【写真1-3】
日本最大の毒ヘビ“ハブ”の拡大模型。舌のすぐ後ろにある穴は、気管。獲物を丸のみしたときにも呼吸ができるようにこのような構造になっているそう
キバの先端から毒液がしたたっている
ギョロっとにらまれたら、石になってしまいそう…
【写真4-7】
国内外の爬虫類・両生類の剥製や骨格標本などが展示されたコーナーも。
アジア南部に生息するアマガサヘビ。
「噛まれたときには痛みがないのですが、毒性の強い神経毒でだんだん体が動かなくなり、呼吸困難などを引き起こします」(吉川さん)
キングコブラの骨格標本。肋骨の部分を広げて体を大きく見せている。
「コブラ科のヘビは種類によって、保有する毒が異なりますが、鎌首をもたげる、いわゆるコブラの仲間は保有する毒の量が多いのが特徴です」(吉川さん)
世界最大級の爬虫類、コモドオオトカゲ。
「唾液に血液毒や血圧低下を引き起こす成分を含みます。水牛などの大型の獲物も毒を利用して徐々に弱らせます」(吉川さん)
日本でもっともなじみ深い毒ヘビ、ニホンマムシ。
昔、筆者の祖母も裏山で噛まれて病院に駆け込んだことがあります。
【写真8-9】
口の毒牙とは別に、ヒキガエルの毒を頸腺に蓄積しているヤマカガシ
白いポツポツが毒を含む頸腺。敵に襲われたときに破裂して毒をまき散らします
【写真10】
後半には、吉川さんの家族が保有していた“マムシ酒”も展示
【写真11】
“コアラ”は、他の哺乳類にとっては毒となるユーカリが主食
【写真12】
ハチ毒やヘビ毒に対して耐性を持つ“ラーテル”
【写真13-14】
この日、吉川さんが着用していたのが、特別展「毒」のオリジナル商品であるプルオーバーパーカー。
胸元には毒展をイメージしたロゴがプリント
写真撮影/辺見真也