今回アンケートにご協力いただいたのは子どもがいる165人の女性。「“初めての出産”に臨む前の自分にメッセージを送れるのであれば、何と言いますか?」と聞いてみました。
メッセージの内容は、励ますもの、教訓を示すもの、不安を払しょくするもの……などなど様々でした。
それでは、複数の回答が集まった過去の自分へのメッセージをご紹介します。
陣痛前の自分へ
nullまず、陣痛がやってくる前の自分へのメッセージです。
「のんびりできるのも今のうち」(46歳・主婦)
「出産したら食事や睡眠を取る暇もないから、たっぷり食べて寝ておいてね」(53歳・主婦)
体力を消耗する産後を控え、今のうちにたくさん寝て、食べて体力をたくわえておいて……という声が集まっています。
痛みのピーク時の自分へ
null今回最も多かったのは、陣痛や帝王切開の恐怖の真っただ中にいた頃の自分への励ましのメッセージです。
陣痛にはゴールがあるよ
「痛みは永遠には続かない!」(28歳・営業・販売)
「子どもはかわいいから痛みは忘れてしまう」(37歳・主婦)
「いきみ逃がし我慢して耐えて!」(33歳・主婦)
大丈夫だよ!
「そんなに叫ばなくても大丈夫」(50歳・技術職)
「骨盤われるほど痛いけど、助産婦さんの言うとおりに産めば大丈夫だから!」(52歳・主婦)
「大丈夫、こわくないよ」(45歳・総務・人事・事務)
とっても幸せだよ
「しんどいけど、感動もあるからがんばって」(35歳・総務・人事・事務)
「痛いのは怖いけど、それ以上に赤ちゃんに会えた感動は大きいよ」(39歳・その他)
「産んだ後、まじで幸せ」(32歳・主婦)
かわいい子が生まれてくるよ
「かわいい赤ちゃんとの対面だよ」(39歳・主婦)
「かわいい子が生まれてくるよ」(37歳・営業・販売)
痛みはずっと続かないことや、無事に赤ちゃんと出会えたことに大きな感動を得られたというエピソードが集まっています。
不安だった自分へ
null想定外の事態や、出産の恐怖と戦っている自分へのメッセージです。
想定外の事態が起こるけど…
「急きょ、帝王切開になるから、事前に骨盤が狭い事を主治医に伝えておくといいよ」(50歳・その他)
「予想外の展開になり、あっという間に終わるよ」(51歳・主婦)
不安は消えるから安心して
「出産は怖いや痛いとか不安だらけで本当に心身落ち込むときがあるけど、出産して赤ちゃんとご対面したらそれまで不安だったことが一気に浄化されていくように感じるので『がんばって!』と言います」(33歳・主婦)
どんなに経過が順調でも「産んでみるまで何が起こるかわからない」などと言われるお産。緊急帝王切開と聞くと、大きな不安を感じる場合があるかもしれません。赤ちゃんが無事に生まれたことを不安のさなかにあった自分に報告したいという女性もいました。
出産後のイメージがわかない自分へ
null過去の自分に、産んだ後の生活を送る覚悟を促す声も。
これからが大変だよ
「2回流産して、お腹にいたときも出血して大変だったけど、それからが、一番大変なので疲れ果てないでね」(57歳・その他)
「産後の方がつらいぞ!」(37歳・その他)
「これからが本番だよ。始まったばかり」(42歳・その他)
産後はちゃんと休んでね
「ほぼ苦しんでいない出産ですが、産後はしっかり横になってね。特に2人目のとき」(45歳・その他)
出産は、幸せだけど大変な生活のスタート。そんな教訓を過去の自分に示しているかのようです。
今、モヤモヤし始めている自分へ
null最後に回答者のちょっとした後悔が垣間見られる回答をご紹介します。
「旦那連れて来ない方が良いよー!」(42歳・主婦)
「里帰り出産は失敗するからやめときな」(37歳・主婦)
「ハウツー本を読み漁りすぎないでね。リラックスして育児しようね」(44歳・主婦)
里帰りや、立ち合い出産など、別の女性が「よかった」と感じていることでも、必ずしも自分にはフィットしない可能性もあります。”その時”にならないと正解がわからないのが、難しいところですよね。
今回は、出産経験のある女性に出産直前の自分に言いたいことについて聞いてみました。
痛い、幸せ、感動、不安、恐怖……など、たくさんの知覚や感情がまるでお祭りのように押し寄せてくる出産。子どもの数だけ出産のエピソードがあり、それが人生の中でも強烈な印象を残しているからこそ、回答者の言葉は一言でもインパクトがあるものばかり。
皆さんなら、出産前の自分になんと声をかけますか?