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「負かさない」のがコツ?夫婦の話し合いが険悪にならない10の心がけ。円満夫婦222人に聞いた!

日常をともにする夫婦関係においては、いつも正論や感情的な言葉を激突させていたら疲弊するばかり。仮に一方がスッキリしても、もう一方にわだかまりが残ることもありますから、後味の悪い争いごとや、心のダメージを伴う口げんかは避けたいものです。

今回は「自分たち夫婦は円満である」と感じている男女222人にアンケートを実施。夫婦の話し合いの際に、けんかや言い争いにならないようにしている心がけについて聞いてみました。

皆さんから寄せられた10の心がけをご紹介します!

1:不満をためずに穏やかに伝える

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まず、不満や小さな違和感を覚えたら、ためこまずに穏やかに伝える方法です。

「我慢しないこと。嫌と感じたことの理由を説明すること」(48歳・デザイン関係/男性)

「不満な事は定期的に言う」(31歳・主婦/女性)

「不満をためる前に、夫とはきちんと向き合って話し合うことにしている。話し合いはするけど、絶対にののしり合いをしない」(29歳・主婦/女性)

不満が積み重なると、怒りの感情に変化したり、「許して“あげて”いる」という恩着せがましい気持ちが蓄積していくことがあります。ネガティブな感情がふくらんで破裂する前に冷静に伝えて“ガス抜き”をすることで、ストレスフルなけんかを避けられそうですね。

2:「カッ」「イラッ」ときたら、少し離れる

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怒りの感情を冷ますためには“距離”と“時間”を活用する手法です。

「ヒートアップしてしまいそうな時は、一度離れてお互い頭を冷やす」(34歳・主婦/女性)

「ケンカになると思ったら距離をとる。しばらく話をしないこともあるが、子どもには怒鳴っているところを見せないようにしている」(37歳・主婦/女性)

「何となく険悪になりそうなときには自然と距離をおく」(53歳・総務・人事・事務/男性)

「感情的になりそうなときは時間をおいて冷静に話す」(59歳・研究・開発/男性)

「冷静になって話しができるようになるまで、一旦離れるようにしています。 そうすることで、怒りだけの言葉にならなくなります」(44歳・主婦/女性)

例えば、“アンガーマネジメント”の領域では怒りのピークは6秒間といわれています。イラっとしたら、しばらく相手と距離を置くことで、後から「なぜイラっとしたのか」を冷静なトーンで伝えることができそうです。

3:自分と相手の境界線を意識する

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相手が自分の気持ちをわかってくれないことを責めたくなったら……?

「元々、他人同士だし、習慣、文化が違うのだから、と思うこと」(51歳・その他/男性)

「自分が思ってることをしっかりと伝える。落ち着いて話を聞き入れる謙虚な姿勢は大事だなあと思います。 家族といえど他人なので、わかり合えないことは当たり前の認識です」(32歳・営業・販売/女性)

日常生活で多くの“モノ”や“コト”を共有していると、少しずつ相手の人格と自分の人格との境界線がボヤけてきますが、夫婦であっても別々の人格を持った個人。「すべて理解して欲しい」「すべて分かり合いたい」という欲求を100%実現することは夫婦であっても不可能です。

4:「白」「黒」だけでなく「グレー」も許容する

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家庭の空間では、あちらとっての“白(正解)”がこちらにとっての“黒(不正解)”という場面もありますよね。そんなときには“スローな解決”を。

「意見を押し付けない。諦めることも大事。どうでもいい事は、解決しようとしない。その時に、考える」(36歳・主婦/女性)

「その場で解決しようとしない。 一般論ではなくて、自分が困っていることのみを簡潔に言う。 ものを頼むときはやってくれるだろう瞬間に1つだけお願いする」(38歳・主婦/女性)

「断定をしないようにする。そういう意見もあるんだなーと思う」(45歳・その他/女性)

話し合いが“グレー”のまま終わることもある夫婦関係。切羽詰まった問題でなければ時間をかけて歩み寄るスタイルをとって「まあ、これでいいや」と思えたら気持ちがラクになりそう。

5:相手の話を最後まで聞く

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相手の話の腰を折ったり、割り込んだり、話題をすり替えたりせずに“最後まで聞く”という声です。

「ちゃんと相手の話を最後まで聞くこと」(38歳・総務・人事・事務/女性)

「途中で話をさえぎらずに、お互いの話を最後までしっかり聞く」(43歳・その他/男性)

「お互い話し合って、相手を否定したり、話の腰を折るようなことをしない」(45歳・公務員/男性)

「相手が、これから何を言おうとしているか」がわかってしまいそうな夫婦関係だからこそ難易度が高いことかもしれません。相手が一生懸命話しているときには、最後まで聞くことを心がけたいものですね。

6:頭ごなしに否定をしない

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相手の言い分をよく聞かないままに否定をしたり結論を決めつけたりしない、という声です。

「妻の考え方に賛成できなかったとしても、むげに否定はせず“そうなんだ”“そう思ってるんだ”と言うようにしている」(55歳・総務・人事・事務/男性)

「意見が合わないときは、お互いの意見を話して、何が違うのか話し合う。相手の意見を否定するのではなく聞き入れて、これだけは妥協できないということについてはちゃんと相手に伝えて納得してもらう」(54歳・デザイン関係/男性)

「相手の意見を一旦自分の中に落とし込む。 頭から否定しない」(40歳・営業・販売/男性)

相手の言い分をよく聞かずに「だからダメなんだよ」「全然わかってない」などと否定する言葉は、相手が言葉を紡ぐ意欲を奪っていきます。回答者は相手の言葉をいったん落とし込むという心がけをしていました。

7:譲歩する、一歩引く

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互いに一歩も引かぬ耐久戦にならないためには?

「一歩引くこと」(37歳・弁護士/女性)

「基本はこちらが折れるようにしている」(46歳・営業・販売/男性)

「悪いと思ったら謝る」(53歳・会社経営・役員/男性)

自分の考えを無理にでも押し通すために“我”を張りすぎても、あきらめて“我”を折りすぎてもどちらかに負担がかかってしまう夫婦関係。 “我”の分量を調整しながら、譲る・聞く・謝るを“お互い”にできたら、夫婦げんかに発展しても仲直りがすぐできそう。

8:相手の度量を感知する

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夫が妻の“イラッ”をうまく受け止め、妻自身もそれを自覚しているケースです。

「私は努力していないが私が嫌味を言っても夫が怒らずに上手く返してくれるのでけんかにならない」(57歳・その他/女性)

「夫が怒りの感情は無駄だと考えていて、怒らないため。私がキレてもけんかにならないです」(34歳・主婦/女性)

相手の怒りを水のように受け止め、サラリと流す。なかなかできることではありません。安心して怒ることができるのは、2人の相性によるところも大きいのかも……。

9:相手を負かさない、傷つけない

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勝負事に勝つと気持ちが良いけれど、夫婦の日常では“競わない”“負かさない”のマインドも大切である模様。

「相手をやり込めようとしない」(39歳・研究・開発/男性)

「相手が一番言われたくないことをわかっているが、それは絶対に言わない」(41歳・その他/女性)

「寝れば忘れるので、これ以上言ったらやばいところでやめる」(39歳・主婦/女性)

夫婦は、家庭の共同経営者であり、同時に“人的資本”でもあります。相手を傷つけることは、家庭内の“人的資本”を損なうことであり、のちのち自分自身にもダメージが返ってくることもあります。感情にまかせて傷つける言葉を言わない、完膚なきまでに打ち負かさないのは大切なことです。

10:険悪なムードを長引かせない

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「ケンカにならないわけではないが、なっても翌日に引きずらないようにルールを決めている」(40歳・その他/男性)

「けんかしても次の日には仲直りするようにしている」(36歳・コンピュータ関連技術職/男性)

長引くと、仲直りのきっかけをつかみにくくなる夫婦げんか。もし、険悪なムードになったとしても、長引かせないというルールを設けているケースも見受けられました。

 

以上、今回は夫婦の争いを避けるための心がけについてお届けしました。

正論を振りかざして徹底的に論破する。怒ったり泣いたりしてこちらの言い分を理解させる。相手の言い分を無視する……。非日常の人間関係の困りごとは、こんな“一手”で切り抜けられるケースもまれにあるかもしれません。

しかし、こと夫婦関係においては、激情や愛のない正論や無関心が関係を疲弊させることもあります。時には相手の気持ちを推し量りながら穏やかなコミュニケーションを基本形にしたいものです。

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