人間関係がしんどいと思う瞬間は?
nullママ友付き合いのこれがしんどい!
「話が合わないママ友。子ども同士が仲が良いので無理に合わせている」(39歳/その他)
「近所のママさんでマウントをとってくる方がいて、距離をとってあまり関わらないようにしています」(43歳/主婦)
「やたらとおしゃべりで情報屋なママ友。大した情報じゃなくてもしゃべり倒す。こちらの個人情報もあちこちでしゃべってそう」(52歳/主婦)
「ママ友の中に、皆の意見を聞かない仕切りたがり屋がいて気持ちが疲れます」(51歳/主婦)
子育て中の人にとって、心強い味方にも頭痛のタネともなりうるママ友。個人的な好意からではなく、子どもの手前、仕方なく苦手なママ友ともお付き合いせざるをえず、ストレスを抱えてしまうこともあるようです。
やたらマウントをとってきたり、仕切りたがりだったり……。「私の身近にもいるいる!」と共感してしまう人も多いのではないでしょうか。
愚痴、悪口などネガティブな話題がしんどい!
「職場において、休憩時間に仕事の愚痴を言われると疲れる」(52歳/総務・人事・事務)
「いない人の悪口を言っているのを聞くのが疲れます。どうせ私がいないときは、私の悪口を言っているんだろうなと思うと、一緒にいないときまで疲れる」(30歳/その他)
「噂話や悪口を聞かされているときに肯定も否定もできない状況がきつい」(42歳/営業・販売)
ネガティブな話題のなかでもとりわけ厄介なのが陰口。愚痴であれば、ただ聞き流しておけば済むケースも多いですが、陰口はその会話に参加しているだけで「あの人も同意していた」などと勝手に仲間認定されてしまいがち。余計な人間関係のトラブルに巻き込まれないためには、なるべく速やかにその場を離れるスキルが必要かもしれません。
ネガティブな人との関わりがしんどい!
「友達のメンタルに問題があって、なんでもかんでも自分のせいでごめんと言われるとき」(45歳/その他)
「負の話ばかりされると、こちらもストレスになり聞いているだけでも疲れる」(51歳/その他)
「やる事なす事ダメ出しされるのでへこむ。注意ではなく嫌味なので、素直に聞けないし物凄いストレスが溜まる」(62歳/その他)
「ネチネチと文句ばかり言っている人の話に合わせるとき」(44歳/その他)
四六時中、ネガティブな態度が全開な人と関わるのも疲れてしまうもの。なるべく相手から負のオーラをもらわないようにしたいところですが、ただ一緒の空間にいるだけでも感染して気持ちが沈んでしまいますよね。
話が長い人に付き合わされるのがしんどい!
「話がやたらと長い人。時間を気にせず延々と話が続くと疲れます」(62歳/主婦)
「友達がおしゃべり好きで、付き合わされて、気疲れすることがあります」(55歳/主婦)
「職場の同僚が仕事をしながらずーっと他愛もない話をする。仕事に関係ない話をされると疲れる」(54歳/その他)
一方的に、自分の言いたいことだけまくしたてる相手にうんざり……。いつもいつも自分が聞き役に回らなければならず、かつそれがストレスに感じられるのであれば、残念ながらあまり健全な関係とはいえないかもしれません。
実は雑談がしんどい!
「意味のない会話や行動で不必要なコミュニケーションをとってこられると疲れを感じます」(52歳/その他)
「なんでもないおしゃべりさえも気遣いが必要で日常的にストレスを感じます。仕事場でシンプルにあいさつ程度が良いです」(55歳/その他)
「会話が続かなくて、シーンとなったとき」(44歳/主婦)
「口下手なので、会話の進め方が分からず咄嗟に出てこないので話の内容を考えるのに時間が掛かり、おまけにスピードについていけないので疲れるばかりです。特に私の分からない分野の話を集中して話しかけられると返答に困ります」(59歳/その他)
日常生活でのちょっとした会話が地味に負担だという声も続々。筆者自身、雑談が苦手だというコメントの数々に痛く共感するとともに、今回のアンケートにて意外とお仲間が多いことが判明してちょっとほっとしてしまいました。
人間関係で疲れないための対処法
null苦手な人とは距離をとる
「話が長過ぎて疲れ果てるので電話は着信拒否にし、メールに直ぐ返信をする事を止め距離を置くことにした」(67歳/主婦)
「合わない人と無理に関わらない、職場で苦手な人が近づいてきたらサッとさりげなく逃げる、何でも分かってもらおうとしない、期待しない、自分のことは自分しか分からないと思っている」(51歳/主婦)
「ママ友は、こちらからは誘わないようにしていればそのうち疎遠になる。我慢してまで付き合うより、たまに会う友人が数人いれば十分。あまり頻繁に会わないほうがトラブルも起きない」(52歳/主婦)
「気分の悪い人からはなるべく早く離れる。そうすることで穏やかに過ごせ、家庭も円満に」(59歳/主婦)
「感覚的に、あ、合わないと思ったら、あからさまにではなくできるだけ角が立たないように離れる。本当に気を使うし疲れるが、ずるずると付き合いを続けるよりよっぽどいい」(55歳/その他)
人間関係も逃げるが勝ち! 自分と相性の合わない人との付き合いで疲弊するよりも、本当に自分にとって大切な人との交流に時間や労力をかけるほうが得策かもしれません。
できるだけ深入りしない
「基本、ふーん、そうなんだ~と言っている。また、答えに困ったら、相手の言った事を繰り返して言って返事をする。そうすると、深く会話に立ち入らなくて済むから楽です」(44歳/主婦)
「初めから、挨拶程度で長話をしない。それなりに付き合いも必要ではあるので、ごくたまに話し相手になって聞き役に回る。疲れてきたら、スイマセン……と何かしら理由をつけて先に帰る」(55歳/主婦)
「親しくない人と深く付き合わない。会話がディープなものになりそうになったらすぐに理由をつけて離れる」(53歳/出版・マスコミ)
「自分も心の中にズカズカ入ってこられたくないから、冷たいのかもしれないけど“つかず離れず”の立ち位置にしている。お互いに傷つかず穏やかに過ごせる」(60歳/主婦)
大人になってからの人間関係は何かと利害が絡み、親密な関係は築きにくいもの。距離を詰めすぎてこじれるくらいなら、はじめから“つかず離れず”のほどよい関係をキープするのがスマートかもしれません。
人となるべく関わらない
「一人の時間を作る。少しでも人との距離を置くだけで、自分にとってリフレッシュできるし、周囲との人間関係もこじれなくなった」(39歳/その他)
「職場において、できるだけ人と関わらない。所詮職場だけの付き合いなので、ぼっちでも痛くも痒くもない」(52歳/総務・人事・事務)
「みんなと浅い関係でいる。最初は、誘われたのを断るのが辛いけど、慣れてきたら平気で、声がかからない方が楽」(30歳/その他)
好き嫌いという感情抜きに、そもそも人付き合いを極力減らすように努めている人も。「ぼっち上等!」という潔さがノンストレスな人生への入り口かもしれません。
なるべく省エネで済ませる
「半分聞いて半分聞き流す。疲れ具合も半分になる気がします」(38歳/主婦)
「LINEをマメにかえさない。2~3日おきにする」(50歳/デザイン関係)
「SNSは時間を取られるしトラブルの元にもなるので最初からしない」(48歳/総務・人事・事務)
「とりあえず寝る。人間関係のストレスは寝て忘れる」(26歳/その他)
相手と仲良くしなければ……と頑張りすぎると、かえって空回りする元。敢えて肩の力を抜いて、省エネモードで人と関わるほうが、ストレスを抱えずに済み、案外、物事が円滑に進むなどいいことづくめです。
こんな心構えでストレス軽減!
「人は変わらない。変わるのは自分のみ。と言い聞かせるようにしている」(41歳/その他)
「自分の満足を求めない、怒らない、と最初に心に決めて外出します。感情でエネルギーが出ていかないことでゆとりが生まれ、周りを見渡すようになれました」(61歳/主婦)
「苦手な人と仕事をすることになったら、仕事は仕事と割り切って、事務的なやり取りで済ませる」
「相手は自分が思うほど人を見ていないと思うようにする」(57歳/その他)
「他人に対してあまり期待しないようにしている。そもそも不満を感じなければストレスになることもない」(52歳/その他)
「合わない人がいてもこういう人なんだと割り切って極力会話を交わさない」(31歳/その他)
スマホにでも書き留めておきたい金言の数々! 相手に期待しない、無理に仲良くしようとしないというある種の“あきらめ”が肝かもしれません。
社会生活を送るうえで、人との関わりは欠かせないもの。人間関係にまつわる種々のストレスを軽やかに乗りきるべく、今回のアンケート結果をぜひご参考にしてみてくださいね。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。