「夫の実家とは仲が良い?」
nullまず、夫の実家との関係性について尋ねたところ、結果は以下の通り。
「仲が良い」・・・65票(68.4%)
「仲が悪い」・・・15票(15.8%)
「夫の実家が存在しない」・・・15票(15.8%)
夫の実家がないという人を除いたデータでは81.2%と、8割を超える人が「仲が良い」と回答。嫁姑問題というと、ネガティブなイメージがなきにしもあらずですが、今回の調査に限っては義実家と円満な関係を築けている人が多数派ということが明らかになりました。
夫の実家と仲良くするコツは?
null続いて、夫の実家と「仲が良い」と回答した65人に、円満な関係をキープするコツを教えてもらいました。
ほどよい距離感を保つ
「ほどよい距離感を保つ。頻繁に会っているとお互いに余計なお世話をしてしまったりする。会ったときに、たくさんおしゃべりし、感謝を伝える」(30歳/パート・アルバイト)
「あまり関わらないこと。関わるときは機嫌よく、深入りはしないこと。頼みごと頼まれごとはしないこと。必要があれば夫を通して連絡すること」(45歳/主婦)
「遠方のため極力関わらず、LINEも交換しない。たまに会った時には甘える」(29歳/主婦)
今回のアンケートで最も多かったのは、“義実家とはほどよい距離感を保つ”という意見。全体の3分の1くらいの人が、つかず離れずで円満な関係をキープしているとのことです。
たしかに、近づきすぎると双方の嫌な面も見えてくるもの。普段なかなか会えないからこそ、顔を合わせた機会には最大限におもてなしの精神を発揮できて、互いによい印象を残せるのかもしれません。
こまめに連絡をとる
「こまめに連絡する。ちょっとしたものでも良いので、お邪魔するときには手土産を欠かさない」(40歳/主婦)
「近くなのでなるべくお邪魔しようと思う」(50歳/主婦)
「差し入れをまめにしたり、誕生日などはプレゼントを贈ったりしています」(52歳/主婦)
遠方であれば距離感を保つことが容易ですが、夫の両親が近くに暮らしてる場合、知らん顔しているわけにはいかないケースもあるかもしれません。
過去に実施したアンケートでも、義理の実家の距離感が近すぎることに頭を抱えている既婚女性の声が多く寄せられていますが、アポなし訪問や頻繁すぎるLINEなど、相手のペースに振り回されたくなければ、いっそ自分から先手を打ってこまめに連絡をとるのもひとつの手です。
感謝を示す
「初めに必ず感謝の言葉を言うようにして、明るい雰囲気と謙虚さを忘れないようにしている」(53歳/主婦)
「遠慮せず、頂くものはありがたく頂き、感謝の念を最大限表すこと」(57歳/主婦)
「感謝すること。甘えることも大事」(45歳/事務職)
義実家に限らず、“ありがとう”は人間関係を円満にするうえで欠かせないフレーズ。また、お礼を伝える前提として、義実家がしてくれることはなるべく遠慮なく受け取ることも大切かもしれません。
相手の話をよく聞く
「ニコニコ笑って話を聞く」(45歳/主婦)
「とにかく会話。そしてできるだけ相手の話を聞く。自分の話は相手に聞かれてから」(53歳/主婦)
「あまり喋らないように、主に聞き役になること」(36歳/主婦)
コミュニケーションのコツとして、なるべく聞き役に徹するとの声が寄せられました。たしかに、自分がたくさん話すとうっかり地雷を踏んだり、いろいろ詮索されることにつながったりするおそれがあります。笑顔で肯定的な相槌を打ち、相手に気持ちよく話してもらうのが得策かもしれませんね。
自然体で接する
「あまり気を遣いすぎないこと。礼儀は尽くすが、あまり無理しないことで義実家でも上手く行っています」(28歳/主婦)
「自然体で付き合ってます。変な遠慮をしたりするとお互いに遠慮が出来て距離を感じると思うので私は自分の親と同じように接するようにしています」(48歳/主婦)
相手に気に入られようと無理しすぎると、いつかストレスがたまって爆発するリスクも。そういう点で、自然体で接するという意見も一理あります。ただ、実の親に対するのと同じように振る舞ってうまくいくかどうかは相性しだい。今回のアンケートでは「義実家は運」(41歳/主婦)との声も寄せられており、まさしく義両親ガチャ的な要素はあるかもしれません。
その他、こんな作戦も…
「夫を立てる」(50歳/主婦)
「出されたものはおいしそうに完食する」(35歳/総務・人事)
「誕生日やお祝い事はちゃんとすること」(41歳/主婦)
「お互いにネガティブなムードにならないように気を付けています」(55歳/主婦)
以上、夫の実家と仲良く付き合うコツをご紹介しました。本文でも述べたように、義実家とうまく付き合えるかどうかは運、相性にもよるため、いくら嫁ががんばっても必ずしも功を奏するとは限りません。それでも、夫を通じて縁が生まれた義両親とはできれば円満な関係をキープしたいもの。みなさんのコメントをぜひご参考にしてみてくださいね。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。