子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

会話に入れない!私は空気?3人組は2対1になりがち問題「ママトモ同志 #23」

コミック連載『ママトモ同志』第23話!

ママ友に限らずですが、3人で集まったとき、2人が盛り上がって1人が置いてけぼりになることって、ありませんか?

目も合わない、相槌を聞いてもらえない……まるで自分が透明人間になったような気持ちになってしまいますよね。

相槌すらかき消されるのはキツイ

null

「もう、ないな…」と思う瞬間

null

山田シャルロッテです。

「それまで自分と話していたのに、別の人が来たとたん、その人とばかり話す」「複数人でいるのに、わかる人同士だけの限定的な話題で盛り上がる」……ママ友の人間関係の悩みとしても、わりと聞くパターンです。

これをされる側の渦中にいる時って、傷つくし、真剣に悩んだりしますよね。悩みの渦中にいると、いっぱいいっぱいになってしまいますが、この手の「仲間はずし」をするママ友とは、無理してつきあうのをやめちゃって大丈夫だと思います。

筆者の経験上、ママ友関係でこういう事が起きるのって、だいたい子どもが未就学児のうちか、あっても小学校低学年くらいまでです。子どもが小さいうちは目が離せないから、子どものお友達関係を作るため、親がセットで行動します。で「親が仲間外れになると、子どもにもお友達ができなくてかわいそう」と、合わない性質のママ友とも、無理につきあってストレスをためてしまう。

でも、子どもが育ってそれぞれの個性で遊び相手を選ぶようになると、不本意な親同士のつきあいは消滅しますし、親も成熟していくので、いい大人になって「仲間はずしをするような性質の人=社会人として周囲を常識的に気遣えない人」のほうが、周りから敬遠される方向に、自然となっていきます。

「そんな先の話より、今まさに渦中で悩んでいてつらい」という方に言いたいのは……コミュニティAでイマイチな人しかいないなら、コミュニティBを開拓すれば良い。いまどき、幼保や学校以外にも、お稽古ごとや塾など、いろいろな種類のコミュニティが存在します。また、同年代の子ども同士で遊べる環境に我が子を入れようとしなくても、親の信頼できる相手や趣味仲間との付き合いの中でも、幼い子は、それなりに楽しみ学ぶものです。更には、無理にコミュニティに入らなくても伸ばせる才能や、教育法もあります。

マンガの江美子さんのように、「この人達って……」と呆れるようなママ友とは、大人らしく、心で一線ひきましょう。こういう「仲間はずし」をする人って、(1)意識してやっている場合、(2)意識しないでやっている場合、(3)ひきずられて加担している場合……の3パターンがあります。

(1)は自分のストレスを八つ当たりで解消しようという性格に難のある人だし、(2)は社会人としての気配りや常識に難ありで、(3)は意志が弱く卑怯なところがあり、子どもに何かあった時に言い訳をして逃げることもありそうなので、付き合う時には注意が必要です。

お付き合いをするのは目の前の人たちだけではない、ということを意識して、今日も粛々と過ごしましょう!

山田シャルロッテ
山田シャルロッテ

ライター&イラストレーター・漫画家。1児を高齢出産後、都内で子育て中。
仕事をしながら子どものお稽古事やスポーツ活動の委員、PTA活動などもけっこう参加するので、ママ友多数。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載