「夫婦で“顔が似ている”と言われたことがありますか?」
nullまず、「顔が似ている」と言われる夫婦がどれくらいいるのか調べたところ、結果は以下の通り。
・結婚する前から「顔が似ている」と言われていた・・・17票(3.2%)
・結婚して数年後に「顔が似ている」と言われるようになった・・・21票(4.0%)
・結婚して10年前後経ってから「顔が似ている」と言われるようになった・・・10票(1.9%)
・結婚して20年以上経ってから「顔が似ている」と言われるようになった・・・4票(0.8%)
・「顔が似ている」と言われたことがない・・・478票(90.2%)
今回のアンケート調査によれば、“顔が似た者夫婦”の割合は1割程度。結婚前から似ているケースよりも、結婚後に似てくるケースのほうが多く、また婚姻期間が長くはないうちからその現象は起こりつつあるようです。
ちなみに、筆者自身、似た者夫婦に該当しており、1割しかいないことがちょっと意外……。みなさんはどうお感じになったでしょうか?
なぜ夫婦は顔が似てくる?当事者が検証!
null結婚後に「顔が似ている」と言われるようになったと回答した35名に、顔が似てきた原因について分析してもらいました。
生活習慣、食習慣が同じだから?
「お互い太り、丸顔になった」(63歳男性/その他)
「一緒にいることで食生活が同じなので、太り具合も似てきたからかな?」(43歳女性/その他)
「毎日同じ食事をとるし、生活習慣も同じなので自然と似てくるかと思う」(41歳男性/総務・人事・事務)
今回のアンケートで最も多かったのは、生活習慣や食習慣が原因との声。筆者もこれには大いに心当たりあり。夫婦そろって超インドア派・脂っこいもの大好きなので、肌が生白く小太り体型なのが似ていると言われる所以ではないかと思います。
表情筋の使い方が似てくるから?
「同じタイミングで笑ったり怒ったりしているから」(53歳男性/会社経営・役員)
「笑った顔が似てきた。タイミングや笑い方など」(34歳女性/主婦)
顔立ちそのものというより、一緒に生活することで表情が似てくるのではないかとの声もありました。笑いのツボや共感ポイントが似ているということは、きっと夫婦仲も円満なのではないでしょうか。
価値観が似てくるから?
「同じような気持ちでいることが多いのでそれが顔つきにも出るのか」(66歳男性/その他)
「物事の考え方が似てきて、顔に現れてくると思う」(53歳男性/総務・人事・事務)
人の内面は顔に現れるとよくいわれます。夫婦で価値観や考え方のすり合わせを行ううちに、容姿も自然と似通ってくるというのも納得の意見です。
ずっと顔を突き合わせているから?
「いつも見ている顔に視神経から似るように指令がくるからではないかと思う」(63歳男性/その他)
「毎日一緒にいるので、お互いの癖や仕草を自然と真似るようになっているからだと思う」(28歳女性/営業・販売)
「一緒にいると雰囲気とかが似てくるのかもしれないけど、よくわからないですね」(65歳男性/総務・人事・事務)
「よくお互いに見つめ合い相手の良い点を探すようになったから」(53歳男性/その他)
ずっと一緒にいると無意識のうちに相手のしぐさや口癖などを真似するようになり、それで第三者から見ると「似た者夫婦だなあ」という印象をもたれることもあるかもしれません。
結婚前から顔が似ていたのはなぜ?
null今回のアンケートでごく少数派でしたが、結婚前から「顔が似ている」と言われていた人たちにも、その原因を尋ねてみました。
「私は似てると思わない。似てる云々はお付き合いに関係なし。似てると言われたのはなぜかわからない」(71歳男性/その他)
「自分では似ていると思っていなかったけど結婚式に使うためにお互いの子どもの頃の写真を持ってきたら同じような顔をしていた。お互い見慣れた顔だったから惹かれたのかなと思いました」(34歳女性/営業・販売)
「好みや性格も似ているので、親近感があったのかもしれません」(35歳女性/主婦)
「着ている洋服の趣味とかが合うので、雰囲気が似ているからだと思う」(58歳女性/主婦)
「細面でメガネを掛けている」(53歳男性/会社経営・役員)
「目元が似ているため」(53歳男性/総務・人事・事務)
このグループからは、「正直なぜかはわからない」との声がちらほら。たしかに、好きになった相手がたまたま自分と顔が似ていたということであって、改めて「なぜ?」と問われても答えようがないともいえそうです。
あとは、「目元が似ている」とのコメントも複数寄せられています。目元は顔全体の印象を左右するので、目元が似ていると“顔が似た者夫婦”だと判断されやすいかもしれません。
皆さんの周囲にも、今回ご紹介したような“顔が似た者夫婦”はいないでしょうか。あまりジロジロ見るのは失礼ですが、夫婦の似ている度合いをちょっと観察してみるのも面白いかもしれませんね。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。