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身近にもいる!「ご近所づきあいの達人」7つの特徴。そのコミュ力、真似したい…

人間関係は、生活の質を左右する条件の1つ。学び、仕事、暮らしの場で関わる人たちと、できるだけ良い関係を保ちたいですよね。さまざまな人間関係がありますが、今回は「ご近所づきあい」に着目。

133人の女性にアンケートを実施して、回答者の身近にいる「ご近所づきあいが上手だな」と感心する人の特徴について質問しました。心地の良い関係の築き方・保ち方について探りました。

1:自分から「あいさつ」が上手

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まず、顔見知りの隣人に向けた「あいさつ習慣」についての回答です。

「義母は、ご近所さんに会うとニコニコで“こんにちは”と挨拶をしていて、人当たりが良いのがすごい。人と関わるのがめんどくさいと感じる私には難しいなあ」(41歳/主婦)

「きちんと自分から挨拶する人」(54歳/主婦)

「いつも笑顔でニコニコしながら挨拶をしてくれるママさん」(39歳/出版・マスコミ関係)

あいさつは、相手の心の窓を開ける最初のカギだと言われています。「おはようございます」「こんにちは」の積み重ねで、顔なじみの関係になっていきます。

2:場を明るくする「世間話」が上手

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あいさつから一歩踏み出した、世間話に関する回答です。

「実家の周りのご近所さんたち。ある程度の愚痴や噂話はするけど悪口は言わず、大きいトラブルはなくいい人が多かった」(41歳/主婦)

「向かいの家の人。どんな人とでも笑顔で会話をしているのですごい」(44歳/営業・販売)

「ママ友です。話し方がいつもうまく、幅広く誰でも話せるところを尊敬しています」(43歳/主婦)

「斜め向かいのクリーニング屋さん。にぎやかな楽しそうな笑い声がよく聞こえる。お客さん皆と仲良くされてるからだと思う」(60歳/主婦)

雑談上手の人は、天気の変化や地域の情報など、相手を警戒させない共通の話題選びが上手。当たり障りのない内容でも、お互いになんとなくいい気分になれる雑談上手な人、皆さんの周りにもいませんか?

3:相手の話を「聞く」のが上手

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話すだけでなく、話を聞くのが上手な人のもとには、人が集まってくるようです。

「地区の班長さんは、いつも世話好きでよく話を聞いてくれるのでみんなの信頼を集めている」(59歳/主婦)

「隣の奥さん。聞き上手だから」(68歳/金融関係)

アンケートの回答に記述はありませんでしたが「聞き上手」だけでなく「人の秘密を誰かに話さない」という口の堅さも大切かもしれませんね。

4:困っている人の「サポート」が上手

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互いに助け合う関係を築いている人に関する回答です。

「かゆいところに手が届く人。本当に困っている所だけに手を貸すから感謝される」(41歳/総務・人事・事務)

「母はいつも笑顔をたやさず優しく人に接する。さりげなく近所の人の手助けをすることができるのは素晴しいことだと思う」(68歳/総務・人事・事務)

「お向かいさん。私が困っているといつも助けてくれる」(49歳/主婦)

困りごとが発生したときに、サポートしてくれる人がいると心強いものです。ポイントは、押し付けがましくなく、恩着せがましくもない点。求められたことを察して自然に動くさりげなさが評価されていました。

5:「距離感の取り方」が上手

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会えば雑談し、困ったときに助け合いながらも、ほどよい距離感を保つバランス感覚を持った人は、信頼感も高いようです。

「ママ友。ほかの女性にも気軽に話すが、つかず離れずの関係がうまい。見習いたい」(45歳/主婦)

「友達は、ご近所さんのタイプによってあいさつの仕方も変えているみたい。笑顔で明るくとか、ゆっくりと落ち着いた声でとか。話しかけたり、止めておいたり、そこが素敵だなと思う」(44歳/主婦)

「近所のおじさま。いつも笑顔で親しみがもてるが、あまり深入りせずに幅広くおつきあいしている」(53歳/主婦)

「近所の人。誰とでも適度な距離を保ちつつ話ができる人がいます。町内の人たちを無視する怖い女性が住んでいるのですが、その人ともそつなく会話しているので感心します」(53歳/その他)

親しくなったからといって相手に干渉をしたり、あれこれ詮索をしたりせず、適度な距離感を保つことも大切なんですね。

6:「距離をつめる」のが上手

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適度な距離感に関する回答がありましたが、「距離感を縮めるのが上手」という声もありました。

「義母です。義母は相手の良い部分を見つけほめています。ほめ上手です」(53歳/主婦)

「近隣の子どもたちと仲良くし、子ども達が自然に家に遊びに来ていたのを見たとき」(44歳/総務・人事・事務)

「義母は社交的な性格なので、知らない人とでもすぐ仲良くなって旅行に行ったりもしてる。友達できない自分とは大違いで羨ましい」(43歳/主婦)

たまたま近所に住んでいるという「偶然の縁」を温めて、少しずつ親しい関係に。家に招き合ったり、一緒に旅行にいったりする関係は、「友人」といってもいいかもしれませんね。

7:「おすそわけ」上手

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互いに信頼し合っている、仲良しのご近所さんだからこそできること。それは、食材のちょっとしたおすそわけです。

「誰にでも笑顔で声掛けし、自宅で栽培したフルーツ等のおすそわけをする人」(68歳/その他)

「父が近所づきあいがうまい。普段から父がご近所さんに差し入れなどをしているようで、私達家族が帰省すると、ご近所さんからお菓子やお小遣いを頂いたりします」(51歳/主婦)

農作物やおみやげをおすそわけ。互いの好みを踏まえて、好きなものを分け合うことで、次回、顔を合わせたときの会話のネタにもなりそうですね。

 

以上、「“ご近所づきあいが上手だな”と感心する人」についてのアンケートをご紹介しました。

日常的な挨拶や雑談を通じて、互いの心の垣根が少しずつ低くなっていくようです。ある程度、打ち解けた後も「近くなりすぎない」ことが、良好な関係が長く続くコツなのかもしれませんね。

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