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【夫に聞いた】「夏の夫婦喧嘩あるある」エピソード。キレる妻、思わぬところに地雷が?

暑さは人の心を荒ませますが、2024年の夏はことさら! こうも暑いと家庭でもささいなことから夫婦で揉めるシーンが増えているのではないでしょうか。『kufura』が既婚男女(男性272人、女性111人)に“夏の夫婦喧嘩あるある”エピソードを募ったところ、実にさまざまな声が寄せられました。

今回はその男性編をお届けします。

エアコンつけるorつけない?設定温度は?…で夫婦喧嘩

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「冷房の温度で時々喧嘩があります。冷え性の妻は寒いのが苦手。私は暑がりなので冷房温度を低くしたいので揉める」(61歳/その他)

「エアコンの温度設定について。下げるとブツブツ言われます。なので妻に任せます」(50歳/その他)

「妻は暑がりで、エアコンの設定温度を妻の適温に合わせるととても寒い。妻の目を盗み温度を上げると、しばらくすると“勝手に温度を上げないで!”と喧嘩になります。こちらのことも考えてこまめに温度調節をしてくれればと思います」(67歳/その他)

「クーラーが必要な妻、不要な旦那。旦那(私)が別室に逃走します」(62歳/その他)

妻編でもご紹介した“エアコン戦争”が、夫編でも勃発。ちなみに、妻編では「夫が暑がり、妻が寒がり」パターンが圧倒的に多かったのですが、夫編では意外にも「夫が寒がり、妻が暑がり」パターンのコメントもかなり寄せられました。

どれくらいの室温を寒い、暑いと感じるのかは個人差が大きく、しかも気合いや根性で何とかなるものでもないのが非常に厄介。おうちの構造にもよりますが、最後のコメントにあるように“夫婦別々の部屋で過ごす”というのがひとつの平和的解決かもしれません。

炊事を巡る発言で夫婦喧嘩

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「食事の準備が大変だと文句を言われ、つい反発して言い争いになります」(65歳/その他)

「料理に対する注文でよく怒られます。先日も昼食はあっさりした物がよかったので“そうめんでいいよ”」と言ったら“そうめん用意するのがどれだけ面倒かわかって言ってるのか”と怒られました」(41歳/その他)

「暑い日が続いていて“冷やし中華を食べよう”と言ったら“お前が作れ”と言われた」(64歳/その他)

「夕飯の食事のメニューで簡単に済ませたいと言ったら、“作る気にもなってみてよ!”と言われた」(62歳/コンピュータ関連以外の技術職)

妻編では、炊事を妻に任せきりにして涼しい顔をしている夫への怒りの声が噴出しましたが、逆に、夫側からはそんな妻の攻撃的な態度に戸惑う声が……。どうやら夫としては、自分の発言が妻にとっての地雷となる原因がさっぱりわかっていないようです。

もちろん、悪気がなければ何でも許されるわけではありませんが、怒りの感情の赴くまま言葉をぶつけても、夫の反発を生むばかりでお互いにとって不幸。不満をためこんで爆発させるのではなく、夏の炊事がどれだけ苦行なのか、夫に上手に伝えるように工夫する余地はあるかもしれませんね。

キレる妻に夫は戦々恐々?

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「夏はエアコンの効いている部屋で一緒に過ごすことが多いですが、妻の昼寝を邪魔すると本気で怒ります。静かにしているほかありません」(69歳/その他)

「ビールの飲み過ぎでよく妻に怒られます。グッと我慢します」(56歳/その他)

「台所を使った後に位置がちょっとでもずれていると大騒ぎ。こちらは一生懸命やっています。そこはどうか汲んでください。お願いします」(60歳/その他)

「妻からよく怒られる。上の空で話を聞いていて聞き直すとさらに喧嘩になる」(60歳/デザイン関係)

「私が何かやらかしたときに嫌味たらたらで非難されることがある。もう少し優しい物言いをしてもらいたい」(68歳/その他)

テーマは“夏の夫婦喧嘩あるある”ですが、“喧嘩”というより、夫が一方的に怒られて小さくなっているのが目に浮かぶようなコメントもちらほら。暑いとちょっとしたことでイライラして言い方もついきつくなってしまいますよね。

その他、夏ならではの夫婦喧嘩の原因は?

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「犬の散歩をどちらが連れて行くかでよく揉める」(67歳/金融関係)

「子どもの夏休みの過ごし方や、宿題の管理など教育方針の違いで言い争いになります」(54歳/総務・人事・事務)

「妻の大好きなアイスを食べてしまい、よく喧嘩になります。多めに買っていてもらいたいです」(51歳/営業・販売)

犬の散歩や子どもの教育方針に関しては、夫婦双方の言い分がありそうですが、アイスの一件に関しては夫に喝! そこは「多めに買っていてもらいたい」ではなく、お詫びにコンビニにでも代替品を買いに走りましょうよ。筆者の場合、ハーゲンダッツのミニカップを目の前に差し出されれば、大抵のことは許しちゃいます。

夫婦喧嘩をこじらせない秘訣は?

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「よく言った言わないで喧嘩をします。なるたけ面と向かって話すように気を付けています」(61歳/営業・販売)

「そばに行くと嫌がるから2階と3階で生活している」(65歳/総務・人事・事務)

「お互い“ありがとう”と“ごめんなさい”で暮らしていますので、喧嘩することはまずありません」(64歳/その他)

争いを避けるために物理的に距離をとることも一考ですが、他方で、すれ違いを避けるためにしっかりと向き合って話し合うことも大事。それから、何よりも肝に銘じたいのは、「ありがとう」「ごめんなさい」を欠かさないこと! これは季節を問わず夫婦円満の鉄則といえそうです。ここまでご紹介したケースも、日頃から「ありがとう」「ごめんなさい」を積み重ねていれば回避できた可能性が高いような気がします。

 

以上、夏の夫婦喧嘩を夫の視点から分析してみましたがいかがでしたか? まだまだ残暑の厳しい日々が続きますが、この夏、何かと小さな争いが絶えなかった人も、比較的、円満な関係をキープできていた人もぜひご参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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