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店で洋服を見ているときの「何かお探しですか?」にどう答える?皆が実践する「お互い悪い気がしない上手なやり取り」を調査!

洋服店に行くと、店員さんからよく聞かれる「何かお探しですか?」という質問。特に目的もなく、なんとなく洋服を見ているときなど、どう答えたらいいのか悩むことはありませんか? 店員さんに話しかけられるのは苦手な人もいると思いますが、とはいえ失礼な感じになるのは避けたいところ。そこで『kufura』では、20〜60代の女性171人にアンケートを行い、洋服店でよく聞かれる「何かお探しですか?」に対する皆さんの答え方を聞いてみました。見習いたくなるスマートな対応法もたくさんありますよ。

笑顔で「大丈夫です」と答える

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「笑顔で“大丈夫です”と答えるようにしています。そうすると、店員さんも笑顔で下がってくれます」(40歳/その他)

「“見ているだけなので大丈夫です”と言います」(30歳/その他)

「“いいえ、大丈夫です”と答えると、“ゆっくりどうぞ”と言われることが多いです」(44歳/主婦)

「話しかけてほしくないときは、“大丈夫です。ありがとうございます”と笑顔で答えるようにしています」(41歳/主婦)

「“今は大丈夫です”と言うと、“何かあればお声がけくださいね”と言って放っておいてくれます」(22歳/その他)

見ているだけのときや、話しかけてほしくないときなど、店員さんを不快にさせないようにやんわりと断る「大丈夫です」という言葉を返す人がたくさんいました。このように返事をすることで、店員さんもお客さんが接客を必要としていないことを察してくれるようです。なるべく笑顔で伝える、“今は”大丈夫ですと伝える、などするのがおすすめのようです。

正直に「ただ見ているだけです」と答える

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「“特に探しているものはなく、ただ見ているだけです”と正直に答えると、店員さんも“どうぞごゆっくりご覧ください”と言ってくれます」(32歳/学生・フリーター)

「“特に探しているものはありませんが、気に入ったものがあればと思って今は見ているだけです”と答えます」(49歳/主婦)

「“いえ、特には。ちょっと見ているだけです”と正直に答えます」(55歳/主婦)

「“ありがとうございます。ちょっと見ているだけです”と、感謝の気持ちを伝えつつ、購入の意思がないことを丁寧に伝えるようにしています」(69歳/その他)

特に探しているものはなく、ただ洋服をなんとなく見ているだけの場合は、その旨を正直に伝えるという人も目立ちました。これなら、店員さんにもとりあえずは見ているだけということが伝わるので良さそうです。笑顔で答える、声かけに対するお礼を伝えるなどすると、お互いに嫌な気分になることもなくていいですね。

「ちょっと見せてください」と答える

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「“ありがとうございます。まずは、ちょっと見せてください”と言えば、店員さんも大体“何かあったらお声がけくださいね”と言って放っておいてくれます」(40歳/その他)

「“通りかかったら素敵なものがたくさんあったので、少し見せてください”と返しています」(53歳/主婦)

「“どんなものがあるのか、少し見せていただいています”と、ちょっと曖昧な感じでこたえています」(53歳/主婦)

「“少しゆっくりと全体を見せていただいてもいいですか?”と答えると、店員さんも放っておいてくれるので、ゆっくり商品を見ることができていいです」(63歳/その他)

「“探しているものは特にないんですが、ちょっと見てもいいですか?”と、逆に質問っぽく聞くようにしています」(37歳/主婦)

自分で店内をゆっくり見たいときは、「ちょっと見せてください」と返事をするのがおすすめ。これなら店員さんも、「何かあれば声をかけてくださいね」と基本的に放っておいてくれるようです。また、「見てもいいですか?」と質問で返すようにしても、「ごゆっくりどうぞ」という感じになるので、自分の好きなように洋服を見ることができるようです。

「必要なときにこちらから声をかけます」と答える

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「“気になる服があったら声をかけますね”と言うと、店員さんも“わかりました”と言ってくれます」(49歳/主婦)

「笑顔でお礼を伝えたあとに、“気に入ったものがあれば、こちらから声をかけますね”とやんわり接客を断るようにしています」(51歳/営業・販売)

「“特に探しているものはないんですが、試着したいものがあれば、また声をかけさせてもらいますね”とこたえています」(45歳/営業・販売)

「“何かいいものがないか見ています。何か聞きたいことがあったら声をかけますね”と答えて、まだ店員さんの手を借りる段階ではない旨を伝えます」(49歳/総務・人事・事務)

筆者が一番いいなと思った対応が、この回答の仕方。「必要なときにこちらから声をかける」と返事をすれば、店員さんもお客さんが今は接客を必要としていないことがきちんとわかるし、客側としても店員さんのアドバイス等が必要になったときに、声をかけやすいですよね。

ちなみに元アパレル店員だった編集部員によると、「気になるものがあったらこちらから聞きますね」「試着したくなったら声をかけますね」といった返事だと、店員としては「あまり話しかけられたくないんだろうな」と空気を読んで、それ以降は話しかけないようにしていたとのこと。このタイプの返事が、いちばん感じが良くてスマートだと思ったそうです。

ほかにはこんな返事の仕方も!

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「“何かあるかなと思ってひと通り見ています。ありがとうございます”と言います。何か探しているものがあるときでも、自分のペースで服を見たいので、同じように答えています」(30歳/総務・人事・事務)

「“最近忙しかったので、久しぶりに洋服でもゆっくり見たいなと思って、いろいろ見て回っているんです”と言うと、店員さんも“ゆっくりご覧ください”という感じで放っておいてくれます」(58歳/総務・人事・事務)

「“特に何か探しているわけではないのですが、洋服を見るのが好きなので”と言います」(30歳/学生・フリーター)

「何かお探しですか?」に対する返事の仕方は、ほかにもいろいろ。「特に決まったものを探しているわけではないものの、何かないかいろいろ見ている」といった感じの回答をする人がけっこう多いようですが、これもとても感じが良くて真似したくなりますね。

いかがでしたか? 皆さん、お店の店員さんからの声かけに、いろいろな対応をしているようです。「なるほど!」という返事の仕方も多かったので、お店で気持ちよく買い物をするためにも、ぜひ今後の参考にしてみてください。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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