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妻が「結婚してよかった」「結婚の後悔や難しさ」を感じるときって? 既婚女性の本音を聞いてみました

結婚は人生において大きな転機の一つであり、多くの人がその一歩を踏み出すことでさまざまな経験や学びを得ています。結婚生活には愛情や喜び、充実感といった面がある一方で、生活を共にするうえで避けて通れない課題や、時には衝突も含まれます。

『kufura 』では、20~60代の男性187人、女性96人を対象に「結婚してよかったと感じること」や「結婚しなければよかったと思うとき」についてのアンケートを実施。今回は、妻たちが結婚生活のなかで「結婚してよかった」と思う瞬間や、「結婚しなければよかったかも」と感じる瞬間についての声をお届けします。

6割以上の人が「結婚してよかったと思う」

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まず、「あなたは「結婚してよかった」と思いますか?」と質問したところ、以下のような回答結果となりました。

思う・・・64.6%(62人)
思わない・・・9.4%(9人)
わからない・・・26.0%(25人)

64.6%が「結婚してよかった」と答えている一方で、9.4%の人が「結婚しなければよかった」と感じており、26.0%の人は答えに迷いを見せています。このように、結婚には良い面と課題の両方が存在することが伺えます。

続いて、結婚生活の中で女性たちが感じた「結婚してよかったこと」「後悔や難しさを感じたこと」に関するエピソードをご紹介します。

妻が「結婚してよかった」と思うとき

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パートナーのサポート

「いざという時、頼りになる。決断が早いので、優柔不断な私には有難い存在」(69歳/主婦)

「嫌な事があった時、話を聞いてくれる」(52歳/主婦)

「仕事をしなくていいとき。旦那が代わりに働いてくれるから」(45歳/その他)

「辛い時に一緒にいてくれること」(52歳/主婦)

「体調を崩している時にフォローしてくれる」(28歳/コンピューター関連技術職)

多くの回答者が「パートナーからのサポート」を挙げていました。仕事のストレスや、さまざまな問題に直面したとき、頼れる存在がいることで心の安定が得られたと答えた人が多くいました。「不安がりな性格だから、大丈夫だよと言ってくれる夫がいて救われる」(39歳/その他)といったコメントからも、パートナーシップの大切さが伝わってきます。

日常が楽しい

「夫と話したり、一緒に食事をしたり、昼寝をしたり、とにかく一緒にいることで癒されるから」(47歳/主婦)

「夫の住む世界が広いので、体験できなかったことに連れて行ってもらえるから」(29歳/主婦)

「毎日、ふざけて笑い合える人がいるからです」(39歳/その他)

「友だちが少ないので友だちのようにしています」(63歳/主婦)

何気ないことをパートナーと共有し、一緒に楽しむことで、新たな喜びを感じられるという声も。日常の中での小さな幸せが、結婚生活をより豊かにし、心の安らぎに繋がっているようです。

年を経ても毎日楽しく暮らせるといいですね。

安心感を得られる

「自分のことを心配してくれる人がいる安心感」(61歳/主婦)

「コロナ渦でも寂しくなかったです。老後も2人ならなんとかなるかなと思えます。周りから結婚しないのかとうるさく言われないですむのでほっとしています」(53歳/主婦)

「コロナ禍や災害時など、不安な環境の中、少しのんびりしている夫に癒されました」(36歳/主婦)

「自分の事を一番わかってくれていると感じたとき」(41歳/主婦)

結婚によって安心感が得られたという答えもありました。「自分のことを心配してくれる人がいる」という感覚が、日々の生活において大きな支えに。特に、コロナ禍や災害時などの不安な状況においては、パートナーの存在が心の安らぎをもたらすことがわかります。このような安心感が、結婚生活の中で大切な役割を果たしているのですね。

家族の形成、存在

「可愛い子どもに恵まれて育てる喜びをもらった」(68歳/総務・人事・事務)

「子どもに恵まれ孫に恵まれ夫は優しいので」(66歳/主婦)

「日々の安心感があるし子どもを授かれたから」(43歳/主婦)

結婚によって家族が形成されること、増えることも喜びのひとつです。コメントからも、家族や子どもを持つことの喜びが伝わってきます。家族の存在が、日々の安心感や幸福感を高めてくれるのですね。

子どもの存在はかけがいのないもの。

妻が「結婚しなければよかった」と思うとき

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一方で、結婚生活には後悔を感じる瞬間も存在します。

自由になりたい

「ひとりになれないとき」(40歳/営業・販売)

「めんどうくさい」(50歳/学生・フリーター)

結婚生活の中で自分の時間が持てなかったり、自由が奪われていると感じ、不満を抱えているという声もありました。共同生活を送るうえで、個人の生活スタイルや価値観が異なる場合、歩み寄りが難しいケースもあるようです。

金銭面や家事の負担

「生活費をくれない」(48歳/その他)

「旦那中心になって、家政婦みたいだと思う」(58歳/その他)

金銭面での苦労や、家事などの負担が自分ばかりで不公平だと感じることは、夫婦関係にストレスをもたらす要因に。自分ばかりが頑張っている……と不満に感じてしまうと、イライラは増すばかり。関係性の悪化にも繋がり兼ねないので、早めに解消しておきたいですね。

夫とのコミュニケーション不足

「夫と会話がない」(43歳/主婦)

「夫の世話に嫌気がさすときがあるから」(45歳/その他)

コミュニケーション不足が結婚生活の中での後悔につながることも。結婚生活において、お互いの気持ちや状況を理解し合うことは、夫婦関係を深めたり、より良い関係を築くために必要です。言わなくてもわかるでしょと思う時もありますが、しっかり言葉にする努力も大切です。

結局、すべてはコミュニケーションの問題に。

妻の場合は「結婚してよかった」と感じる瞬間として、パートナーのサポートや日常の楽しさ、安心感、家族の存在を挙げる声が多く見られました。頼れるパートナーがいることで心の安定を得たり、小さな幸せを共に感じたりすることが、結婚生活を豊かにしているようです。

一方で、自由の欠如や金銭面、家事の負担に対する不満、夫とのコミュニケーション不足が後悔の原因となることもわかりました。これらを解決するためには、互いの理解や協力が不可欠です。パートナーの声に耳を傾け、どこで折り合いをつけていくかが鍵となるのではないでしょうか。

ナカムラミカ
ナカムラミカ

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。

 

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