子どもの“夢中”を引き出す「AkeruE(アケルエ)」ってこんなところ!
nullパナソニック クリエイティブ ミュージアム『AkeruE(アケルエ)』は、子どもの発想力や思考力を育む場として2021年4月にオープンした施設。
この施設、とにかく子どもが「もっと見たい!」「知りたい!」「やってみたい!」と夢中になるものが、あちらこちらにあるんです!
AkeruEはさまざまなエリアで楽しめる!
『AkeruE 』は2階が無料エリア、3階が700円の有料エリアとなっています。まずは3階の有料エリアからチェック!
入り口の扉を抜けると、もののしくみや原理がわかる展示とそれらの原理を使ったアート作品が楽しめる「ASTRO(アストロ)」、季節ごとのテーマをもとに、廃材などを使って作品を作る「COSMOS(コスモス)」、自分の発想したストーリーを動画やアニメーションにできる「PHOTON(フォトン)」があります。
アストロは展示エリアでありながら、物理的な法則を学びつつ自分で触れることができる展示がいっぱいで、大人も子どももここだけでかなり楽しい! 「えっ、これどうなってるの?」「見て見て、すごくきれい!」そんな子どもの声があちこちから聞こえてきます。
アート作品から“もののしくみ”を自然に学び、そして新しいひらめきに繋げられる工夫がなされていて飽きることがありません(実際、大人も子どもも体験工作の時間を忘れそうになりました……)。
「やってみたかった!」が体験できる「テクニート」「コスモス」
null実際にモノを創ることができるのが2階の「TECHNITO(テクニート)」と3階の「COSMOS(コスモス)」、「PHOTON(フォトン)」。
今回はテクニートとコスモスを体験! “ハイテクな工作”のような体験ができるこの場所を、詳しく見ていきましょう。
レーザーカッターや3Dプリンターが揃う「テクニート」でモノを形にする新体験!
テクニートでは、3Dプリンターやレーザーカッタ―など、データからさまざまなモノを作る“デジタルファブリケーション機器”があり、体験ワークショップや会員プログラムなどが開催されています。今回はさまざまな素材や道具、機械をいじくりまわす「ティンカリング」に挑戦。
まずはスタッフの方からレクチャーを受けます。レーザーカッターで切られた材料に興味津々……!
レーザーカッターで出た余りのものや、身近にあるものなど、さまざまな材料を自分で選んで試行錯誤を繰り返し、作業すること30分ほど、自分だけの「オリジナルボックスアート」が完成!
途中、どうやったらうまく接着できるかな……など悩みながらも、操作や手順など、スタッフの方が丁寧に教えてくれるので親がつきっきりで四苦八苦……なんてこともありませんでした。
普段、家で工作するのとは違う“イチダン上”の世界に触れることで「この機械ならこんなものが作れるな」といったイメージがつきやすく、発想力を育てられます。
廃材を利用して新しいモノを創る「コスモス」はSDGsとアートも学べる
続いてコスモスでも工作体験。コスモスは、季節ごとに設定されたテーマで作品を作ります。自由な発想と、廃材などのユニークな材料でアート作品を作って展示し、みんなの作品がひとつの世界を創り上げるというエリア。
テクニートで工作への意欲が高まっている中、スタッフさんから説明を受けます。テクニートでも感じましたが、各エリアにはスタッフさんがいて子どもたちをサポートしてくれるのも、親としては安心!
コスモスには、みんなが作ったアートが展示台に並んでいるので、そこから発想を得ることも。
自宅で子どもが工作をしていると、つい「こうしたら?」なんて口を出したくなることがあるけれど、ここは子どものひらめきを見守ることに。材料を集めてバランスや色を考えながら夢中で作品を作っていく子どもの姿は、なんだか頼もしくも感じます。
できあがった自分の作品は設置された場所で写真撮影をすると、コスモス内の壁の大きなディスプレイ画面にアート作品の図録にように表示されるのも嬉しい! その後は展示ブースに置いて帰ることも、持ち帰ることもできます。
工作を見守る(子どもと一緒に工作をする親も多いそうですよ)親からは、「家では用意できない材料や道具の種類があるのがすごい!」「家で工作をさせるときの参考にもなる」という声も聞こえました。
ワークショップも開催!たくさんの体験ができるから通いたくなる
null2階エリアも充実!
2階の受付では軽食を買うこともでき、休憩するスペースもあって、ちょっとした休憩におすすめ。オーガニックメニューや通常のドリンクが充実しているほか、「美術館」「科学館」「創作工房」の要素を取り入れた新しいフードとドリンクが楽しめます。
「バタフライピーレモネード」は、色や味の変化が段階を踏んで楽しめて、まるで実験のよう!
「AkeruE」は今話題の「STEAM教育」をテーマにしているからこそ、休憩だって楽しめるんです。
「STEAM教育」は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)。芸術・リベラルアーツ(Arts)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に「創る」という創造性をプラスした教育理念。知識を創造にするサイクルは、SDGsを考えるうえでも注目されています。
子どもの創造力を今の社会に即して広げられる「AkeruE」。定期的にワークショップやイベントが開催されていて、毎回テーマが違うので何度でも通いたくなりますよ!
撮影/深山徳幸
【提供】パナソニック株式会社