子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

夫が「ゴミ捨て担当」の家庭は4割!感謝しつつも「できればもうちょっと…」妻からの言い出しにくい要望も

家からゴミ袋を持って出た男性が、出勤途中にゴミ捨て場にゴミを捨てていくというのは、よく見る光景ですが、皆さんの家では妻と夫のどちらがゴミ捨てを担当していますか? 今回『kufura』では、20〜50代の既婚女性101人にアンケートを行い、ゴミ捨てを夫婦のどちらが担当しているのかを調査。また、ゴミ捨てを担当している夫に、妻が言いたいと思っていることもあわせて聞いてみました。

夫がゴミ捨てを担当している家庭は4割ちょっと

null

まず最初に、「あなたの家のゴミ捨ては、あなた(妻)と夫のどちらが担当していますか?」と聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

自分(妻)・・・57人(56.4%)

夫・・・44人(43.6%)

半数以上の人たちが自分でゴミを捨てているものの、夫がゴミ捨てを担当しているという家庭も4割以上ありました。では、なぜ今のような形で妻や夫がゴミ捨てを担当することになったのか、その理由について、以下それぞれ見ていくことにしましょう。

妻がゴミ捨てを担当することになった理由は?

null

【専業主婦である自分の仕事だと思うから】

「専業主婦なので、ゴミ捨てくらいは自分でやろうと頑張っています」(25歳/主婦)

「私は専業主婦で、ゴミ捨ては自分がするのが当たり前だと思っているので、夫にゴミ捨てを頼んだことはありません」(46歳/主婦)

「そもそも専業主婦で、家事全般が自分の担当だし、家事はすべて自分のやり方でやりたいので、ゴミ捨ても自分でやっています」(52歳/主婦)

自分でゴミを捨てているという人の中には、「専業主婦だから自分がやって当然」という意見も目立ちました。また、専業主婦ではなくても、「家事全般は自分が担当しているので、ゴミ捨てもやっている」という人もいました。

【夫が何も家事をしない人なので仕方なく】

「夫はまったく家事をしないので、ゴミ捨ても私がやるしかありません」(39歳/広報・広告・デザイン)

「夫は、家事はすべて嫁がやるものだと思い込んでいて、何もしてくれないので、ゴミ捨ても私がやっています」(45歳/主婦)

「夫は家事を一切やらないので、ゴミ捨ても私がやっています。結婚当初に、私がやる習慣をつけてしまったのが悪かったと後悔しています」(51歳/主婦)

夫が家事をまったくやらないため、仕方なく自分がゴミ捨てをやっているという人も。ある程度習慣化してしまうと、途中で変わってもらうのは難しくなるようなので、夫にやってほしい場合は、結婚当初にきちんと話をするなど担当を決めておく必要がありそうです。

【ほかには「自分がやるほうがラク」などの理由も!】

「ゴミを分別したり、まとめたりするのは私がやっているので、自然とそのまま自分でゴミも捨てに行くようになりました」(36歳/主婦)

「夫に頼んでも、いくつかの部屋のゴミを集めるのを忘れてしまったりするので、ゴミ捨ては自分でやったほうがいいです」(38歳/総務・人事)

「夫にゴミ捨てをお願いすると、分別がメチャクチャでやり直すはめになるので、最初から自分でやったほうがラクだからです」(51歳/総務・人事)

「ゴミを出していい時間には、夫はすでに出勤してしまっているので、いつも私が捨てに行きます」(52歳/主婦)

「ゴミ置き場が夫の出勤する方向とは反対方向にあるため、夫は出勤するときにゴミを持っていってはくれません。仕方がないので、いつも私が捨てに行きます」(55歳/主婦)

ほかにも理由はいろいろ。ただ、ゴミをまとめるのは自分なのでそのまま捨てる、夫は一部のゴミを集めるのを忘れる、きちんと分別することができないというように、夫に頼むよりも自分でやったほうがラクだからという理由が特に多いようです。

夫がゴミ捨てを担当することになった理由は?

null

【夫が出勤のついでに出したほうがラクだから】

「家からわざわざ私がゴミを捨てに出るよりも、夫が出勤の際についでに出すほうが自然なので、結婚当初からゴミ捨ては夫が担当してくれています」(44歳/主婦)

「夫が出勤するときに、ついでにゴミも出していってもらうのがいちばん合理的だからです」(53歳/主婦)

「夫が出勤するときに、まとめてあるゴミをただ家の前に出すだけなので、特に問題なくやってくれています」(48歳/主婦)

「特に担当などを決めたわけではありませんが、夫が出勤するときについでにゴミを捨ててくれるようになりました」(45歳/総務・人事)

妻が働いていない場合は特に、出勤のために外に出る夫にゴミを捨ててもらったほうが合理的なので、自然と夫が担当するようになったという声が目立ちました。妻がゴミ捨てのためだけにわざわざ外に出るよりも、出勤ついでに夫に捨ててもらうほうがムダがありませんね。

【ほかにも夫が捨てる理由はいろいろ!】

「普段、夫は何も家事をしないので、ゴミ捨てくらいはやってほしいと思って、出勤するついでにゴミ捨て場に持って行ってもらうようにしています」(32歳/主婦)

「買い物や料理、洗濯など、私のほうが家事負担が多いので、せめてゴミ出しくらいはしてもらおうということで、夫が担当することになりました」(28歳/総務・人事)

「私が家のゴミを集める係で、夫が出す係と担当を決めています」(48歳/総務・人事)

「夫は家事が苦手ですが、自分から“掃除やゴミ出しくらいはやらせてほしい”と言ってきたので、ゴミ捨てをお願いすることになりました」(25歳/広報・広告・デザイン)

「うちはゴミを夜間に出すことができるので、防犯の観点から夫に出してもらったほうがいいと思い、夫が担当することになりました」(54歳/主婦)

「マンションのゴミステーションのシャッターが重いため、いつも夫にゴミを捨ててもらうようにしています」(56歳/総務・人事)

ほかにもいろいろな理由がありましたが、夫が家事をまったくしない場合は、せめてゴミ出しくらいはやってほしいということで、夫をゴミ捨て担当にするケースが多いようです。

夫のゴミ出しについて妻がこれだけは言いたいこと

null

夫がゴミ捨てをしてくれることに感謝はしているものの、「できればもうちょっと……」と、夫への要望が何かしらあるという人も少なくない様子。ここでは、ゴミ捨てを担当する夫に向けた妻のひと言をご紹介していきます。

【こんなこともやってほしい&気をつけてほしい】

「夫はゴミを捨てるだけしかやってくれないので、その前の家の中のゴミをまとめる作業もぜひやってほしいです」(45歳/主婦)

「捨てる際にきちんと分別をしてほしい。燃えるゴミの中にプラスチックが入っていたりするので、気を付けてほしいと思います」(28歳/主婦)

「ゴミを玄関に置いておいても、たまに忘れてそのまま出勤してしまうことがあるので、必ず忘れずに捨ててほしいです」(41歳/主婦)

「家のゴミを集めるところからやってくれるのは助かりますが、その後の新しいゴミ袋のセットも忘れずにやってほしいです」(57歳/主婦)

「そろそろゴミを出す日を覚えてほしいと思います」(39歳/主婦)

「まとめてあるゴミを捨てるだけなのに、面倒な顔をしないでほしい」(44歳/主婦)

ゴミを捨ててくれるのはありがたいものの、ただ捨てるだけでなく、ゴミをまとめる作業やゴミの分別もきちんとやってほしいと考えている人がかなり多い様子。ゴミは捨てるより、捨てる前段階の作業のほうが大変なので、その部分も夫にやってもらえると助かりますね。

【特に言うことなし!とにかく感謝しています】

「私よりも夫のほうが確実にゴミの日を把握していて、何も言わなくてもゴミの準備をするなど協力してくれるので、ただただ“いつもありがとう!”と伝えたいです」(44歳/主婦)

「夫はゴミを集めるところから全部やってくれるので、本当にありがたいと思っています」(56歳/主婦)

「資源ゴミなど、きちんとゴミを分けてくれるので助かります」(52歳/その他)

「重いゴミなども、いつも何も文句も言わずに捨てに行ってくれるのはありがたいです」(45歳/総務・人事)

夫に言いたいこととして、「とにかく感謝している」という意見もたくさんありました。やはり、ゴミを集める、分別するなど、捨てる前段階の作業を自主的にやってくれる夫には、もう何も言うことはなく、ただただありがたいと感謝している人が多いようです。

いかがでしたか? ご紹介したゴミ捨てに関する夫婦の分担を参考に、皆さんのお宅のゴミ捨て担当について、ぜひ一度夫婦でいろいろと話し合ってみてはいかがでしょうか。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載