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「ごぶさたハワイ」でお得に、リーズナブルに楽しむためのテクニック 2024

コロナ禍や円安など、ちょっと足が遠のいてしまっているハワイ旅行。でも、やっぱりいつかは行きたいという思いや、特別な思い出を持っている人は多いのではないでしょうか。もちろん、格安というほどではないですが、いろいろ工夫すれば割安にステイできる方法はいくつもあります。
時代と共にアップデートされた最新のお得&リーズナブルに楽しむための方法をご紹介します。

フリーペーパーのクーポンやウェブを活用

フリーペーパーのクーポンやウェブを活用

『KAUKAUマガジン』はクーポン数の多さではトップクラスのフリーマガジン。配布場所は、ホノルルの空港をはじめ、ワイキキのマガジンラック、ドン・キホーテやニジヤマーケットなどのスーパーマーケット、ワイキキ〜アラモアナの主要なコンドミニアムなど、オアフ島内の約200カ所で配布しています。

また、オンラインサイトでも同様の情報はチェックできる上、そこからレストランなどの予約も可能。KAUKAUマガジン編集長の田邊規子さんによると、ハワイに到着後にマガジンを手に取り、お得なクーポン情報と合わせて直近の予定を検討される人が多いようです。

「現在はZIPAIRのホノルル便の機内エンタテインメントでもKAUKAUマガジンをE-BOOK形式でご覧いただくことができるので、機内の時間を有効にご活用いただき、ハワイに到着してからの予定を機内で立てられるのも便利な使い方ですね」(KAUKAUマガジン編集長・田邊さん)

クーポンを提示した際の特典は、販売価格から10〜15%の割引やプレゼントがもらえるなど様々。

実際にハワイで買い物した後にクーポンのことを知らなかった人に教えてあげたら「私が買ったお店、クーポン使ったら10%OFFだった……」とショックを受けていました。意外なお店が対象だったりするので、事前に調べておくのがおすすめです。

KAUKAUマガジンの最新号。マガジンは年4回発行、WEBは毎月更新、急ぎの変更は随時更新で、営業時間などの情報は変更になる場合もあるので最新情報はWEBでの確認がおすすめ。
ハワイ限定のスヌーピーグッズを販売している「SNOOPY’S SURF SHOP」では50ドル以上の購入でクーポンの提示で購入金額から10%OFFに。

カード会社やエアラインの街中のラウンジをフル活用

カード会社やエアラインの街中のラウンジをフル活用

慣れない旅先での駆け込み先といえば各地の観光案内所が一般的ですが、ハワイに関していうと長く日本人の海外旅行先として人気ということで、日系のカード会社やエアライン、旅行会社などが一定の条件を満たした人が使えるラウンジを街中にオープンしています。

こちらでは日本人スタッフによる日本語での案内などに加えて、WiFiや電源が使えたり、ベビーカーやモバイルルーター、傘などの貸し出しサービス、ドリンクの提供などを受けられます。

JCBのカードを持っている人ならば、ワイキキトロリー(ピンクライン)で提示すると無料で利用できますよ」(ハワイ州政府観光局 近山典子さん)

意外とうれしいのが、トイレ。ウォシュレットが付いているトイレはハワイでは滅多に遭遇できません。あなたが利用しているエアラインやカード会社が提供しているならば、ぜひラウンジはどんどん使うべき!

マハロラウンジ

ANAが運営する「マハロラウンジ」は、ワイキキ・ビーチに面したワイキキ・ショッピングプラザの2階にあります。ラウンジ内にはロッカーもあるので、朝到着の便でまだホテルにチェックインできない時にこちらに荷物を置いてショッピングに行ったり、ワイキキ・ビーチに遊びに行くなど効率的に時間を使いたい人におすすめです。

ラウンジを利用できるのは、ANA便名(※1)の東京発ホノルル線に往復搭乗予定のANAマイレージクラブ会員(※2)、またはANAトラベラーズ海外ツアー商品(航空券+宿泊「ダイナミックパッケージ」・ANAホテル&送迎パック)を利用した人で、無料で使えます。

ただ、上記の条件を満たさない人でも、「マハロラウンジご利用券」(3,038円〜)を購入すれば利用可能、1度の購入で10日間有効です。

さらに、ANA便名(※1)の東京発ホノルル線に往復搭乗予定のANAマイレージクラブ会員(※2)ならば、マハロラウンジに加え、ANAエクスプレスバスも無料で乗れちゃいます。

※1 他社運航のコードシェア便 / 特典航空券を含む。※2 ANAマイレージクラブカード提示のみでのご利用は不可、事前にANAマイレージクラブアプリから利用チケットの取得が必要

マハロラウンジにはリモートワークできるハイテーブルやゆったりと過ごせるソファー席など多様なスペースが用意されています。
「マハロラウンジ」でのドリンクは無料。現地のジュースやコーヒーサーバーから入れるコーヒーなどもいただけます。
A380のFLYING HONUと同じウミガメのデザインの「ANAエクスプレスバス」は、静かで環境にやさしい電気バス。
お土産も販売しています。

マハロラウンジ

住所:2250 Kalakaua Ave 2nd floor, Honolulu, HI 96815
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし

https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/useful/hawaii/mahalolounge/

楽天カード ハワイラウンジ

「楽天カード ハワイラウンジ」は楽天カード所有者が利用できるラウンジで、ハワイには「楽天カード ワイキキラウンジ」と「楽天カード アラモアナラウンジ」の2カ所があります。

特にゆったり広いのがワイキキのINTERNATIONAL MARKET PLACE1階にある「楽天カード ワイキキラウンジ」。カード盗難・紛失時の相談といった楽天カード関連のサービスに加えて、荷物の当日中一時預かり、パソコンやプリンターの利用、携帯の充電器の貸し出し(ラウンジ内のみ)、マッサージチェアも使えます。

キッズスペースに加えて、授乳室もあり、離乳食の温めやおむつ交換台もあるなど、日本にいる時のようにケアできるのは安心ですね。

ワイキキのインターナショナルマーケットプレイス1階にある楽天カードラウンジ。もう一箇所、アラモアナセンター内にもありますが、断然広いのはこちら!
利用者に提供されるドリンクは1人1本まで。現地の缶ジュースですが、説明が日本語で書いてあるのでチャレンジしやすいですね。
楽天カードラウンジではMOMPUSHの「Mompush Wiz」など3タイプのベビーカーを貸し出しいています。写真はCreative Outdoorの「Titanium Series Stroller  Wagon 」で、生後6カ月~6歳未満の子ども2名まで乗せられます。故障やメンテナンス等により貸し出しできない場合もあり、事前予約は行なっていないので貸し出し在庫がない場合もあります。
マッサージチェアで旅の疲れを癒して、次の予定へのアイドリングタイムを有効活用するのもあり!

楽天カード ワイキキラウンジ

住所:2330 Kalakaua Ave., Honolulu, HI 96815
営業時間;10:00-20:00 ※最終受付 19:45
定休日:なし

https://www.rakuten-card.co.jp/overseas/hawaii/lounge/

無料で見られるショーやイベントが各所で開催、事前のスケジューリングが肝!

無料で見られるショーやイベントが各所で開催 事前のスケジューリングが肝!

コロナ禍によって一時中止となっていた屋外型のショーも復活! 定番のクヒオ・ビーチの「クヒオビーチ・フラショー」や商業施設の広場など、あちこちで無料で観られるショーが行われています。本場のフラは多彩で、スローなものから陽気なムードのもの、女性だけ、男性だけなどそのバリエーションの豊かさに観ていても飽きません。

「クヒオビーチ・フラショー」は人気の撮影スポットになっているサーフィンの父、デューク・カハナモクの銅像の左横で火曜と土曜の18時半〜19時半に開催されています。

テーブルチップがいらないフードコートを活用!

テーブルチップがいらないフードコートを活用!

こちらはステーキやローストチキンなどを提供するお店「Meataly Boys」のロコモコ丼。

ハワイで食事をすると、店内での飲食代に税金、サービスチップ代の支払いも発生します。店舗によっては、提示されたレシートに推奨するチップの支払いの10%だといくら、15%だといくら、と印字されている場合もあります。

ローカルフードを楽しむのであれば、カジュアルにフードコートを利用してみてはいかが? ワイキキ市内最大の商業施設「ロイヤルハワイアンセンター」内にあるフードコート「WAIKIKI FOOD HALL」は、私が行ったことがあるフードコートの中でも天井が高めで明るい雰囲気、各店舗やディスプレイとしてネオンサインが付けられていて、椅子も籐風でちょっと映えを意識したデザイン。

ハワイのフードコートには日本でお馴染みの店もたくさん出店していますが、こちらのフードコートのテーマが“CATCH of Hawaii”、ハワイを感じられる現地の食材を使ったフードを提供する店舗をセレクトして出店しているので様々なハワイアンフードを試せますよ。

「WAIKIKI FOOD HALL」の入り口。
「WAIKIKI FOOD HALL」は広さはコンパクトですが、8つの店舗が入っています。

WAIKIKI FOOD HALL

2301 Kalakaua Ave,Honolulu,HI96815

https://waikikifoodhall.com/

ファーマーズマーケットやスーパーマーケットを活用!

ファーマーズマーケットやスーパーマーケットを活用!

同じ飲み物でも、「ABCストア」と「Target」などの大型スーパーでは価格は大違い! どうしても飲まなきゃいけない場面を除いては、観光地にあるコンビニや「ABCストア」での購入は避けましょう。

節約するために食材やテイクアウトするものを購入するならば、ファーマーズマーケットやスーパーマーケットがおすすめ。

なかでも「Target」は、ばら撒きお土産を見つけるのにもおすすめ。ファッションブランドの「Hunter」や「Diane von Furstenberg」とコラボレーションしたアイテムをリーズナブルな価格で発売するなど、ここでしか買えないアイテムもあります。オアフ島にはすでに4店舗あるのに加えて、ワイキキの街中にも今秋オープン予定です。

TARGET

Oahu Honolulu Ala Moana店
1450 Ala Moana Blvd,Ste 2401, Honolulu

ほか、オアフ島にはHonolulu Salt Lake、Kailua、Kapoleiに店舗あり

https://www.target.com/

ホテル利用なら、コスパの良いところへ!

オープンエアのレストランからの絶景とボリューミーなお肉&海鮮のビュッフェが意外とリーズナブル

食事しながらビーチが見えるテラス席は早めの事前予約が必須! 人気で筆者が伺った際も満席でした。

ハワイに限らずですが、世界のリゾート地はどこもコロナ禍前よりも物価が上がっています。円安でなかなか贅沢しづらいですが、しっかり払うならばちゃんと満足できるところをしっかり選び、日本から予約を入れて行きましょう。

おすすめしたいのが、ワイキキにある高級ホテル、ハイアットリージェンシー内のレストランのビュッフェ「ザ ビュッフェ アット ハイアット」。オープンエアーのレストランで、特に人気なのがテラス席。クヒオ・ビーチ正面で、ビーチの陽が落ちていく様子を特等席から楽しめます。

料理はボリュームたっぷりのお肉や海鮮、ハワイアンフードなどに加えて、現在ハワイでも人気のコリアンフードも登場。おすすめは牡蠣やエビなどの海鮮コーナー。特に大きな牡蠣は何度もリピートしてしまう美味しさ。これで84ドルなので、レストランであれこれ気遣いながらオーダーするよりも、潔く支払って、その分ガッツリいただきましょう!

ちょっと甘みのあるスパイシーな味付けがされたプライムリブ。
海鮮は何度もリピートしちゃう美味しさ。日本のビュッフェではなかなかないメニューではないでしょうか。

ザ ビュッフェ アット ハイアット

営業時間:17:00~21:30 毎日 (入店は21:00まで)

住所:2424 Kalakaua Avenue, Honolulu, Hawaii

営業時間:17:00~21:30

https://www.hyatt.com/hyatt-regency/ja-JP/hnlrw-hyatt-regency-waikiki-beach-resort-and-spa/dining

ハワイでも日本と同じようにポイントカードのポイントを活用!裏技は「使う」とお得なことも

ハワイでも日本と同じようにポイントカードのポイントを貯める!裏技は「使う」とお得なことも

ハワイでも日本でも同じようにポイントカードが貯められる店舗があります。
ただし、ポイント加算方法は日本と全く同じという訳ではありません。

●dポイント
対象店舗:SUNRISE SHACK ALA MOANA、HAPPY WAHINEなど50店舗以上

2024年4月1日より為替レートで変動する利用条件に変更されていて、1ドル150円のレートの時に1ドルを支払うと、1.5ポイントたまる。

●Pontaポイント
対象店舗:100 Sails Restaurant & Bar、Maxi Hawaian Jewelryなど70店舗以上

1ドルにつき1Pontaポイント貯められます。

それぞれのサイトでは対象店舗や詳細な条件が掲載されているので、チェックしておくのがおすすめです。

そして、実は貯めるよりも、使う方がお得な場合も!
Pontaの場合、円安の中で、日本でためたPontaポイントをハワイで使うと、1ポイントあたり日本であれば1円相当のところ、1セントとして使えます。つまり、1ドル150円の場合、1ポイントは1.5円相当として使えるのです。
ただし、dポイントは為替レートによって変動するので、このお得テクニックは使えないのでご注意を。

このほかにも、ホテルではなくAirbnbなどのレンタルハウスをする、移動をタクシーではなく、Uberやレンタル自転車のBikiにするなど、締められるところはたくさんあります。事前リサーチをしっかりして、使える特典は使うというのは日本で暮らしている時と同じですね。

南国ですが日本よりも湿気がなく、過ごしやすいリゾートなのでまだまだ暑い日本から気分を変えて脱出する先の候補におすすめなハワイ。比較的治安も良く、ゆったりと過ごせるので年配の家族を連れての旅行先として人気なのも納得です。

賢くプランニングして、楽しんでみてはいかが?

北本祐子
北本祐子

大阪生まれ。IT系出版社に勤務後、「女性にもITをもっと分かりやすく伝えたい!」とIT系編集・ライターとして独立したはずが、生来の好奇心の強さとフットワークの軽さから、気が付けばトレンドライターとして幅広いジャンルを取材・執筆するように。商業施設や店舗の出店や話題の新商品など、時流にまつわるできごとをさまざまな切り口で伝えています。

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