「息子夫婦から父の日のプレゼントやメッセージをもらっていますか?」
nullまずは、父の日のプレゼントをもらっている人の割合はというと……?
「毎年のようにプレゼントをもらっている」・・・36票(33.0%)
「ときどきプレゼントをもらっている」・・・36票(33.0%)
「プレゼントをもらっていない」・・・37票(33.9%)
ご覧の通り「毎年」「ときどき」「もらっていない」がほぼ三分割されるという結果に。続いて、メッセージをもらっている人の割合についても調べてみました。
「毎年のようにメッセージをもらっている」・・・24票(22.0%)
「ときどきメッセージをもらっている」・・・21票(19.3%)
「メッセージをもらっていない」・・・64票(58.7%)
メッセージは、「もらっていない」が多数派。今回のアンケートでは、“お父さんへの日頃の感謝の気持ちは言葉よりもモノで伝える”という傾向がうかがえます。
「息子夫婦からもらって嬉しかったものは?」
null【衣類】息子夫婦が選んでくれるのが嬉しい!
「衣料品が多いです。こだわって若く見られるような品を選んでる真剣な様子が嬉しいです。何軒も回ったとか時間がかかったとの言葉から分かります」(75歳/その他)
「カシミヤのカーディガン。自分では買わないので嬉しいです」(76歳/営業・販売)
「ゴルフが好きなのでプロゴルファーの松山英樹が着ていたゴルフウエアをプレゼントでもらった」(65歳/その他)
「夏用の肌着。仕事でよく汗をかきシミができやすいので助かります」(83歳/その他)
“もらって嬉しかったもの”として衣類を挙げる声が続々。筆者は「えっ、衣類って人それぞれ好みがあるから難しくない!?」と、真っ先にギフト候補から外してしまうのですが、贈られるお父さん側としては、息子夫婦が自分のために選んでくれること自体が嬉しいようです。
たしかに、自分の好みと合わないものでも、息子夫婦から「これお父さんに絶対に似合うと思って!」などと言われたら、思わずにっこりしてしまいそうですよね。
【アルコール類】お酒好きにとっては鉄板!
「プレミアムなビール。 自分では買わないので節目節目の特別な日に飲んだ」(74歳/その他)
「大学時代に過ごした鹿児島の芋焼酎『赤霧島』をもらって嬉しかった」(81歳/その他)
「自分ではなかなか買えないお気に入りのワイン」(71歳/その他)
昨年実施した同種のアンケート調査でも多くの人が挙げた“アルコール類”。酒好きの人にとってはいくらたくさんあっても困るものではありませんし、息子夫婦からの贈り物だと思えば、格別な一杯になりそうです。
その他、お酒そのものではなく、関連アイテムが嬉しかったとの声も……。
「おつまみの詰め合わせ」(66歳/総務・人事・事務)
「ウイスキーロック用のマイグラス」(73歳/コンサルタント)
お酒は毎年贈っているからたまには違うものを選びたい場合、このあたりも狙い目かもしれません。
お酒以外のフードで喜ばれるのは?
「山梨のブドウの詰め合わせ。めったに食べることがないものなので」(62歳/コンピュータ関連技術職)
「近くの激安スーパーで買った食料品(栄養ゼリー、スナック菓子類)をプレゼントしてくれた」(53歳/研究・開発)
「夫婦で食べるものを毎年送ってもらっている」(80歳/その他)
食品に関しては、高級でごちそう感のあるものから、リーズナブルなものまでさまざまな意見が寄せられました。お金をいくらかけるかよりも、お義父さんの好みのツボをいかに押さえるかが肝かもしれません。また、「一緒に食べるお義母さんにも喜ばれるものは?」という視点を持つことで、よりいっそう気の利いた贈り物にできるのではないでしょうか。
【ヘルスケアグッズ】労りの心が嬉しい!
「疲れをとる足踏みキット。私の体を気遣ってくれているのだとジンッときた」(75歳/その他)
「パソコンを長時間利用していると首や肩凝りがあったが、その話を覚えていたのかマッサージ機をもらったこと」(70歳/その他)
「体を心配している事が分かるようなものが多い。例えば腰に優しいクッションとか」(71歳/その他)
労りの気持ちをさりげなく示すのに、ヘルスケアグッズはもってこいです。お義父さんが自分の体のことで何か愚痴っていたことがないか振り返ってみると、贈り物のヒントが浮かび上がるかも!?
【趣味に関するアイテム】アクティブなお義父さん向け!
「自分が趣味にしているソロキャンプに関する新グッズを贈ってくれる」(72歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「ゴルフクラブ。息子に昔、買ってあげたお返しとしてもらったので感慨無量」(55歳/金融関係)
「鉢植えの花。趣味のものなので嬉しかった。今年も花芽をつけている」(77歳/その他)
趣味に関するアイテムは、会話が弾むきっかけにもなりそう……。いつまでも生き生きと過ごしてほしいという思いも込めて贈ってみては?
その他、こんな意見も…
「首にかける扇風機。暑い時の畑仕事に、首にかけて、涼しく作業ができる」(71歳/その他)
「スマートフォン。使い方は一切説明なしで、自分で調べろと言われた。仕方なく1年がかりで自力で学び、今ではほぼマスターできている」(75歳/その他)
「孫を連れて遊びに来てくれる。孫の成長が楽しみ」(71歳/営業・販売)
「どんなものでも全部嬉しい」(68歳/その他)
いろいろな意見がありますが、なんだかんだ言って最後のコメント「どんなものでも嬉しい」こそが、世のお義父さんたちの総意かもしれません。
「息子夫婦からもらってうれしかったメッセージは?」
null今回のアンケートでは、プレゼントより少数派だった父の日のメッセージですが、具体的にどんな内容が嬉しかったかについても尋ねました。
「いつもありがとう、との言葉。 そりゃそれだけでも嬉しいですよね」(50歳/その他)
「退職した年の父の日のメッセージ。“いつも朝早くから仕事に出かけ子どもたちを育ててくれてありがとう。これからは自分の好きなことをして過ごしてください”というのが印象に残っている」(62歳/コンピュータ関連技術職)
「“いつまでも元気でいてください”とメッセージをもらって嬉しかった」(77歳/その他)
「孫のお守りのお礼。孫の幼稚園の送り迎えを何よりも優先的にやっていることに対して、感謝していることに改めて嬉しかった」(75歳/その他)
「“また孫たちと一緒に遊びに行きましょう”と誘ってくれることです。孫の楽しそうな顔を見せてもらうのが何よりの楽しみです」(72歳/コンピュータ関連以外の技術職)
凝った表現よりも、シンプルな感謝の言葉や健康を気遣うメッセージこそが心に響きます。それから、やはり絶大なのは孫パワー! 孫の顔を見せたり、声を聞かせたりすることはおじいちゃんにとってかけがえのないプレゼントになるようです。
以上、“父の日のプレゼント・メッセージ”に関するアンケート調査結果をご紹介しました。今年はまだ何を贈るか決めかねている人は、ぜひご参考にしてみてくださいね。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。