子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

こんなアドバイスなら大歓迎!してもらって「嬉しかったアドバイス」を聞きました

毎日の生活の中で、小さいことから大きなことまで尽きることのない悩み。そんな時に、ふと言われた人からのひと言やアドバイスが魔法の言葉のように心に染み渡り、嬉しかった、助けられたという経験はありませんか?

今回『kufura』では、20〜50代の女性76人に「人からしてもらって嬉しかったアドバイス」を聞きました。どんな言葉が嬉しかったのか早速見ていきましょう!

「寄りそうスタンス」のアドバイス

null

1:「あなたでいい、あなたならできる!」

「自分らしくいていいといったアドバイスは安心できた」(46歳/その他)

「自分に自信がないことを相手に伝えた際、良い女だよ!と友達に言われた」(38歳/主婦)

「友達から、そのままでいてねと言われた。自分の性格が嫌だったから嬉しかった」(27歳/パート・アルバイト)

「正解はないと言われたとき。行動する上で何が正しいのか分からなくなったときにひとまず自分が良いと思ったことをすればいいと思えたから」(41歳/主婦)

「今まで十分にしてきたと思うよーということ。自信がなかったから、私を見ててくれたんだと思って嬉しかった」(45歳/主婦)

「自分は自己中かもしれないと落ち込んでいた時に、“人間誰でも自分が一番大事なんだから、自己中で当たり前だ”と言われた」(53歳/総務・人事・事務)

「まだ20代の頃、30代40代はこれからもっと大変な時期になる。それをあなたなら乗り越えられるから頑張りなさいと当時の看護師長に言われたこと。それからもう50代になりました」(54歳/その他)

今回のアンケートで一番多かったのは、「あなたならできる、大丈夫」という自分を肯定してくれたというアドバイスでした。悩んで自信を失いかけた時に背中を押してもらったアドバイスが身にしみて心に残るというのは、とても前向きで素敵なことですよね。自分という存在を肯定してもらうことで気持ちにスイッチが入り、安心感が高まりそうですね。

2:「休んだら?無理しないで…」

「上司の女性に無理せずに仕事して欲しいと言われた」(57歳/その他)

「嫌いな人と無理して仲良くする必要はない」(45歳/その他)

「無理したらあかんで、そんなもん適当でいいねん。楽になった」(45歳/営業・販売)

第三者から見て、ちょっと頑張りすぎているように見えた時、一歩引いて俯瞰で見られた時には、「ちょっとひと息入れよう、休もう」というアドバイスが有り難かったという声も。自分では気がつかないうちにのめり込みすぎて、側から見ると少々無理があると見えることもあるのかもしれません。ひと息入れることで一旦立ち止まり、気合を入れ直す、仕切り直すなどのリセットができそうですね。

3:「やってみよう!楽にやって」

「迷ってるときにとにかく進めと言われた」(36歳/総務・人事・事務)

「やってみなければはじまらないと友人に背中を押してもらった」(42歳/主婦)

「試験勉強で行き詰まったときに、やるだけ、結果はついてくると先生から言われたこと」(49歳/主婦)

「もっと楽に生きれば良いのにと言われたこと。自分がガチガチになっていることに気付けたので感謝しています」(37歳/主婦)

「更年期で体調が良くない時、夫から“何も考えずのんびり構えていたらいい”と言われ、更年期とうまく付き合っていこうと思った」(52歳/主婦)

「自分の性格上真面目すぎるところがあり、良くない・改善したほうが良い、と思った部分はしんどくても実行しようとしてしまいます。反面、良くないことを気づいていながらもやりすごせる人はたくさんいるのに、なぜ自分は放っておけないのかと悩んだこともありました。母親にそのことを相談したときに“あなたの場合はやらないことで、より一層ストレスを感じてしまうだろうから、気になるならやることを選んだ方が良いと思う”と言われはっとしました」(39歳/主婦)

どう進んだらいいか迷っているときに、前に進むうえの後押しになる一言や、進み方をちょっと変えてみようというアドバイスが身にしみたという声も多く集まりました。難しく考えすぎずに楽に捉えたり、一歩前に進むのに勇気をくれる一言が、状況を打破してくれるのかもしれませんね。

4:「今じゃないんじゃない?」

「今はその時じゃないだけ、と言われた」(51歳/その他)

「一旦諦めてからできることを探す、と教えられて参考になった」(33歳/弁護士)

「先のことを不安がっていた時にそうなったら考えればいい、悩んでいる時間がもったいないと言われたこと」(40歳/主婦)

「病気で仕事を失いかけたとき、友人から今の自分を楽しく生きることが大切と言われたので、思い切って療養に専念することにした」(58歳/コンピューター関連技術職)

何かをやろうと思った時に大切なのは「タイミング」ということも少なくないですよね。今はその時ではない、ベストなタイミングを待つというのは、意外にも自分では決めにくく、人にアドバイスをしてもらうことで決めやすくなるかもしれませんね。

5:「私はあなたの味方です!」

「どんな決定をしようとも私は味方でいるから自分の考えをしっかり持ってね、と言われたこと」(44歳/主婦)

「昔の上司に、逃げたくなったら素直に言えと言われたこと」(43歳/企画・マーケティング)

「病気療養中で心身ともに疲弊していた時に“わたしにはあなたがいるよ、いつでも味方だよ”と友人や親に言って貰えたこと」(35歳/その他)

悩んでいる、困っているときに、味方でいると言われることはとても嬉しいですよね。自分を肯定してくれた上に、一緒に助けてあげる、一緒に悩んであげるといわれる言葉は、一人じゃないんだという安心感に加えて、心強い応援者がいると思えることで、パワーアップした気分になれそうですね。

場面別、具体的な悩みへのアドバイス

null

1:人間関係の悩み

「対人関係に悩んでる時に“そういう所ちゃんとわかってるから大丈夫だよ”と友人に言われたのが嬉しかったです」(40歳/その他)

「夫婦関係で悩んでいたとき、母親に無理せず離婚してもいいんだよと言われ、少し気が楽になった」(52歳/主婦)

「旦那のことで悩んでいた時に、母から100%の人はいないんだからもっと気楽にいきなと言われたこと」(53歳/主婦)

「義父母や義理弟家族の悩みを友人に聞いてもらっているのですが、意見が食い違った時、我慢しないで言うことにしたと言ったら正しい選択だと言われ安心しました」(54歳/主婦)

「職場に馴染めず困っていたとき、嫌なら辞めて次に行けば良いと夫が言ってくれたこと。なかなか踏ん切りがつかなかったので、話を聞いてアドバイスをくれたのはありがたかったてす」(42歳/主婦)

「仕事、育児、友人関係など悩みが重なり重くなっていた時に、やってきたことは経験と努力であり、間違いはひとつもない、正解は自分の中にいつもあると思う。そう言われて気持ちがすっと楽になり成長できた自分がいました」(31歳/その他)

悩みの中でも人間関係の悩みは奥深いものですよね。そんな時に言ってもらったアドバイスは、心の平穏を取り戻すものでもあり、聞いてもらうだけで落ち着くものなのかもしれませんね。家族間などの近しい人との悩みや、上下関係など尽きることのない人間関係の悩みは日々の生活の大きなストレスにもなりかねないもの。誰かに相談することでその時々に自分の心が納得できるような形に収めたいですね。

2:育児や子どもに関する悩み

「子どもが小さいとき、夫から“焦らずに少しずつ慣れていったらいいじゃない”と言われたこと」(55歳/主婦)

「育児に迷ったとき、ママ友に“一生懸命にしている気持ちはきっと子どもに伝わるから、大丈夫だよ”と言われた。このままでも大丈夫と、背中を押してもらった気持ちになった」(44歳/主婦)

「子育てについて、両親と考えが合わず、悩んでいたときに、友人から、その間は休憩時間だと思えばいいと言われ、気持ちが楽になった」(39歳/営業・販売)

育児や子育ては正解がないぶん、悩んでしまいがち。ずっと子どもと向き合っていると時に方向性を見失ってしまうことも。そんな時にもらった人からのアドバイスやひと言で気持ちが楽になることもあるのですね。

また、アンケートでは妊娠に関する悩みについてもありました。

「子どもができなくて30代後半になったころ、知り合いの小さいお子さんがいる年上の女性から、“過去世でたくさんの子どもを育て上げてきたから、今世では休みなさいってことだと思うから”といわれて気が軽くなり、最終的に子どもを授かったそうです。自分は子どもがないけれど、よく人からはお子さん小さいのに大変でしょと言い続けられ、そのたびに“子どもがいないけど今世はいいみたいです”と言い返せている」(58歳/その他)

悩み抜いた時に言ってもらった嬉しいアドバイスですね。妊娠に関しての悩みはデリケートなものなので、前向きになれるアドバイスをもらうことで強くなれることもあるのですね。

3:進路や頑張っても報われない状況の悩み

「進路に悩んでいたときに、“信用している大人の言うことは信用した方がいいよ”といわれて納得した」(58歳/主婦)

「“がんばれ”と、姉に高校受験の時に言われました。部活が終わり、必死で勉強した半年間やっぱり最後は姉に背中を押された」(41歳/営業・販売)

「努力が報われないとき。友達から“努力なんて報われないことばかりだよ”と言われて、ある意味開き直るのもありだと思った」(42歳/総務・人事・事務)

この先どう進んでいったらいいのかなどの進路の悩みや、目標に向かって頑張っているのになかなか芽が出ない悩みに対してアドバイスをもらうことで、ハッと気がつくこともあるのかもしれませんね。

こんなアドバイスも!

null

「同性から好かれる人になれ」(48歳/その他)

「面倒なことを始めるときは、5分だけと思って始めると集中し始める」(26歳/コンピューター関連技術職)

「先頭に立った仕事で、“一歩止まって後ろを見なさい。思った以上に人はついてこない”」(35歳/総務・人事・事務)

「嫌なことを言われたら、“こんな人もいるんだな……。次はどんなことを言ってくるのか、反対に楽しみにして笑ってやったら?”と考えるといいと言われて、改革性を感じました」(56歳/主婦)

「知恵、知識を付けなさい。生きていく武器になります。広い見聞や知恵知識は、コミュニケーションでも仕事でも役に立ちます」(54歳/その他)

「“もっと自分のためにお金使っても良いと思うよ。それは必要経費だよ”と自愛についてアドバイスくれた友人」(45歳/主婦)

いろいろな状況の中で言われたひと言が刺さるのは、その悩みと本気で向き合っているからなのかもしれませんね。いつ何時も色々と考えるのが人間ですが、時には人からのアドバイスを素直に前向きに捉えることで解決の糸口が掴めるものなのかもしれません。

 

今回は「人からしてもらって嬉しかったアドバイス」についてお届けしましたが、次回は「人からしてもらって嬉しくなかったアドバイス」を見ていきます。ぜひあわせて読んでみてくださいね!

橋浦多美
橋浦多美

大学卒業後OLから25歳でアナウンサーへ転職。テレビ、ラジオ、司会等を中心に現在はフリーのアナウンサーとして活動中。得意分野は家計経済で、暮らしがよくなるお金との付き合い方を日々考えています。FP、宅建士、ビジネスマナー検定、食生活アドバイザーなどの資格を保有。双子男児の母。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載