伸びてしっかりカバー。手で塗ると手のひらがファンデーションで汚れてしまいますが、ブラシは手も汚れず次の工程に移りやすいのもメリットです。
筆者はふだん「クッションファンデ」を使っているのですが、人前に出る時や撮影の際には、ファンデーションブラシを使うようにしています。クッションファンデを塗った上から、ファンデーションブラシでクルクルと円を描くようにすると、顔の凹凸によりフィットして“面ツル”な仕上がりになりますよ。
1:リキッド・クリームファンデーションにおすすめの平筆タイプ
「ごくふわっリキッドファンデーションブラシ」110円(税込、以下同)はコシのある平筆タイプ。刷毛で塗る感覚があるので、丁寧に塗りたい方向け。ただし筆跡のムラはでやすく、何往復か時間はかかりそう。もっと時短できれいに仕上げたい方には、次にご紹介するフラットタイプの方がおすすめです。
2:テクニックいらずで均一美肌!時短派にはフラットタイプ
フラットタイプの「ごくふわっファンデーションブラシ」は、220円商品ではあるのですが、正直1,000円はしそうな使い心地。リキッドやクリームファンデーションだけではなく、パウダリーファンデや仕上げのプレストパウダーにも使えます。
平筆と異なり面で塗っていくので、テクニックいらずで肌の上でクルクルと円を描くだけで磨いたような均一な肌に仕上がります。
ヘッドが小さめで顔の凹凸にもしっかりフィット! ブラシの毛が綿密なので大雑把にクルクルしても、きれいにムラなくファンデーションが塗れます。時間をかけず綺麗に仕上げたい方にオススメの1本です。
筆者はファンデーションを塗るのが下手で、ファンデーションに苦手意識があったのですが、フラットタイプのファンデーションブラシを使い出してから厚塗りやムラといった失敗から抜け出せ、ベースメイクが楽しくなりました。
平筆タイプかフラットタイプがで選ぶなら、220円商品にはなりますが「ごくふわっファンデーションブラシ」に軍配が上がります。
しかもダイソーの「ごくふわっファンデーションブラシ」は、某大手ブランドのファンデーションブラシにそっくりなんです。
筆者も愛用していたのですが、日本人向けに開発されたのかヘッドが小さく小鼻横にもフィットするところが気に入っていました。
そしてダイソーのファンデーションブラシは価格が220円ということもあってか、ヘッドは小さめ。価格ゆえの小ささが某ブランドで気に入っていた「小回りのよさ」をまさに再現してくれています。
某ブランドでは1,980円で販売されていたので、ダイソーなら220円とお財布にも優しいですね。
3:マスクありきのメイクに欠かせない「パウダーブラシ」
「ごくふわっパウダーブラシ」220円は、ナイロン毛ながらも、熊野筆の高級ブラシに劣らない毛量に驚きました。
仕上げ用のルースパウダーなどをしっかり粉含みさせてから使うと、自然な仕上がりに。マスクありきのメイクになって仕上げのパウダーが欠かせなくなりましたからね。フェイスパウダー用のブラシも1つ手元に置いておきたい!
4:こんなブラシが欲しかった!痒いところに手が届く「コンシーラーブラシ」
「UR GLAMコンシーラーブラシ」110円は小指の爪先ほどの極小平筆。絶妙なカーブが目の下や小鼻の下など、指先やファンデーションブラシでも届かないエリアまでしっかり届いてくれます。
さらに、ピンポイントでカバーしたいシミに置くように筆を乗せると、指よりも綺麗にカバーできます。
肌悩みは人それぞれあると思うのですが、筆者は小鼻の赤みが悩み。海外ブランドのコンシーラーブラシを持っておりますがブラシが大きいがゆえ、塗っても余計に悪目立ちしていたのです。
しかし「UR GLAMコンシーラーブラシ」は、かなり小さいので少量をちょっとずつ乗せられ、指でもブラシでもうまく行かなかった赤みカバーができ感動しました!
小ぶりかつ絶妙なアーチで肌なじみのいい「UR GLAMコンシーラーブラシ」は心からイチオシ!
『ダイソー』でベースメイク用のブラシをまず買うなら、フラットタイプの「ごくふわっファンデーションブラシ」と「UR GLAMコンシーラーブラシ」を試していただきたいです。
続いては、ポイントメイクにぴったりのメイクブラシをご紹介していきます。
「チークブラシ」はナナメカットが正解
null「ごくふわっチークブラシ」110円は、斜めにカットされているため頬のカーブに乗せやすいブラシ。
丸筆タイプのチークブラシは、ふんわりガーリーな印象に仕上がるのに対し、斜めカットのチークブラシはシャープな印象に仕上がるためオトナにぴったりのブラシなのです!
粉含みは正直そんなによくはないのですが、逆につきすぎないので一度手の甲で落とさずとも安心してつけられます。チークだけではなく、小顔にしたい時にエラ部分など顔まわりのシェーディングブラシとして使ってもよさそう。
ちなみに丸筆タイプのチークブラシは「UR GLAMチークブラシ」220円もしくは「ごくふわっ携帯用メイクブラシ」110〜330円(サイズによって価格が異なる)があります。
「アイシャドウブラシ」は3種類を好みで使い分け
null・「アイシャドウブラシ」は下まぶたorアイブロウブラシに
「ごくふわっアイシャドウブラシ」110円はかなりコシのある平筆。そのため上まぶたではうまく粉が広がらず綺麗なグラデーションをつくるのは難しい……。しかし! 下まぶたには山型かつコシのある平筆がほどよい範囲で狙い撃ちしてくれます。
下まぶたのアイシャドウってなんだかぼんやりしがちなのですが、「ごくふわっアイシャドウブラシ」はピタッと欲しいところに色が乗ってくれるのです。
またコシの強さと平筆の大きさ的にアイブロウパウダーを乗せるのにも使えます。フラットタイプのアイブロウブラシよりも、ナチュラルな眉に仕上がります。
・上まぶたには「ブレンディングブラシ」できれいなグラデーションを
上まぶたには「ごくふわっブレンディングブラシ」110円がおすすめ。肌あたりの柔からさから綺麗なグラデーションに。
ブレンディングブラシとは、乗せたアイシャドウの仕上げとしてなじませるテクニックの時に用いられるブラシです。アイシャドウを乗せただけでは不自然な仕上がりになってしまうため、このひと手間でメイクが見違えるようになるのです。
「なんだかアイシャドウ綺麗に塗れないな〜」という場合は、アイメイクの最後にブレンディングブラシでサッと撫でるようにブラシを動かすといい塩梅に馴染んでくれますよ。
ブレンディング用途といえど、柔らかさ的にはもはやアイシャドウブラシと名乗った方がいいのでは?という使用感。毛量も贅沢にたっぷりあり、これで110円ってすごいです!
・アイシャドウの締め色を乗せるなら「ごくふわっアイライナーブラシ」
「ごくふわっアイライナーブラシ」110円は、毛先がほどよいカーブで肌あたりもよく目の際にフィット!
アイライナーの上に重ねてぼかしたり、目尻に自然な影を落とすのにちょうどいいメイクブラシです。濃いアイシャドウをアイライナー代わりに使うと、自然な仕上がりに。
110円なのに先端がカーブ形状でカットしてあることに驚きが隠せません。そのひと手間で、お値段以上の仕事ぶりです。
塗った感ゼロ!自まつ毛のように仕上がる「アイラッシュコーム」
nullほんのひと手間で、劇的にマスカラの仕上がりを美しくしてくれる「UR GLAM アイラッシュコーム」220円です。
マスカラを塗ったあと、乾かないうちに根元からブラシでとかせば、ダマのない、扇状にセパレートした美まつ毛が作れます。
「UR GLAMアイラッシュコーム」は、汚れやすい、なのに掃除が面倒というブラシタイプの難点を克服したステンレス製! 220円しますが、しっかりしたつくりと重みで1,000円くらいはしそうなデザイン。かなり長持ちしそうです!
ノーズシャドウ専用や携帯用…他にもこんなブラシがあります!
null・ごくふわっノーズシャドウブラシ
「ごくふわっノーズシャドウブラシ」110円は、ブレンディングブラシとしても使えそうな柔らかな毛束感。
アイシャドウブラシより粉含みがないので、ノーズシャドウのやりすぎ感が出ずナチュラルに仕上がります。オトナのノーズシャドウにぴったり!
やりすぎ感がでないので自然と鼻筋が際立ち、初心者におすすめです。
・ごくふわっリップブラシ スライド式
「ごくふわっリップブラシ スライド式」110円は、携帯もできるようスライド式のキャップ付き。口紅は直接塗るのと、指で塗るのとブラシで塗るのとでは、全く仕上がりが異なりますよ。
普段使っていない濃いめの口紅もリップブラシで塗ると端正な仕上がりに。顔の印象を変えてくれます。
ただし毛質はちょっと心もとない感じ。110円だから仕方ないかと割り切って使う分ならいいですが、他のブラシがお値段以上だったからこそちょっと残念に思われるやもしれません……。
・UR GLAMブラシ&コーム
「UR GLAMブラシ&コーム」110円は、「UR GLAMシリーズのツールブラシ全部いい!」と思わせてくれたアイテムです。
アイブロウブラシとコームが一体型になったデュアルスティックなので、アイブロウブラシのしっかりしたコシが眉毛を立たせるのに最適! ナイロン毛がゆえ硬めなところが功を奏しました(笑)。
今まで使ってきたどんなコームブラシよりもしっかり立ち上がったので驚きました。ブラシで眉毛を立たせ、コームで毛流れを整えると清潔感のある目元に仕上がります。
・丸型派には「ごくふわっ携帯用メイクブラシ」
「ごくふわっ携帯メイクブラシ(スライド式、12.3cm)」220円は持ち運びに便利なスライド式のブラシ。12.3cmなのでポーチに収まりのいいサイズ感です。あらかじめ粉を含ませた状態で持ち歩けば、コンパクトは置いて出かけられるので荷物が減らせますね。
また直径が小さめなので、ハイライトやチークブラシとして使うのもおすすめ! ダイソーのチークブラシはナナメにカットされているものしかないので、丸型のチークブラシが欲しい方は「ごくふわっ携帯用メイクブラシ」がちょうどいいですね! 220円商品なので肌あたりや粉含みも、100円のチークブラシよりいい点も魅力です。
他にも「携帯フェイスブラシ(スライド式、10.2cm)」110円、「携帯メイクブラシ(スライド式、10.3cm)」330円とサイズ違いの展開もあります。
「ダイソーのメイクブラシ」最低限揃えるならこの5本!
null13本ブラシをご紹介してきましたが、その中から最低限揃えるとするならば……というアイテムを厳選してみました。
まずはこの3本!
- 「ごくふわっファンデーションブラシ」220円 JANコード:4549131866964
- 「ごくふわっブレンディングブラシ」110円 JANコード:4549131866957
- 「ごくふわっチークブラシ」110円 JANコード:4549131867138
3本買っても440円です。500円以下とリーズナブルですが、お値段以上のメイクブラシですよ。
次点で欲しいアイテムはこちら。
- 「UR GLAMコンシーラーブラシ」110円 JANコード:4980299116650
- 「UR GLAM アイラッシュコーム」220円 JANコード:4980299119422
この5本で合計770円。1,000円出しておつりが来る金額となりました。
「ごくふわっブレンディングブラシ」は、アイシャドウブラシとして選びました! アイシャドウブラシはコシの強さから、ちょっとクセが強いので、「ごくふわっブレンディングブラシ」をまず試していただきたいです。
メイクブラシの洗い方は?どうお手入れしたらいい?
nullプチプラアイテムとはいえ、できれば長く愛用したいですよね。そのためにはお手入れ方法をおぼえておきましょう! メイクブラシのお手入れ方法は次の通り。
- 使う度にティッシュオフ。
- メイクの乗りが悪くなってきたら定期的にぬるま湯で溶かした中性洗剤で振り洗い。洗剤の泡が出なくなるまですすぎます。
- 毛先をやさしく絞り、タオルで水気を切ります。風通しのいい日陰で干してくださいね。
ナイロン毛なので天然毛に比べて、カビなどは発生しにくいと思いますが、しっかり乾かしてください。
柄の部分に何用か目印をつけるともっと使いやすい
nullダイソーのメイクブラシはどれも110円から330円なのに、「ごくふわっ」シリーズは、高級感のあるウッド調。「UR GLAM」はスタイリッシュなブラックの柄と、安っぽく見えないデザインです。
しかし一旦パッケージを取ってしまうとどれがどれだかわからないという難点も。特に「ブレンディングブラシ」と「ノーズシャドウブラシ」は見分けがつきませんでした。
そこで慣れるまではマスキングテープで目印をつけたり、直接ブラシの柄に用途をメモしたりしておくと、いざという時に迷うことがないのでいいかなと思います。
いかがでしたか? 種類豊富なメイクブラシ。どれを買うか悩んでしまうなという方は、ぜひお買い物の参考にしてみてくださいね!
※写真のメイクアップアイテムはすべてライター私物です。