孫が家に来たときのエピソードを提供してくれたのは、孫が自宅に来た経験がある166人の男女。嬉しかったことやイライラしたことについてうかがいました。
皆さんから寄せられたエピソードは、喜怒哀楽の「嬉しい」「イライラ」「しんみり」「楽しい」と「疲れた」の5つに分かれていました。それでは、“じいじ”“ばあば”の声をたっぷりお届けします。
【喜】思わずニッコリ!孫と過ごしてうれしかったエピソード
nullまずは、うれしかったエピソードからご紹介します。
「孫がわたしの似顔絵を幼稚園当時に書いてくれた。5年後の今も部屋に貼ってある。宝物です」(64歳・女性/主婦)
「家に帰ると走って抱きついてくる」(63歳・男性/医師)
「散歩に行ったり、遊んだりと平凡な事ですが無邪気な笑顔を見ているといやなことを忘れます」(68歳・女性/総務・人事・事務)
「来るたびに自分で選んだお土産を持ってきてくれる」(62歳・女性/その他)
「2歳になった孫に初めて会ったが“ばーば、ばーば”となついて離れなかったのがうれしかった」( 70歳・女性/主婦)
皆さんがニッコリと目を細めている表情が見えてくるようです。孫が喜ぶ姿を見ると、自分もうれしくなってしまうという声が多く寄せられました。
【怒】「じいじ」の方がイライラしやすい!? つい怒りを覚えたエピソード
null転じて、喜怒哀楽の“怒”エピソードをご紹介。今回のエピソードでは、男性の方からイライラエピソードが多くあがっています。
「家でテレビを見ていたとき孫が急にチャンネルを変えた、“変えるときに一言あっても良いかな、しつけがなっていない”と思った」(71歳・男性/その他)
「家に遊びに来ても、スマホゲームばかりして話になりません」(73歳・男性/その他)
「いつもは、2人暮らしで部屋の中は片付いているが、孫が何人も集まると、散らかして、帰った後の片付けるときは大変である」(65歳・男性/その他)
「散らかって、騒がしくて、帰った時にはほっとした」(68歳・男性/その他)
「よだれがすごくて、床がよだれだらけになるのがとてもいやだった」(70歳・女性/主婦)
大人だけの生活に慣れていたりすると、思い通りに動かない子どもによってペースを乱されることにイライラしやすくなるのかもしれません。
【哀】孫が帰ってしんみり…ちょっぴり寂しかったエピソード
null孫によって自分のペースがかき乱される一方で、にぎやかな時間が終わったときに寂しくなったり、孫の成長に少しだけしんみりすることも。
「帰るときは、何の未練も残さずスーッと帰ってしまった」(77歳・男性/その他)
「孫の描く絵の中の私は、いつもコバエのように小さい」(64歳・女性/その他)
「一諸に寝てくれないのが残念」(74歳・男性/営業・販売)
「口が達者になり、悪い言葉を時々使うようになり、がっかりすることがある」(67歳・男性/技術職)
「成長したらほとんど来なくなった」(74歳・男性/その他)
「いろんな物を買ってやりたくなって甘やかしてしまう」(70歳・女性/主婦)
離れている時間が長い孫ほど、成長が早く感じられるのではないでしょうか。帰り際や、子どものそっけない態度、親の日ごろのしつけが垣間見られたときなどにちょっとしんみりしてしまうことがあるようです。
【楽】大変だけど、楽しい!孫との思い出エピソード
null続いて、“楽”エピソードでは、孫との楽しい思い出がたくさん集まりました。
「かるたをして楽しかった」(67歳・男性/営業・販売)
「一緒に恐竜展に行って楽しく驚いた」(70歳・女性/主婦)
「孫、6人、しょっちゅう来て、ちょっと大変。今だけだと思うが、楽しい」(74歳・男性/その他)
「遠方に住んでいるため、夏休みにしか会えないので孫の成長は1番の楽しみ」(60歳・女性/主婦)
遊びに行ったり、みんなで食卓を囲んだり、一緒にゲームをしたり。孫との思い出を胸の中に大切にしまっている人が多く見受けられました。
【疲】疲れた…孫と過ごして「クタクタ」エピソード
null最後に、“喜怒哀楽”エピソードに加えてもうひとつ、ちょっとがんばりすぎて「疲れた」という声も集まりました。
「公園に連れて行ったら滑り台に何度も何度も行って、本当にもう無理だと思った」(55歳・女性/主婦)
「女の子しか育てたことがなく、男の子の孫と遊んだら、疲れ切った」(58歳・女性/その他)
「自分の家とは違って、あまりやることがないと退屈してしまうので、一緒に遊ぶことを要求してくるが、毎回毎回だと、体力的に疲れてしまう」(66歳・男性/その他)
「男の子3人なのでとにかくうるさい」(70歳・男性/その他)
孫が少しずつおじいちゃん・おばあちゃんに慣れてくると、だんだん要求がエスカレートしてくるのではないでしょうか。長時間一緒にいると、疲れてしまうのかもしれません。
以上、おじいちゃん・おばあちゃんと孫の悲喜こもごもエピソードをお届けしました。
ほとんどの方は、孫と過ごす時間を楽しんでいましたが、自分のペースを乱されることを少し面倒だと感じている人もいました。でも「騒がしい」とイライラしていても、帰ってしまうとやっぱり「寂しい」としんみりしてしまったり……。今年の夏も、それぞれの家族にまた新たな思い出が加わったのではないでしょうか。