『kufura』では、子どもがいる20代~50代の既婚男女にアンケートを実施し、「子どもが生まれてからパートナーが変わったと思うこと」について、いい面と悪い面の両方を聞いてみました。
前回ご紹介した【夫の声】に続き、今回は妻の声(171名)をお届けしていきます。
いい意味で変わったところは?
null家事・子育て
「以前は私が家事全般をやっていたのですが、子どもが生まれて家事をやる余裕がなくなると、なにも言わなくても自ら率先して洗濯や掃除機をかけてくれています」(30歳/総務・人事・事務)
「ご飯を作る回数が増えて、助かってます」(45歳/主婦)
「洗濯をしてくれるようになった」(43歳/主婦)
「ともかく育児には積極的。抱っこやおむつ替えはもちろん、絵本の読み聞かせも夫の仕事です」(31歳/主婦)
子育てはとにかく大変。家事も子育ても夫婦2人で分担できれば、それだけ負担も減るもの。夫が率先して動いてくれると、妻はとっても助かりますね。
生活
「休みの午前中、だらだらしなくなった」(30歳/主婦)
「休みの日は昼まで寝ていたが、早くおきて子どもと遊んでくれるようになった」(44歳/その他)
「普段寝転がってばかりだったけど、子どもに“パパ〇〇して”と言われるようになって自ら動くようになった」(34歳/主婦)
「朝起きるのが苦手で昼過ぎまで起きてこなかったが、今は息子と早朝ジョギングをするようになった」(36歳/主婦)
「以前よりも早く帰宅し、自宅時間が増えた」(47歳/公務員)
「仕事を辞めたいなどの愚痴がなくなった」(53歳/主婦)
「子どもが生まれてから、ゲームの時間が減りました」(38歳/主婦)
生活スタイルの変化を挙げた回答もたくさんありました。「朝起きるようになった」「自宅での時間が増えた」など、いい変化をもたらすようです。
健康・衛生
「娘とお風呂に入るために、水虫を治してくれました」(44歳/主婦)
「ヘビースモーカーだったのにタバコを止めた」(43歳/主婦)
「夫が子どもと2人で出かけたときに、喫煙所に行くため子どもの元を離れると子どもが危険な目に遭うかもしれないことを伝えたら、タバコをやめた」(32歳/主婦)
「子どもが産まれてから、大好きだったタバコも酒も、やめてくれました」(41歳/主婦)
「子どもと一緒に運動するようになって、不健康だった体がすっかり健康になりました」(56歳/主婦)
子どもの健康や体を気遣って、タバコをやめたり、運動するようになったりした男性もいるようです。可愛い子どものためなら、長年の習慣もきっぱり止められるのかも。
性格
「完璧主義が緩和された。子どもは思い通りにはいかないので」(48歳/主婦)
「責任感をもつようになった」(45歳/主婦)
「柔らかな物腰になった」(57歳/主婦)
「もともと優しかったがさらに丸くなった」(33歳/主婦)
「優しくなった」「柔らかくなった」など、性格の変化を答えた人も少なくありませんでした。家族への愛情が増えているようで、嬉しいですね。
残念な意味で変わったところは?
null家事・子育てを妻任せに
「子どもの機嫌が悪くなると私に任せてどこかに行くようになった」(40歳/主婦)
「妻任せの行動が増えた」(49歳/営業・販売)
「急に亭主関白な発言が増えた。例えば、家事や育児は女の仕事。少し時間ができコーヒーを飲んでいると、何もしていないかのように小言を言ってくるなど」(29歳/主婦)
「子育て以外の家事に一切興味を示さなくなった。子どもは見てやるから、他のことはお前がやれって感じです」(56歳/主婦)
「いい意味で変わったところ」の回答で、子どもが生まれたら「家事を手伝うようになった」という答えがあった一方で、逆に「家事も子育ても妻任せになった」という意見もありました。妻からすれば、「一緒にやってよ!」と言いたいところですね。
夫がまさかの赤ちゃん返り?
「子どもと本気で戦うようになって、子どもが増えたようで面倒くさい」(43歳/主婦)
「産んだ覚えのない長男になった」(56歳/主婦)
「旦那にかまえる時間が減って、今まで以上にかまってちゃんになりました。気持ちはわかるが、時間が無いので困ります」(32歳/広報・宣伝)
「子どもに手がかかっている分、私が相手をしないとすねるようになった」(51歳/主婦)
夫の変化として、「赤ちゃん返り」ならぬ「子ども返り」を挙げる回答がちらほらありました。夫からの声でも聞かれたように、妻が子ども優先となったことに寂しさを感じている夫は多いのかもしれません。とはいえ、子どもがもう1人増えたようなものだと、妻としてはやっぱり大変ですよね……。
夫婦の関係
「子ども優先になり、私の話を聞いてくれないことが多くなった」(27歳/総務・人事・事務)
「たまには2人で出かけようと誘っても子どもと一緒に出かけたいと言う」(32歳/主婦)
「私を女性として見なくなり、子どものお母さんだと割り切って接していること」(44歳/主婦)
「子どもがいないときは、君付け、ちゃん付けで呼び合っていたけど、そういう甘々な雰囲気がなくなった」(53歳/主婦)
子どもができれば、それぞれ「ママ、パパ」になって夫婦の関係も少しずつ変わっていくケースも。一部の夫からも聞かれたように、そこに寂しさを感じる女性もいるようです。
子どもに甘すぎ
「子どもが好きすぎて子離れできなくなった」(44歳/主婦)
「やたらと子どもにおもちゃを買うので、家がごちゃごちゃになってしまった」(47歳/主婦)
「子どもが甘えると何でも買ってしまう」(51歳/総務・人事・事務)
「子どもが可愛いのはわかるが余計なおもちゃを買いすぎてる。高いものは買わないで、といつも言ってます」(27歳/主婦)
子どもが可愛いあまりに、夫が「なんでも買ってあげてしまう」「子離れできない」という妻たちの声もありました。気持ちは分かるけれど、「少しは子どもに厳しくして!」と言いたくなる場面もありそう……。
子育てで意見が衝突
「価値観の違いで、育児の事で衝突する事が増えた」(41歳/主婦)
「子どもの事で意見が合わず衝突ばかりしています」(49歳/その他)
「育児の方針が違うので子どもの事で言い合いが多くなった」(45歳/主婦)
少数派でしたが、子育てや子どもへの対応のことで意見が異なり、夫婦で衝突することが増えたという回答も寄せられました。ふたりで意見を交わしながら、子育ての方法を探っていくことも、夫婦にとっては大切な子育てのプロセスですね。
いかがでしたか? 「共感できる!」と思う回答も少なくなかったのではないでしょうか。子どもができてプラスに変化したこともあれば、またその反対も多く聞かれましたね。
自分では意外と気づいていなくとも、パートナー目線では何かしら変わったなと感じるところがあるのかも。“お互い様だよね”という気持ちで、ちょっと自分を省みる機会にしてみてはいかがでしょうか。