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夫が「結婚してよかったと感じた瞬間」を調査!「孤独じゃない」より多かったのは…

「結婚して幸せいっぱい」「結婚は人生の墓場」。そんな風に“吉か凶か”で極端に語られやすい結婚生活。でも、もしかしたら結婚はもっと複雑で味わい深いものなのかもしれません。『kufura』(クフラ)はこれまで、既婚男女の声を数多く集めてきましたが、今回はとうとう「結婚してよかった瞬間」「結婚しなければよかった瞬間」という直球のテーマで夫婦の本音に迫ります。

人と人とのつながりが薄れかけた時代に、“たった1人のパートナー”を求めて愛を誓い合う意味とは?

結果は【男性編】【女性編】、それぞれ前後半の合計4回に分けてお送りします!

初回となる今回は、既婚男性による「結婚してよかったと感じた瞬間」のアンケート結果をお届けします。

「結婚してよかった瞬間」6位~10位は?

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350人の男性に「結婚してよかった」と感じた瞬間についてうかがいましたが、まずは6位~10位の回答を一気にご紹介します。

10位・・・家事をしてもらえる

「家事から解放されたとき」(57歳・営業・販売)

9位・・・団らんをしているとき

「家族で団らんしているとき」(38歳・総務・人事・事務)

8位・・・「結婚してよかった」と感じる瞬間はない

「今となっては、何もない」(56歳・営業・販売)

7位・・・癒しを感じるとき

「仕事のストレスを癒してくれる」(55歳・会社経営・役員)

6位・・・妻と一緒にいられる

「自分の好きな相手といつも一緒に居られること」(45歳・その他)

「30年以上になるが嫁が大好きだ」(58歳・その他)

幅広い年代から家族や妻への愛を語る回答がある一方で、10位の“家事”をメリットにあげたのは、主に40代後半以上の男性でした。

ちなみに「結婚してよかったと感じる瞬間はない」と回答した男性は350人中17人。割合にすると4.8%です。いずれの回答者も後半の「結婚しなきゃよかった瞬間」の質問に対してはかなりネガティブな言葉を語っています。

続いて上位5つの回答をご紹介します。

5位:安心感を得られたとき(36人)

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張りつめた気持ちで帰宅しても、ドアの向こうを満たす家庭の空気でほっと心がゆるむこともあるようです。

「家に帰ると安心できる。安らげる場所ができた」(37歳・営業・販売)

「気がつけば、そばに笑顔があり、ほっとする」(57歳・総務・人事・事務)

「家に帰った時に明かりがついていること」(52歳・営業・販売)

「家に帰ってきても明るく、話し相手がいるのでほっとする」(50歳・研究・開発)

帰宅時に家族が寝静まっていても、“家族の気配”に癒される人も見受けられました。

4位:「1人じゃない」と感じたとき(34人)

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帰ったとき。起きたとき。ご飯のとき。たとえ気楽さはなくても、孤独ではない。そんな声も聞こえてきます。

「起きたときに孤独を感じない」(46歳・総務・人事・事務)

「朝の“おはよう”、寝る前の“おやすみ”、出かける前の“行ってきます”、帰宅時の“おかえり”など何気ない会話がとても温かいところ」(58歳・その他)

「楽しいこと、嬉しいこと、辛いこと等々、日々の出来事を共感でき、話ができ、1人でないことが実感できる」(43歳・コンピュータ関連以外の技術職)

仕事場を離れて晩秋のひんやりとした空気に触れたとき、家庭の雰囲気が恋しく感じられる瞬間が訪れるのかもしれません。

3位:楽しい・にぎやかなとき(37人)

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会話をしたり、テレビを見たり、ワイワイと過ごす時間を通じて、ふと我にかえりながら「結婚してよかった」と感じる男性も。

「家族でいると楽しい」(46歳・企画・マーケティング)

「家に帰って来た時に家族がいること。また、普段の何気ない生活が楽しいとき」(29歳・営業・販売)

「色々支え合いながら自分たちで作り上げて行くのが楽しい」(23歳・その他)

「家に帰ると、にぎやかな家族がいること」(41歳・その他)

「普通の毎日が楽しいと感じられるようになったのは結婚してからだと思う」(49歳・その他)

毎日のささやかな笑いや楽しさを共有することに喜びを覚えている男性は多いようです。後の記事でご紹介しますが、同様の回答は、女性側からも非常に多く集まっています。

2位:食事が用意されているとき(39人)

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仕事から帰ってきたときのご飯は、張りつめた気持ちを解きほぐす効果もあるようです。

「毎日、おいしい手料理を食べられること」(56歳・総務・人事・事務)

「帰ったらごはんのいいにおいがするとき」(45歳・技術職)

「仕事を終えて家に帰ると温かいご飯を用意してくれている」(39歳・研究・開発)

食事の香りや温度を通じて仕事の疲れを癒している男性は多いのではないでしょうか。

1位:子どもの存在を通じて(49人)

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今回のアンケートでは、「結婚してよかった」と感じる瞬間の1位は、子どもの存在によるものでした。

「子どもができて、毎日楽しく過ごせているから」(37歳・総務・人事・事務)

「仕事から疲れて帰っても子どもの顔を見るとホッとするし、また明日も頑張ろうと思える」(43歳・その他)

「子どもに囲まれているとき」(41歳・営業・販売)

「子どもを持つことができ、人生が豊かになった」(45歳・コンピュータ関連技術職)

“子はかすがい”という言葉の通り、子どもへの愛情によって日常生活の喜びが増え、夫婦の絆も深まっていると感じている男性の声が多く集まりました。

「結婚してよかった」のキーワード「安らぎ・喜び・心の支え」

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以上、1~10位までの回答をご紹介しました。今回のアンケートを振り返ると、よくあがっていたキーワードが“ほっとする”“楽しい”“心の支え”といったものでした。

さらに、以下の回答のように、「悲しみは半分に、喜びは倍に」を体現されているケースが多くありました。

「旅行に行ったときに素晴らしい景色や美味しい食べ物を皆で食べて幸せな気持ちになったとき」(42歳・技術職)

「困っているときはみんなで助け合える」(35歳・総務・人事・事務)

「一緒に喜んでくれる相手がいる」(48歳・その他)

また、結婚を機に妻の家族が自分の家族となったことを喜ぶ声もありました。

「妻とたわいもない話で大笑いしている瞬間。たった1人の肉親である母を亡くしてから、誰とも話す機会がない生活だったが、結婚して妻や義弟とその妻、義父と義母という家族を一気に手に入れることができ、家族と団らんしているときがとても楽しい。長年母子家庭で育ってきたこともあってか、家族のありがたさを今ほどありがたいと思ったことはない」(52歳・医師)

お互いを愛しながら、子どもや家族、ペットなど、共通の対象を愛していくことは、円満の秘訣でもあるのかもしれません。

 

以上、「結婚してよかった」と感じる瞬間についてご紹介しました。

続く次回は、男性による「結婚しなければよかった」と感じる瞬間の回答をご紹介します。結婚の“表”と“裏”の密接な関係が手に取るように伝わる結果となっています。

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