婚約指輪、4割強の人は「もらっていない」
nullプロポーズとセットのように扱われることもある婚約指輪ですが、金銭的な負担や、つける機会が少ないなどの理由によりもらわない人も増えているとか。
結婚した方に尋ねたところ、
もらった・・・172人(56.2%)
もらっていない・・・134人(43.8%)
と、4割強の方は婚約指輪をもらっていないという結果になりました。婚約記念品は交わさず、新婚時の生活資金に充てたいという人や、普段から使えるような記念品を、という人も多くいるようです。
では、婚約指輪をもらった人は、その後どのように扱っているのでしょうか。婚約指輪をもらった172人の方に伺ってみました。
もらった婚約指輪、いまはどうしてる?
nullしまったまま
「大事に保管している。婚約指輪を作り変えることも考えたが、思い出を残すために止めた」(57歳/主婦)
「結婚後はずっと着けていましたが、キズが目立つようになったのでBOXでお留守番中です」(59歳/その他)
「今はつかってない。洗面台においてある。多分なくしても気づかない」(41歳/主婦)
「ケースにしまってあるが、太くなってしまい、もうきついと思う」(37歳/営業・販売)
「ジュエリーボックスで眠っています。好みではありませんでしたからほぼつけません」(38歳/主婦)
圧倒的に多かったのが、しまったままつけていないという声でした。大切なものだからしまっておく、好みではないデザインの指輪だった、など、その理由もさまざま。他にも、つけていたら折れ曲がってしまいそのまま記念品としてジュエリーボックスに放置している、という方もいました。
披露宴やお出かけなどでつけている
「記念日やお出かけの時につけています」(32歳/広報・宣伝)
「しまってある。パーティーなど集まりのある時に使う」(43歳/主婦)
「使わないときはその時入っていた箱に入れて保管している。友人の結婚式や、子どもの行事などの特別なときにだけはめている」(34歳/公務員)
「ジュエリーボックスにしまっています。かわいらしいデザインなので外出時にはつけませんが 家で記念日を祝う時等にはめます」(43歳/主婦)
次に多かったのが、披露宴やパーティー、子どもの行事などの特別なときに限定してつけるというもの。婚約指輪は高価なものも多く、日常生活ではつけづらい大切な指輪。だからこそ、特別なときに出番を、と考える人も多いようです。筆者の母も冠婚葬祭などの機会には、婚約指輪としてもらった一粒真珠の指輪を必ずつけています。
普段使いしている
「結婚指輪と二重にしてつけている」(44歳/総務・人事・事務)
「いつもはめている」(49歳/主婦)
「休みの日はつけている」(47歳/公務員)
パートナーからプレゼントされたものだからこそ、日常的に身につけているという声も上がりました。その場合、毎日つけられるように、結婚指輪と重ねづけできるような細いものや、結婚指輪とセットでつけられるデザインのもの、爪がなくひっかかりにくいデザインのものを選んでいるということが多いようです。
「サイズが合わなくなりリメイクして、ネックレスに変身させた」(57歳/コンピュータ関連以外の技術職)
と、普段使いできるようにリフォームしたという方も。もらってすぐには難しいかもしれませんが、長く使わなくなっている場合は、リフォームして記念品を生まれ変わらせるのもいいかもしれません。
残念…盗られた・なくしてしまったという方も
「なくしました」(49歳/総務・人事・事務)
「窃盗犯に遇い、盗まれました」(49歳/主婦)
「40数年も前に、もらった指輪、着けなくなって数十年、いつに間にやら行方不明に」(67歳/主婦)
悲しいかな、高価なものゆえに盗まれてしまったり、しまいこんだまま、どこにいったのかわからなくなってしまったという方もいました。実は筆者も、婚約中につけていた指輪から石だけなくなってしまうということがありました。とはいえ、ものはもの、パートナーとの絆に換えられるものはありません。
婚約指輪は、これからの生活を一緒に歩もうという決意と共に贈られるもの。大切と思うあまり生活の中に埋もれてしまうこともありますが、“この人を一生のパートナーにしたい”と思った気持ちを思い出すものでもあります。夫婦の時間や絆を育む中で、時として婚約指輪で新鮮な気持ちを思い出すのもいいかもしれません。