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【夫編】「結婚の理想と現実の違い」結婚して初めて気づいたことを夫75人に聞きました

“理想”とは、人が考えることのできるもっとも素晴らしい状態のこと。あくまでも、想像上の世界のことです。

どんな場面でも理想と現実にはギャップが生じるものですが、結婚生活にも理想と現実の“かい離”が生じることがあるようです。

今回は結婚してから15年以下の既婚男女196人(男性75人・女性121人)にアンケートを実施。結婚してから気づいた「結婚の理想と現実の違い」について質問しました。

回答は男女別にお届けします。今回は“夫サイド”からの声をご紹介します。

皆さんの回答を見ていると、「理想に及ばない」というものばかりではなく「理想よりもよかった」というノロケ回答もありましたよ!

それでは、多かった回答をカテゴリ別にランキングでお届けします。

「わかるわかる」と共感したり「これは自分とは違う」と突っ込んだりしながらアンケート結果を読んでみてください。

5位:生活の自由度(6人)

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「喫煙が自由にできなくなったこと」(38歳・コンピュータ関連技術職/結婚8年)

「自分の時間やお金が圧倒的に少なく、やりたい事もできない」(38歳・その他/結婚4年)

「自分の時間が思ったよりもとれないこと」(46歳・デザイン関係/結婚14年)

自分が思っていたよりも時間、お金、行動の自由が制限されたという声がありました。

融通がきかなくなって息苦しく感じるのか、支え合って地に足がついた実感を得られるのか。どちらに転ぶかわからないために、結婚をためらうカップルもいるかもしれませんね。

4位:部屋の状態(7人)

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「片付いた部屋にしたいができない」(45歳・技術職/結婚13年)

「お風呂を綺麗に使う予定だったが、だんだん汚くなっていった」(41歳・会社経営・役員/結婚1年以内)

「家をきれいに維持したかったが、奥さんが掃除をしない」(41歳・その他/結婚2年)

「きれいに片付いた家に住むのが理想だったが、現実的には散らかって汚れていて、一人暮らしの時の方がきれいだったこと」(59歳・ その他/結婚11年)

夫サイドからの声で思いのほか多かったが「部屋が片付かない」という回答です。放っておけば物は増え、チリは積もり、台所には油がこびりつきます。親元を離れて夫婦で生活をまわすようになると、部屋の清潔さを保つために努力が必要なことを身をもって実感することもありますよね。家族が増えるほど、部屋の状態のコントロールは難しくなります。

3位:夫婦関係の変化(9人)

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「毎日楽しく生活するつもりがお互い文句の言い合い」(44歳・その他/結婚14年)

「夫婦の会話が予想に反してなくなり、子ども中心の生活になった」(51歳・総務・人事・事務/結婚15年)

「いつまでも恋人のような夫婦が理想だったが、子育てに追われてそんな雰囲気はすっかりなくなった」(43歳・その他/結婚11年)

「仲良く暮らしたかったがけんかが多い」(42歳・その他/結婚2年)

夫婦関係が変わってしまった理由は、時間のせい、環境のせい、相手のせい、自分のせい。

きっとそれぞれに言い分があると思います。シニア男性からは「1+1=2とは限らない」「1人は寂しい、2人はうざい」という含蓄のある回答もありました。

2位:家計(11人)

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「金銭感覚が異なりすぎて家計の遣り繰りが大変」(41歳・コンピュータ関連技術職/結婚8年)

「意外にお金がたまらないことに気づいた」(39歳・総務・人事・事務/結婚8年)

「共働きで金銭的に余裕を持ちたかったが、妻が働かない」(32歳・技術職/結婚5年)

「現実はお金のやりくりが大変なこと」(39歳・結婚コンピュータ関連技術職/結婚10年)

子育てや家庭の維持に「思いのほかお金がかかる」と実感している声、夫婦の金銭感覚の違いに苦しんでいる声が聞かれました。2人の生活が日常になることで、少しずつ金銭感覚の違いが浮彫りになっていくケースもあるでしょう。

1位:妻の性格(13人)

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「結婚前は優しかったけど、結婚した後はどんどん怒りっぽくなった」(53歳・ 金融関係/結婚15年)

「もっと優しい相手だと思っていたら全然違っていた」(41歳・金融関係/結婚9年)

「思ったよりこまかかった」(46歳・広報・宣伝/結婚15年)

「愛情深い」(48歳・営業・販売/結婚14年)

「意外にヨメさんがきれい好きだった」(40歳・コンピュータ関連技術職/結婚8年)

結婚の理想と現実のギャップとして最も多くの回答が集まったのが、“妻の性格”についてでした。「怒りっぽくなった」という回答が複数見られましたが、その反対に「思っていたより優しかった」という声もありました。

「理想と現実の差はない」との声も

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さて、ここまで読んで結婚の“負の面”を垣間見た気持ちの方もいらっしゃると思いますが、75人中9人の男性は「理想と現実の差を感じていない」と回答しています。

「結婚に理想を持っていなかったのであまり感じない」(48歳・コンピュータ関連技術職/結婚11年)

「理想に近い状態で毎日を過ごしている」(40歳・営業・販売/結婚13年)

「特にないです。いまでも妻のことが大好きです」(40歳・その他/結婚11年)

良い関係を築いていることがうかがえますね。

【まとめ】他力本願な「理想」は打ち砕かれることも…

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今回は、既婚男性に聞いた結婚の理想と現実の差についてお届けしました。

「結婚して幸せになって」とアドバイスをする既婚者がいれば、「結婚は墓場だよ」とグチる既婚者もいます。結婚の理想と現実の差には一定の傾向があるものの、その感じ方は1人1人異なっているようです。

今回のアンケートでも、マイルドな回答から険悪な夫婦仲を連想させる回答までさまざまでした。

また、「部屋をきれいにして欲しかった」「家計をきっちり管理して欲しかった」「家事をしっかりして欲しかった」などの相手頼みの理想は、なかなか思惑通りにいかないことが多いようです。

さて、妻サイドからは夫サイドとは異なる傾向が見られました。次回は既婚女性の声をご紹介します!

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