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子どもの 「展覧会スルー問題」クリア!北海道・ナチュの森「なるほど!肌とからだチャレンジ展」は親子で楽しく学べます

こんにちは!漫画家兼イラストレーターの新里碧(にっさとみどり)です。
突然ですが、みなさん、お子さんと一緒に展覧会を見に行って、全然楽しめず諦めムードになった経験ありませんか?

入場したと思ったら、出口に向かって一直線!みんな経験ある?

「この展覧会、子どももきっと興味ありそう」と思って選んだはずなのに、展覧会場に入ると子どもは出口を目指して一直線!

ほぼ、何も見ることができず、駆け抜けて終了……。

“展覧会スルー”経験を重ね、「もう、子連れで展覧会は無理だ……」と完全に諦めていた著者ですが、なんと、北海道で大人も子どもも楽しめる展覧会に出会いました!

会場の「ナチュの森」ってこんなところ

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「ナチュの森」全景。北海道らしい広々とした景色が広がる。

展覧会『なるほど!肌とからだチャレンジ展』を開催中の「ナチュの森」は、ナチュラル系スキンケアブランド『ナチュラルサイエンス』『ナチュラルアイランド』のスキンケア“工園”。

耳慣れない“工園”と言う言葉ですが、工場と庭園が融合した施設です。

廃校になった中学校をリノベーションして作られた施設で、後ほどご紹介しますが、展覧会以外にも工場見学、レストランやワークショップなどなど、充実の体験ができる場所なのです。

そんな「ナチュの森」は、札幌からも新千歳空港からも車で約1時間の距離に位置する白老町にあります。

有名な温泉地、登別も近く、札幌にお住まいの方は週末旅で訪れるエリアとのこと。

では、展覧会の中をご紹介します!

「なるほど!肌とからだチャレンジ展」は親子で楽しめる工夫が満載!

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展覧会場は、もと中学校校舎の「森の工舎」2階。

「“大人も子どもも楽しめる展覧会”って、ようは、子どもが興味あるコンテンツに親が同行する感じでしょ?」と思いますよね。

いえいえ、この展覧会はきっと多くの親御さんが興味のある“お肌と体の知識”の展覧会なのです。

41歳の私も「なるほど!」が止まらない、学びの多い展覧会でした!

そんな学びを子どもと一緒に楽しめる工夫が、随所に……!

展覧会入口。赤い“なるほど!ボタン”が右下にあります。
“なるほど!ボタン”。

まず、入口にある、赤いボタンに注目!

展覧会を見てまわり、「なるほど!」と思ったら押す“なるほど!ボタン”なんです。

こういうボタン、子どもは率先して押しますよね〜。初っぱなから関心。

“なるほど!ボタン”は、展示会場内にいくつも設置されていて、ボタンによって言語や方言など違った「なるほど!」が流れるので、見つけるたびに押したくなってしまいます。

「うる美ちゃん」と乾燥している「ガサ子ちゃん」にホコリや雑菌を表す「ワルワルボール」をくっつけるチャレンジパネル。

肌の乾燥にまつわるコーナーでは、しっとり保湿されている「うる美ちゃん」と乾燥している「ガサ子ちゃん」にホコリや雑菌を表す「ワルワルボール」をくっつけるチャレンジが。

肌が乾燥していると、お肌に良くないものが付着しやすいということを体験しながら学べます。

子どもが「ワルワルボール」をくっつけている間に、パネルを読むことができそう!

このように、ゲーム感覚で体験しながら学べる展示が次々に並んでいるので、子どもも楽しみながら、大人も知識に「なるほど!」ができる展覧会なのです。

UVケアの秘訣を紹介したパネル
紫外線対策撮影コーナー。

自分の肌質がわかるチェックシートや、UVケアの紹介など、いろいろな“学びの体験”がたくさん!

家族や友人たちとわいわいしながら楽しめそうです。美肌ルーティーンの紹介など「もっと早く知りたかった!」と思うような知識も。

独自にスキンケアについて様々な研究、調査をおこなっている会社ならでは。説明の明解さと説得力が違います。

迷路も登場!

ママアンドキッズ スキンケアめいろ入口。

さらに奥に進むと、めいろゾーンが登場!

こちらは、子どものスキンケアについて学べる迷路とのことですが……。

もんだい1:こどものあしはつめたくてもいい?

このようなもんだいが出されます。
正解は……つめたいのはダメ。

こたえ:×つめたいのはだめ

ひとつめの問題から、いきなり不正解!

子育て6年目ですが、自分が当たり前のように思っていたことが、じつは間違いだったことが次々と判明……。

迷路を出る頃には、「娘、ごめん」の気持ちでいっぱいに。

反省し、お風呂の温度も今晩から下げようと誓いました。

身体を使ったチャレンジコーナーも

カーリングチャレンジ。
重量あげチャレンジ。

運動不足にアプローチする、「からだチャレンジゾーン」では、体を使ったアクティビティが。

北海道ならではのカーリングや、持つ場所によって重量の体感が違う重量あげなど、こちらも親子でわいわい楽しめそうですね。

スタッフ手作りの「イライラ棒」チャレンジ

イライラ棒チャレンジコーナー。難しいもの、簡単なものが並んでいます。

最後に登場したのが、イライラ棒コーナー。

線に当たると「ブー」とブザーが鳴るイライラ棒は、スタッフの方の自作というから驚き。

ちなみに、めいろゾーンや重量あげなど、全体を通してスタッフの方の手作りにあふれているそうで、スタッフの方の和気あいあいとした雰囲気が感じられました。

“展覧会スルー問題”がクリアできる、子どもも大人も楽しめる展覧会でした。

こちらでご紹介したのは、ほんの一部なので、実際に足を運んでぜひ楽しんで見てくださいね!

展覧会を見終わると、お肌と体にまつわる本を1冊読んだような満足感がありました。

1日ゆっくり楽しみたい!「ナチュの森」おすすめスポット6選

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展覧会の他にも、親子で楽しめるスポットがもりだくさんの「ナチュの森」。

おすすめスポットをサクッとご紹介します。

1:大人も子どもも楽しめる、豊富なワークショップ

「オリジナルアロマミストづくり」(100ml 1本 1,650円/税込、2本 3,000円/税込)。
鹿の角を使ったアクセサリーや、子どもが大好きなスライム、季節の工作など様々なワークショップが体験できるアトリエ。

「森の工舎」の1階にある、教室をリノベーションしたワークショップ会場では様々なワークショップを毎日開催しています。希少な和ハッカなど、10種の精油から自分の好きな香りを選んで調合する、オリジナルアロマ作りや子どもが大好きなスライムやスノードーム作りなど、どれも楽しいものばかりです。

ハロウィンドーム作り900円(税込)。
ポプリ作り600円(税込)。

どのワークショップ内容もかわいくて、いくつも作りたくなってしまいそうです!

オリジナルのお土産としても喜ばれそう、旅の思い出作りににも良さそうです。

2:湧き水を使った“絶品台湾料理”が頂ける、レストラン「スマイル食堂」

広々とした景色を望むレストラン店内。

様々なメニューが載るメニュー表。

すぐそばにある倶多楽湖の湧き水を使った料理が頂けるレストラン。この倶多楽湖の湧き水はスキンケアアイテムにも使われており毎日工場内で水質検査をしているので、保健所から特別に許可をもらって料理にも活用しているとのこと。

レストラン内で無料で飲めるお水も湧き水ということで、飲んでみましたが、無味無臭で全くクセの無い“ザ・水”といったピュアな味わいでした。

そんなレストランで頂けるおすすめメニューが、意外や意外、料理長お得意の台湾料理。

スパイスの香るひき肉だれがかかった坦仔麺(タンツーメン)やエビのうまみがギュッとつまった蝦仁飯(シャーレンファン)、タピオカミルクにフルーツティー、台湾カステラもありました!

ほかにも地元のタラコを使ったピザや、子どもが好きな唐揚げ、ポテト、お子様ランチのようなおこさま弁当、おこさまうどん、おこさまカレーがありました。

大人は本格台湾料理を楽しんで、スパイス苦手なお子さんもそれぞれ好きなものを選んで食べられる、そんな子連れに嬉しいレストランです。

3:日々の疲れを癒す、スパ「アクアサロン」

スパの室内風景。
施術後はこちらでリラックス。

工場のある建物には『ナチュラルサイエンス』『ナチュラルアイランド』のアイテムを使った施術が受けられるスパ「アクアサロン」があります。有機ハーブオイルを使った全身トリートメントや、お着替え不要で気軽に受けられるヘッド&ショルダーマッサージは、日々の疲れを癒すのにおすすめ。

他にも、溶岩石を敷きつめたスタジオで開催されるヨガ・ストレッチ、湧き水を使ったジャグジーとハーブエッセンスを配合したスパ(金曜日のみ)もあるので、事前にサイトをチェックし予約して行きたいですね。

4:蔵書も癒し系!図書室

森の図書室。
えほんの部屋。

3,000冊の本が並ぶ「森の図書室」もありました。

ハーブや香り、ナチュラルな暮らしにまつわる蔵書が多く、気になる本がたくさん!

取材のため図書室でゆっくり読書できなかったので、その場で気になる本を3冊もポチってしまいました。

えほんを読める部屋は、ふかふかの床に座って子どもとゆっくり過ごせそう。

5:広々とした芝生で思いっきり遊べる「ナチュラルガーデン」

ナチュラルガーデン風景。
おもちゃカー。

「ナチュの森」の芝生の広場にある「ナチュラルガーデン」には、大きなお山のすべり台や複合遊具、湧き水のじゃぶじゃぶ池などが点在してます。

おもちゃカーでは、モルックやボールなどを借りることもできるそう。

取材時はハロウィンのカボチャがごろごろ飾られていました。

北海道の自然の中で遊ぶ子どもをたくさん撮影したくなるような、映える撮影スポットもありました。

ひき馬・乗馬コーナー。
ポニーちゃん。

かわいいポニーに乗れるコーナーもありました!

この日はお休みだったので、ポニーたちはお家のほうにいました。小柄なポニーなので、お子さんも親しみやすそうです。

※ナチュラルガーデンは入場料がかかります。大人(中学生以上)600円(税込)、子ども(3歳以上)300円、2歳以下は無料。

 

 

6:ついつい買い過ぎてしまう……!充実のショップ

雑貨も取り扱う「森の工舎」1階のショップ。
かわいい外遊びグッズも発見。

「ナチュの森」には、「ナチュラルサイエンス」「ナチュラルアイランド」のスキンケアが並ぶスキンケアショップ、セレクトした生活雑貨も取り扱うショップの2店舗があります。

お土産用、自分用、家族用……、とたくさん購入してしまいました。

和ハッカのスポットリフレッシュ1,500円(税込)。
アロマバスエッセンス全6種 300ml 2,640円(税込)、17ml(1包)253円(税込)。

特におすすめは北海道の和ハッカを使用した、乳液状のエッセンス。

香りを嗅いだ瞬間に、その新鮮で爽やかな香りに魅了されてしまい、自宅用とプレゼント用に購入しました。

6種のアロマバスエッセンスは、どの香りも素敵で悩ましく、パウチのセットを発見したのでこちらもプレゼント用に購入。

ママアンドキッズ ドリームデザインシリーズ。モイストオリゴミルク(ドリームデザイン)2,970円(税込)、モイストUVミルク(ドリームデザイン)2,970円(税込)、オリゴリップ(ドリームデザイン)1,375円(税込)。
レドナシリーズのネッククリーム、ブライトリペアネッククリーム5,280円(税込)。

娘用のお土産には、「ママアンドキッズ ドリームデザイン」のオリゴリップ(1,375円・税込)を購入。

パステルカラーのパッケージだけでもかわいいのですが、付属のシールでデコれるんです!

自分用は最近だるんとしてきて気になっていた、フェイスライン対策にエイジングラインのレドナシリーズをチェック。

家族みんなで使えるアロマ系から、こんなエイジングケアまで、充実のラインナップ!

他にもいろいろなハーブの香りのミストやロールオンタイプのアロマなど、気付けばどっしり買ってしまいました。

関東住まいの筆者は「北海道旅行」と言うと、「せっかく遠くまで行くから」と、あれこれ予定を詰めてしまいがちなのですが、「ナチュの森」で1日ゆったり過ごす北海道旅行という新たな選択肢を発見しました。

北海道に行くのだから、むしろ普段の忙しい気持ちは忘れて、広い空と広い大地に囲まれて新鮮な空気を吸いながらゆったり過ごす、そんな贅沢な旅行をしてみたいと思いました。

ちなみに、「ナチュの森」は登別温泉にも近いので、登別温泉に泊まって、名物のたらこを楽しむ旅もおすすめだそうです!

【取材協力】
ナチュラルサイエンス

「ナチュの森」
住所:北海道白老郡白老町虎杖浜393-12
公式サイト:https://nachunomori.jp/

「なるほど!肌とからだのチャレンジ展」
会場:森の工舎 2Fギャラリー (北海道白老郡白老町虎杖浜39312)
会期:2025.9.19()
時間:10001600
定休日:水・木(祝日は営業)
公式サイト:https://nachunomori.jp/seasonal/hadatokarada_challenge

新里 碧
新里 碧
取材漫画家/イラストレーター/アーティスト
芸大を卒業後、広告業界を経て独立。2018年、自身の体験を元に描いた『アプリ婚 お見合いアプリで出会って1年で婚約→結婚しました』(小学館)発売。旅と工作が大好きな新米キャンパーです。2025年10月17日~19日、架空の湖畔リゾート「レイクバーバラ」にまつわる個展を学芸大学のギャラリー「準備中」で開催予定。インスタグラム@nissato
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