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夫が妻に「ここだけは直してほしい」と思っていること。不満内容から見えてきたのは…

「ずっと一緒にいたい」という気持ちを抱いて結婚した配偶者でも、「せめてここだけは直してほしい」という行動や思考のクセ、ありませんか? 『kufura』編集部は既婚男女642人にアンケートを実施。「相手の『ここだけは直してほしい』と思うこと」と、その理由についてうかがいました。

結果は男女別に2回に分けてお届けします。初回は20~50代の既婚男性355人の回答結果をランキング形式でご紹介します。

夫が妻に「ここだけは直してほしい」6~10位は?

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まず、夫が妻に「ここだけは直してほしい」と感じていることの6~10位の結果を一気にご紹介します。

10位・・・就寝中の様子(7人)

「イビキがうるさい。安眠妨害なので」(52歳・その他)

9位・・・イライラ・不機嫌(8人)

「すぐイライラするところ」(28歳・その他)

8位・・・子どもとの向き合い方(9人)

「気分に左右されて子どもにキツイ言い方をすることがある」(50歳・営業・販売)

7位・・・言葉遣い(10人)

「カッとなると言葉遣いが悪くなる」(47歳・公務員)

6位・・・家事の仕方(11人)

「時々掃除をさぼるところ」(56歳・その他)

言葉遣い、イライラ、家事の仕方……など、その内容は多岐にわたっています。

以前、同じアンケート対象者に「配偶者の『ここは尊敬できる』」ところについてアンケートをとっています。その回答内容は、優しさ・仕事への姿勢など普遍的な内容が多かったのに対し、不満を抱くポイントについてはより細分化されています。

尊敬よりも、悩みや不満の原因は多様なのかもしれません。

続いて上位5つの回答をご紹介します。

5位:金銭感覚(12人)

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「金銭感覚が大雑把なところ」(42歳・営業・販売)

「経済的な感覚が乏しい」(53歳・金融関係)

「とにかくお金に細かくて、利用額を細かく聞いてくること」(44歳・その他)

「衣服にお金をかけないでほしい」(57歳・総務・人事・事務)

夫婦間で金銭感覚をピタリと合わせることは不可能。そうであっても、「どうお金を使っていくか」についての根本的な考え方に賛同できない場合、相手への不満となって蓄積し、「ここだけは直して欲しい」という強い思いに変わっていくようです。

4位:ズボラなところ(13人)

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「調味料のフタをしっかりと閉めないところ」(55歳・その他)

「何事にもルーズなところ」(49歳・その他)

「開けっ放し、出しっぱなし、など直してほしい」(53歳・営業・販売)

「部屋の片付け。忙しいから、物を出しっぱなしになることがよくある」(53歳・その他)

「物を散らかす」(45歳・ 公務員)

“出しっぱなし”“開けっぱなし”など、少々ルーズなところに対する不満の声が聞かれました。同様の回答は女性からも多く集まっています。

3位:細かい・几帳面なところ(20人)

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「几帳面過ぎる」(53歳・営業・販売)

「細かいダメ出し。イライラしてやる気が失せてしまう」(35歳・その他)

「細かいことまできっちりするところ。疲れると思うから」(42歳・その他)

「神経質だと思う。いつも見えない菌と戦っている。コロナ禍で一段と厳しくなった」(49歳・営業・販売)

4位がズボラな一面だったのに対し、3位は“細かすぎる”という声です。不快にならないズボラさと、窮屈に感じない几帳面さについては、1人1人求める温度感が異なるようです。

2位:感情的になるところ(20人)

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「口うるさいし、すぐ怒るし、気が短いし……等々、言い出すとキリがない」(53歳・その他)

「ちょっとしたことで急に怒る」(42歳・総務・人事・事務)

「自分の思い通りにならないと、すぐに怒ること」(40歳・金融関係)

「感情的に怒らないでほしい。気にいらないと、無視したりする」(50歳・その他)

「すぐに怒るところ。冷静に話し合う余裕を持ってほしい」(51歳・コンピュータ関連技術職)

子どもや夫に対して感情的に怒ったり怒鳴ったりするところを「直して欲しい」という声です。一方で妻側の声を見ると、感情の爆発に至るまでのプロセスが解き明かされるような回答も見受けられます。

1位:愚痴・文句・小言(34人)

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「小言や理想論を前面に出した文句を言わず、もっとおおらかに接して欲しい」(42歳・企画・マーケティング)

「愚痴をこぼすことが多くなった」(58歳・公務員)

「うるさいところ。いつまでも言い続けてくるのでいやになってしまう」(48歳・技術職)

「口うるさい、しつこい、根に持ちすぎ」(49歳・その他)

「趣味に口うるさい。コレクションをゴミ扱いしてくる」(37歳・総務・人事・事務)

妻側が「聞いて欲しい」「わかって欲しい」という気持ちでこぼした愚痴、小言、文句であっても、その頻度や言い方によっては「自分ばかり責められている」「口うるさい」と感じるケースが多いようです。

【番外編】夫が妻にここだけは直してほしいところ

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今回のアンケートではこのような回答もありました。

「お菓子食べ過ぎ」(54歳・研究・開発)

「いつまでも高校時代の成績を鼻にかけるな」(58歳・その他)

「周りから注意されることがないので自分に甘いところだと思いました」(48歳・その他)

「物を乱暴に扱うところ」(52歳・コンピュータ関連技術職)

「束縛が激しいところ」(30歳・営業・販売)

「買ってきた食材を床に直接置くところ。自分は食べ物を床に置かないと言うしつけを受けてきたので、直してほしいと思う」(50歳・その他)

「考えることはすべて自分に丸投げなところ」(28歳・営業・販売)

生活習慣、思いやりの欠如、依存心が強いなど、さまざまな回答がありました。夫婦の不満が紋切型ではないことが見えてくる回答内容ですね。

 

以上、今回は夫が妻に「ここだけは直してほしい」と感じていることについてお届けしました。

ズボラなところを不満に思っている人がいれば、几帳面なところを直して欲しいと思っている人もいて、妻の浪費癖に悩む人がいれば過剰な節約に不満を覚える人もいます。

自分が望む”完ぺきな人”は存在しないからこそ、相手の欠点とどう折り合いをつけていくかは、結婚生活の大きな課題であるようです。

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