そこで今回『kufura』では、子どものいる20~50代の男女116人を対象に「お土産」に関するアンケート調査を実施しました。
職場やママ友にお土産を買う人は55.2%
null旅先で職場やママ友にお土産を買うかを聞いたところ、以下の結果に。
買う・・・64票(55.2%)
買わない・・・23票(19.8%)
わからない・・・12票(10.3%)
付き合いがない・・・17票(14.7%)
「買わない」「付き合いがない」という人も一定数いましたが、約半数が、職場やママ友にお土産を「買う」と回答しました。そこで頭を悩ませるのが予算ではないでしょうか。高級すぎるのも嫌味っぽいし、安すぎてもケチくさい……ちょうどいいラインはどこなのかみていきましょう。
個人へのお土産の予算は「1,000円以下」が多数派に
nullまずは、個人へ渡す場合のお土産の予算についてです。
1,000円以下・・・43票(67.2%)
1,001円~3,000円・・・21票(32.8%)
3,001円~5,000円・・・0票
5,001円以上・・・0票
最も多かったのは「1,000円以下」でした。高すぎず安すぎず、相手も受け取りやすい値段と言えそうです。続いて多かった「1,001円~3,000円」は、やや高めの価格帯ですが、日頃の感謝や何らかのお礼を兼ねているのかもしれません。3,000円以上の予算を選ぶ人はいませんでした。
複数人へのお土産の予算は「1,001円~3,000円」がトップ
null続いては、複数人でシェアする場合のお土産の予算です。
1,000円以下・・・11票(17.2%)
1,001円~3,000円・・・44票(68.8%)
3,001円~5,000円・・・7票(10.9%)
5,001円以上・・・2票(3.1%)
「1,001円~3,000円」がボリュームゾーンとなりました。この価格帯ならば、クッキーやチョコレートなどがひと箱に数十個入っているものも多く、複数人に配るのに適していますね。次いで「1,000円以下」となりました。
お土産を渡す際に注意していることは?
nullお土産は買って終わりではなく、渡すことも考えて選ばなくてはなりません。アンケートでは、お土産を渡す際に気をつけていることについても聞いています。
第1位:もらえない人が出ないようにする・・・23票(35.9%)
第2位:「みなさんでどうぞ」と書いて、共有スペースに置くようにしている・・・15票(23.4%)
第3位:感謝の気持ちを伝える・・・11票(17.2%)
第4位:渡すタイミングを間違えない・・・8票(12.5%)
第5位:押し付けない・・・6票(9.4%)
第6位:その他・・・1票(1.6%)
お土産を渡す際に注意していることの1位は「もらえない人が出ないようにする」でした。「あの人はもらったのに」「私の分がない」なんてことにならないように気をつけているようです。
また、2位は「みなさんでどうぞ」のメモをつけたり、共有スペースに置くようにしているというものでした。こちらも、もらえない人が出ないようにするための気遣いが感じられます。3位以降には「感謝の気持ちを伝える」「渡すタイミングを間違えない」などが続きました。
多くの人が、お土産を渡す際に「もらえない人が出ないようにする」ことを意識している背景には、「お土産とばし(=お土産を自分だけもらえないこと)」が発生しないようにとの配慮があるのではないでしょうか。
「お土産とばし」10人に1人が経験アリ
null「お土産とばし」とは、友人や職場などのグループ内において、お土産を特定の人にだけ渡さないことを指します。たまたまなのか、嫌がらせなのか……それはお土産を買ってきた本人にしか分からないことですが、今回のアンケート調査では「お土産とばし」を経験したしたことのある人は、約10人に1人という結果になりました。
【「お土産とばし」を経験したことはありますか?】
ある・・・13票(11.2%)
ない・・・71票(61.2%)
わからない・・・32票(27.6%)
【「お土産とばし」をされたとき、どんな気持ちでしたか?】
もやもやした・・・5票(38.5%)
悲しい・・・4票(30.8%)
悔しい・・・2票(15.4%)
残念・・・1票(7.7%)
むしろもらわなくてよかった・・・1票(7.7%)
「お土産とばし」を経験した人からは、「もやもやした」「悲しい」気持ちになったという声が。どのような状況で「お土産とばし」をされたのかを聞いたところ、以下のようなエピソードが寄せられました。
「ママ友会で集まった際に旅行に行った方がお土産を配り始めましたが、10人中3、4人渡されませんでした。 渡されなかった同士で顔を見合わせるぐらいしかできず、なんだかもやもやして終わりました」(34歳女性/主婦)
「私が休みの時に配っていて、賞味期限が短いものだったので食べられずに終わった」(25歳女性/その他)
「お土産をみんなに配っていたらしいということを後日知った。どうやらとばされたらしい」(50歳女性/営業・販売)
「私が入っていない、仲良しグループがあって、たまたまそのグループの人たちと役員をしていて、役員会の時に配っていた。自分はグループじゃないからもらえないけど、わざわざ私の前でしなくていいじゃない!と思いました」(43歳女性/主婦)
「友達が旅行先で買ってきたお土産を配っていたのに、この観光地はあなたは何回も行ってるから要らないよね、ととばされた。ものすごく悔しかった」(52歳女性/主婦)
そのお土産がすごく欲しいという訳ではなくとも、自分だけがもらえない状況というのは居心地が悪かったり、悲しくもなります。“賞味期限の短いもので、その場にいなかったから”など、納得できる理由があるときは別としても、故意的にとばされているのを知るのは気分のいいものではありません。お土産を渡す際は、うっかり「お土産とばし」をしてしまわないように気をつけたいですね。
エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。