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親しき仲にも礼儀あり!?「義実家の冷蔵庫」勝手に開けるor開けない?既婚女性100人に聞きました

実家といっても、頭に“義”がつくかどうかで大違い。いくら義理の両親から「どうぞご遠慮なく」と言われても、義実家ではなかなか自宅のように自由気ままに行動することはできませんよね。

なかでも、デリケートな問題のひとつが、“義実家の冷蔵庫の取り扱い”。一般的に、他人様のおたくの冷蔵庫を無断で開けることはご法度ですが、義実家の場合はどうなのでしょうか?

『kufura』では、既婚女性100人を対象にアンケート調査を実施しました。

「義実家の冷蔵庫を勝手に開けるor開けない?」

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既婚女性100人にズバリ上記質問をぶつけたところ、回答は以下のように分かれました。

「何も言わずに自由に開けている」・・・13票(13.0%)

「一言断ってから開ける」・・・29票(29.0%)

「絶対開けない」・・・42票(42.0%)

「義理の両親と同居している、旦那さんの実家へ行ったことがない」・・・16票(16.0%)

「絶対開けない」と回答した人が最多という結果に。「義理の両親と同居している、旦那さんの実家へ行ったことがない」を除けば、ちょうど半数の人にとって、義実家の冷蔵庫はアンタッチャブルな存在だということが明らかになりました。

「絶対に開けない」理由は?

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「他人の家だし、必要なときは旦那に言って取ってきてもらう」(36歳/主婦)

「自分の家ではなく義母の城なので、勝手には絶対に開けない。お手伝いを頼まれたら確認しながら冷蔵庫を使わせていただく」(57歳/その他)

「自分が開けられたら嫌だし義両親もうちの冷蔵庫を勝手に開けないから」(50歳/総務・人事・事務)

「関係性があまりよくないので、勝手に扱わないようにしている」(47歳/主婦)

「基本的にキッチンの中を移動することがない」(36歳/金融関係)

「2階の私たちの寝る部屋のすぐ外の廊下に小さい冷蔵庫があり、買ってきた物はそこに入れる」(49歳/総務・人事・事務)

絶対に開けない理由としては、“義実家はあくまで他人の家だから”と“自分がされると嫌だから”との声が大半を占めました。

ちなみに、義実家との折り合いの悪さを明言するコメントは2件のみ。夫の両親との関係が良好であっても、「親しき仲にも礼儀あり」で、冷蔵庫には触れないようにしている人が多いようです。

「一言断ってから開ける」理由は?

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「一応開けていいか?と聞く。もし自分の家でも勝手に開けられたら嫌だから」(52歳/主婦)

「一言飲み物もらいますと言いながら開ける。勝手には気がひける」(43歳/主婦)

「義実家との関係性はよいが、冷蔵庫に関してはその家のルールもあると思うので、許可はとるべきだと思っているし、そうしている」(44歳/主婦)

「遠慮する。しかし面倒なときや緊急時には断らずに開ける」(52歳/主婦)

「冷凍庫のアイスは皆が食べるために買い置きをしているのを知っているので、アイスのときは何も言わずもらいます」(41歳/主婦)

“一言断ってから”派からも“絶対開けない”派と同様、“よその家だから”、“自分がされると嫌だから”との声が相次ぎました。ただ、よその家といっても、全くの赤の他人というわけでもありませんし、一言声をかけて使ったものは元に戻すなどの最低限のルールさえ守れば、義理の両親にとって失礼にあたるということはなさそうです。

「何も言わずに自由に開けている」理由は?

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「自分の家だと思うから」(45歳/総務・人事・事務)

「仲が良いから大丈夫」(46歳/主婦)

「わりと頻繁に義実家に行っているので、気心が知れているから」(55歳/主婦)

「自由にして良いと言われた」(47歳/公務員)

「高齢なのでいちいち確認することなく開けてしまっているが特に気にしていないと思う」(57歳/主婦)

「結婚してから銀婚式も過ぎ、義実家に行っても、料理の支度をするのは私なので、必然的に冷蔵庫は勝手に開けるようになりました」(54歳/主婦)

義実家の冷蔵庫を勝手に開けてOKかどうかは、結婚年数、義実家への訪問頻度、その他、嫁および義理の両親のパーソナルスペースの捉え方などさまざまな要素が関係しているといえそうですね。

 

以上、義実家の冷蔵庫に関するアンケート調査結果をご紹介しました。家庭ごとに事情は異なりますし、結局のところ当事者がどう感じるかしだいなので、この問題は何が正解ということはありません。ただ、「いつも自分は夫の実家でこうしているけど、よそではどうなの!?」と気になる人はぜひご参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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