多くの人が結婚の失敗を恐れていることの表れだと思いますが、皆さんは結婚相手を選ぶうえで一番大切なことって何だと思いますか?
前回の【妻編】に続き、今回は既婚男性358人に「もう一度結婚相手を選ぶとしたら、どんな人を選びますか?」と質問をしてみました。
結婚生活で“甘い瞬間”も“苦い瞬間”も経験してきたであろう人たちが選択した条件とは?
回答結果は、ランキング形式でお届けします。複数の条件が含まれた回答は、それぞれの項目でカウントしました。
5位:価値観・趣味が合う人(10人)
null「性格が合うのが一番なので、性格が自分と似通った女性」(31歳・営業・販売)
「趣味が合う人。旅行が趣味なので一緒にいろんな所へ出掛けたい」(48歳・その他)
「趣味や価値観が近い人」(47歳・その他)
ともに過ごす時間の中で、同じようなポイントで感動して、同じものを食べて「おいしい」と言える相手と一緒にいると居心地がよさそうですね。
4位:家事スキルが高い人(14人)
null「料理がおいしくて、話を聞いてくれる人。向上心がほどほどにある人」(41歳・技術職)
「家事を怠らない女性」(45歳・総務・人事・事務)
「家事がきっちりできて旦那ラブな妻が良い」(39歳・その他)
「料理上手でもの静かな女性。やはり胃袋を掴まれるのは大きいし、何でも聞いてくるのはしんどく感じるから」(44歳・営業・販売)
妻側は“家事を分け合える夫”を望んでいたのに対し、夫側は“全てそつなくこなす家事スキルを持つ妻”を望む傾向がありました。このあたりの認識の差はのちのち夫婦間の火種となりそう。
3位:好みの容姿の人(24人)
null「もう少し自分好みの容姿をした妻」(33歳・営業・販売)
「脚の細い女性(好みだから)」(45歳・その他)
「美しい妻。きれいな妻がいる生活とはどんなものなのか知りたい」(37歳・営業・販売)
「美人はいつ見ていても美人なので次は美人と結婚したいです。かわいい人でもいいですね」(48歳・その他)
「すごく美人な女性。一緒に歩きたい」(55歳・技術職)
「背が高くてお尻と胸が大きい女性と結婚したい」(56歳・営業・販売)
好みの外見かどうかは、一部の回答者にとっては重要な様子。なんだか、今と全く違う結婚生活をイメージして楽しんでいる節もありそうですが……。
2位:優しい・穏やかな人(75人)
null「おっとり優しいおとなしいひと」(44歳・営業・販売)
「度量が大きく、すぐ不機嫌にならず、寛容で、知識が深く、許容範囲の大きい人」(47歳・研究・開発)
「性格は穏やかで、体型を気にする人がいい」(36歳・その他)
「一緒に居て、穏やかに過ごせる女性」(47歳・技術職)
「謙虚な心の優しい女の子」(42歳・その他)
「優しくて気が利く女性」(48歳・金融関係)
「従順できれいでスタイルが良くてお金持ちで優しい二次元の嫁」(46歳・その他)
「なんでも言うことを聞いてくれる従順な女性」(41歳・公務員)
共感力をともなう優しさを求める人がいる一方で、“優しさ”と言いながら“謙虚”“従順”“おとなしい”など、コントロールしやすい特性を望んでいるような回答もありました。
「そんな人、おらんで!」と思わずつっこみたくなるような夢見がちな回答もいくつかありましたが、妻サイドも「大金持ちのイケメン」といった回答があったのでお互い様なのでしょうか。
1位:「今の妻(のような人)」と結婚したい(78人)
null今回のアンケートでは、もう一度結婚相手を選ぶとしたら「今の妻」という回答が最も多いという結果になりました。これは【妻編】の結果と同じでした。
「今の妻と結婚したい。私にとって最高の妻だから」(40歳・営業・販売)
「あまり細かいことを言わない妻。今の妻もそんなところが良いと思うので」(44歳・営業・販売)
「今の妻ともっと早くに結婚して、子育てを早めに終えて楽しみたい」(52歳・総務・人事・事務)
「今と同じように頭のいい女性」(49歳・営業・販売)
「今の妻が良いが、親と同居する必要がないのが望ましい」(57歳・会社経営・役員)
理想の“スペック”をあれこれ並べるのではなく、妻の存在こそが今の自分にピタリとはまった条件であることがうかがえます。
妻を形容する言葉としては、“優しい”“賢い”“楽しい”といった言葉が目立ちました。
【まとめ】「優しい人がいい」は地雷ワードかも…男女が求める「優しさ」の違い
null以上、2回にわたり既婚男女によるもう一度結婚相手を選ぶとしたら……という質問の回答結果をご紹介しました。
皆さんの結婚生活の空気感がなんとなく伝わってくる回答もありましたね。
ちなみに、6位以降は「性的魅力がある(9人)」「おとなしい・静か(9人)」「金銭感覚(7人)」などの回答が続いていました。
結婚生活に望むことは既婚者同士でも、バラバラでした。
夫編と妻編を通じ、優しさと思いやりを望む人が多かったのですが、妻は“家事・育児に参加し、自分に共感してくれる優しさ”を求めている人が多かったのに対し、夫は“逆らわずに尽くしてくれる優しさ”を求めている人が多いように感じました。
「結婚するなら、優しい人がいい」という漠然とした言い方は、ちょっと危険なのかもしれない……と、感じた次第です。