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【ペットとの出会い】このコに決めた!と思った理由・きっかけは?「父が完全にノックアウトされた」「じーっと顔を見てきた」

ペットの種類は人気の高い猫や犬をはじめ、鳥、ハムスター、魚、カメなど多様化し、出会いや決め手も家庭によってさまざまです。今回は、ペットを飼っている・飼ったことがある10〜80代の282人の飼い主さんに、「そのペットを迎えることに決めた理由・きっかけ」についてアンケートを行いました。愛玩動物飼養管理士(ペットケアアドバイザー)の筆者がご紹介します。

可愛い、元気、やんちゃ!わが家にぴったりだと思った

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1匹だけいたビーグル犬がものすごく可愛らしく、愛嬌もあり、抱いてみたら父の顔を舐めて、尻尾を振りまくっていたから、間違いないと思った」(46歳/女性/その他)

「抱っこした時、ニャーニャーないて可愛かったから。もう誰にも渡したくないという気持ちになりました」(53歳/女性/主婦)

「金魚すくいでこの子が可愛いと思った」(41歳/男性/その他)

初めて会ったときに、“とにかく可愛くてしかたない!”と一瞬にして虜になってしまったかたもいました。

「ペットショップで何匹もの犬がいる中で一番やんちゃで元気がよく好奇心旺盛だったので速攻“この子に決めた!”となり家族になりました」(47歳/男性/コンピューター関連技術職)

「ペットショップで一番活きがよかったので、この鯉を飼うことになりました」(23歳/女性/主婦)

と、元気でやんちゃな姿に惹かれて迎えた飼い主さんもいました。わんぱくな子どものように陽気な性格も可愛くてノックアウトされてしまう要因になったようです。

「何匹もいる中で、他はやんちゃだったのですが、おっとりしていたので気に入りました。この子がいいと思いました」(66歳/女性/その他)

逆に、のんびりしているところが決め手になったという回答も寄せられています。初めてペットを飼う方には、おっとりしているタイプのほうが飼いやすい場合もあります。

逆プロポーズされた!? 一期一会の見つめ合いがきっかけに

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「ずっとこちらを見つめて愛嬌をふりまいてきた。犬を飼うつもりなんて全くなかったのに、父が完全にノックアウトされて、気づいたらお迎えしていた」(40歳/女性/その他)

「ホームセンターでカメと目が合って、かってしまい20年経つ」(52歳/男性/総務・人事・事務)

ペットを飼う予定はなかったのに、偶然の出会いを経て迎えたケースもありました。飼い始めたきっかけが一目惚れの勢いであっても、愛情深く適切な方法で育てれば幸せな日々を送れることがわかりますね!

「他の子が元気に動き回ったりしている中じーっとこちらの顔を見てきたから」(35歳/男性/学生・フリーター)

「やたらと目が合うし、怯える様子がなく、すんなり抱っこさせてくれた」(44歳/女性/主婦)

「目が訴えてくるものがありますよね。一期一会のような」(49歳/男性/コンピューター関連技術職)

ペットに見つめられて目が離せなくなってしまった……というロマンチックな出会いもたくさんあるようです。命を迎える責任を感じ、ペットショップや譲渡会に何度も通った方もいました。

「鳥かごの開閉口で、ずっと見つめてくるインコを見て、逆プロポーズされていると感じ、飼いました」(54歳/男性/公務員)

と、逆プロポーズを受けた方もいました! インコやオウムなどの鳥は飼い主さんを仲間と認識し、コミュニケーションの一環で声やしぐさを真似する一面も。一緒に生活するのが楽しそうですね。

思いがけない巡り合わせがあったから

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「ウサギの子どもを見て一番に娘に寄ってきた子に愛着を感じた」(58歳/男性/金融関係)

「保護施設で、こちらを警戒しながらも撫でさせてくれた」(58歳/男性/コンピューター関連技術職)

「ブリーダーさんに見せてもらったときに、顔を見ながらあいさつをしに来てくれた」(48歳/女性/主婦)

「私が見た時に笑顔で近寄ってきたから」(17歳/女性/学生・フリーター)

ペットのほうからあいさつに来てくれたというほほえましいエピソードもあります。真っ先に寄って来られたり笑顔であいさつされたりしたら、“うちのコ”として連れて帰りたくなりますよね! そのほか、

「売れ残っていた。これが運命の出会いだった」(50歳/女性/総務・人事・事務)

「保護犬で、切ない顔をしていたので置いて帰れなかった」(45歳/女性/その他)

と、巡り合わせが迎えるきっかけになったケースも。取り残されているかのようなペットを見つけたら、放って置けない気持ちになるのもわかりますよね。

おしっこをされた、有無を言わさず…意外な出会いのきっかけ

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「ハムスターで元気が良すぎて手のひらの上でおしっこをし始めた」(44歳/男性/総務・人事・事務)

「昔飼っていた犬にそっくりだったから」(49歳/女性/主婦)

手のひらにおしっこをされた(!)、先代犬に似ていた……と、“うちのコ”になる意外なきっかけもありました。

「保護猫の中でそのこだけ人に慣れていなかったから」(54歳/女性/金融関係)

警戒心が強い猫は人間が近づくたびに「シャー!」と威嚇するので、「シャー猫」「シャーシャー猫」とも呼ばれます。人に慣れていないシャー猫が心を開いてくれた瞬間の愛おしさは格別。フレンドリーな猫とはまた違った魅力で、愛猫家の人気を集めています。

「知り合いから子猫をもらった。まだ目が開いたばかりでとにかく自分が育ててあげたくなった」(55歳/男性/総務・人事・事務)

「親戚から譲られた犬だったので決めてになるものはないが受け入れて良かったと思う」(60歳/男性/営業・販売)

「保護猫(息子が保護)なので、有無を言わさずだったが、後になって毛柄が息子の観ていたアニメの猫の毛柄と一緒で縁を感じた」(68歳/女性/その他)

と、なりゆきでペットを迎え入れることになった家庭も少なくありません。それでも受け入れてよかったと思ったり、偶然に気づいて縁を感じたりした飼い主さんから、あたたかいエピソードが届いています。

本記事で紹介したさまざまなエピソードから、“うちのコ”との出会いを懐かしく思い出した飼い主さんもいるかもしれませんね。

ペットに出会える場はペットショップだけではありません。動物愛護センターや動物保護団体での譲渡会、ブリーダー、飼い主募集サイトなど多様化しています。これからペットを迎えようと思っている方は、本記事に登場した出会い方を参考にしてみませんか? 思いがけない一期一会が待っているかもしれません!

金子志緒
金子志緒

ライター/編集者。レコード会社と出版社を経てフリーランスになり、雑誌、書籍、Webの制作を行う。得意分野はペット、防災、医療、PRなど。甲斐犬のサウザーとおもしろおかしく暮らす。愛玩動物飼養管理士1級/防災士/いけばな草月流師範。

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